ネイリストの資格とキャリアパス|検定はどこまで必要か
検定と実務の関係、サロン勤務から独立までの道筋。どの段階で何を身につけるかを整理します。
専門学校・メーカー・サロン内。教える仕事の3つの場所と、技術があることと教えられることの違いを整理します。
VANNA Recruit 編集部公開:更新:
現場で技術を身につけた人が、次に教える側へ回る。美容の業界には、その道があります。
ただし、施術ができることと教えられることは別の能力です。ここを混同すると、なってから苦しくなります。
美容学校などの養成施設、メーカーやディーラー、サロンの中。それぞれ求められるものも収入の形も違います。
サロン内で新人を育てる役割についてはサロンの教育担当になるにまとめており、この記事では外部で教える道を扱います。
美容師を目指す学生に、実技と学科を教えます。カリキュラムに沿って進めるため、自分の裁量は限られます。
教員として働くには、実務経験や所定の講習など、制度上の要件が定められています。要件は改正されることがあるため、学校か所管の機関で確認してください。
自社の商材の使い方を、サロンのスタッフに向けて教えます。講習会やセミナーの形が中心です。
商材の販売と結び付いているため、営業に近い側面があります。美容商材の営業との境目は、会社によって違います。
スクール講師・インストラクターの求人から探せます。数は多くないため、時期を待つことになる場合があります。
社内での登用や、取引のあるメーカーからの誘いという経路もあります。考え方は業界のつながりをどう持つかにまとめています。
現場での年数が条件になることが一般的です。何年必要かは、教える場所によって違います。
年数だけでなく、どの施術をどれだけ担当してきたかも見られます。数字で示せるようにしておいてください。伝え方は経験者採用で評価されることにまとめています。
手が覚えている動作を、言葉にする必要があります。シャンプーひとつでも10以上の動作に分かれます。
分解できないと、「もっと丁寧に」としか言えません。ここでつまずく人が多くいます。
いきなり外部で教える前に、店の中で新人を担当してみてください。教えることが向いているかが分かります。
分解して伝えられるか、相手のつまずきを特定できるか。試してから決めるほうが確実です。
養成施設の学生も、サロンのスタッフも、指示だけでは動きません。なぜそうするかを説明できる必要があります。
自分が受けた指導をそのまま再現しないでください。厳しく言われて伸びたと感じていても、同じやり方で辞める人がいます。
指名による歩合が無くなるため、収入の形が変わります。固定給が中心になることが多くなります。
現場で指名を多く持っていた人ほど、下がる可能性があります。額を先に確認してください。
固定給か、講習1回あたりの単価か、その組み合わせか。単価制の場合、月によって収入が変動します。
計算の考え方は美容師の給料の仕組み、明細の読み方は給与明細の読み方にまとめています。
養成施設では、授業の時間割に沿った勤務になります。サロンより時間が読みやすくなります。
メーカーの講習では、サロンの定休日や営業時間外に行われることが多く、土日や夜の勤務が発生します。
講習で各地を回る形では、移動の時間と費用が発生します。移動が労働時間に含まれるかを確認してください。
交通費支給の求人かどうかで、実質的な収入が変わります。
養成施設では、学校の休みに合わせた休日になります。土日祝が休みになる場合があり、美容の現場とは大きく違います。
土日祝休みの求人を探している人には、この点が魅力になります。
立ちっぱなしの施術や、薬剤への接触が減ります。手荒れや腰の負担で悩んでいる人の転向先になります。
考え方は体力が変わってきたときにまとめています。
経験があることが価値になる仕事です。ミドル・シニア歓迎の求人もあります。
考え方は40代からの美容業界転職にまとめています。
現場から離れると、手は鈍ります。教える内容が実態から離れていくことにもなります。
定期的に現場に立つ機会を作ってください。両立できる形かを、入る前に確認しておくとよいです。
サロンで働きながら、講習の講師を務める形があります。収入も技術も維持できます。
副業・Wワーク可の求人であれば、この形が取りやすくなります。進め方は副業として美容の仕事をするにまとめています。
現場での実績に加えて、教えた経験を書いてください。何人を、どのくらいの期間、どこまで育てたか。
書き方は職務経歴書の書き方にまとめています。
なぜ現場ではなく教える側なのか。ここは必ず聞かれます。
「体力的に」だけで終えず、教えることで何をしたいかへつなげてください。書き方は志望動機の書き方にまとめています。
業務委託では社会保険から外れます。比較は雇用形態の比較にまとめています。
授業や講習を見学できるか聞いてください。実際の進め方と、受講する人の反応が分かります。
あわせて、担当する回数、1回あたりの人数、準備にかかる時間を確認してください。準備の時間が労働時間に含まれるかも重要です。
授業や講習は、話す時間の何倍も準備がかかります。資料の作成、手順の確認、道具の用意。
この時間が労働時間に含まれるかを確認してください。含まれない場合、実質的な時給が下がります。
まず、店の中で新人を1人担当させてもらってください。教えることが向いているかは、やってみないと分かりません。
次に、自分の実務経験の年数と、担当してきた施術を数字で書き出します。そのうえで、スクール講師の求人で必要な条件を確認してください。
職種別ガイドの記事一覧もあわせて読めます。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
検定と実務の関係、サロン勤務から独立までの道筋。どの段階で何を身につけるかを整理します。
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美容の専門学校、メーカーや商社の技術指導、サロン内での教育担当の3つに大きく分かれます。それぞれで求められるものが違い、まずサロン内の教育担当から始める人が多くいます。
美容の養成施設で教える場合、一定の実務経験や講習の修了が求められることがあります。要件は制度で定められているため、応募前に学校の採用担当に確認してください。
現場で何年働いたかと、何を担当できるかが見られます。教えるためには自分ができることが前提になるため、経験年数が短いうちは選択肢に入りにくくなります。
別の能力です。自分がどうやっているかを言葉で説明できるか、相手のできない理由を見つけられるか。この2つが教える仕事の中心になります。
いまの職場で後輩の指導を引き受けてみてください。相手ができるようになる過程を面白いと感じるかで判断できます。
サロンで指名を持っていた人は下がることがあります。歩合の部分が無くなるためです。学校やメーカーでは固定給が中心になり、安定する代わりに上限も決まります。
学校では授業の時間が決まっており、長期の休みもあります。土日祝休みになることもあり、美容の現場では珍しい条件です。ただし授業の準備や採点は時間外になることがあります。
立ちっぱなしの時間が減り、薬剤に触れる頻度も下がります。手荒れや腰の負担で悩んでいた人には続けやすい形です。
自分が施術する量が減るため、現場の勘は鈍ります。新しい技術や流行から離れることもあるため、意識して現場に触れ続ける人が多くいます。
週の何日かをサロンで働き、何日かを教える形で両立している人がいます。アルバイト・パートや業務委託を組み合わせる方法があります。