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職種別ガイド

カラーリストとして働く|専門にする前に確かめること

カラーを専門に担当する職種の実態。スタイリストとの違い、記録が指名を作る仕組み、薬剤に触れる時間が増えることへの対策を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • スタイリストと比べたときの、担当人数と指名の作り方の違い
  • 同じ色を再現するための記録が武器になる理由
  • 薬剤に触れる時間が長い職種であることの意味
  • 客層によって伸びる技術が変わること

カラーだけを専門に担当する。そういう働き方が、少しずつ増えています。

カット中心のスタイリストとは、身につく技術も収入の作り方も違います。手荒れへの対策が前提になる点も、押さえておいてください。

カラーリストとは何か

カラーの設計と施術を専門に担当する職種です。薬剤の選定、配合、放置時間の管理が中心の業務になります。

カットは担当しないか、担当しても補助にとどまります。美容師免許は必要です。

なぜ専門職が生まれたか

カラーは薬剤の知識が深く、経験の差が仕上がりに直結します。専門に担当することで、店全体の品質が安定します。

デビューまでの年数が長い美容師と違い、カラーに絞れば早く任される面もあります。

スタイリストとの違い

スタイリストは、カウンセリングからカット、仕上げまでを一人で担当します。カラーリストは工程の一部を受け持ちます。

そのため、お客さまとの関係の作り方も変わります。担当する時間は長いものの、全体を任される立場ではありません。

向いている人

薬剤の知識を積み上げることが面白いと感じる人。色の設計を考えることが好きな人。

一方、施術全体を自分で完結させたい人には、物足りなくなります。

記録が武器になる

前回の配合、放置時間、仕上がり、髪の状態。これが残っていれば、次の精度が上がります。

カラーは前回の履歴が結果を左右するため、記録の丁寧さが技術の一部になります。

手荒れへの対策が要る

薬剤に触れる時間が最も長い職種です。手荒れが起きやすく、悪化すると続けられなくなります。

対策は美容師の手荒れ対策、体調に及ぶ場合は薬剤で体調を崩したときにまとめています。

店の対策を確認する

施術中の手袋の着用が認められているか、換気の設備があるか。面接で確認してください。

制限している店もありますが、安全に関わる話として相談する価値があります。

求人の探し方

カラーリストの求人から探せます。美容師の求人の中に、カラー専任の募集が含まれることもあります。

求人票に「カラー専門」「カラーリスト」の記載があるかを見てください。

給与の仕組み

固定給に歩合が付く形が多くあります。歩合給ありの求人では、基準額と率を確認してください。

指名が自分に付くのか、担当したスタイリストに付くのかで、収入への反映が変わります。計算の考え方は美容師の給料の仕組みにあります。

単価と本数の関係

カラーは1件あたりの時間が長く、放置の時間も含めると拘束が長くなります。その間に他の施術を進める運用の店もあります。

1日に何本担当するかを聞いてください。数字で答えられる店は、実態を把握しています。

材料費の負担を確認する

薬剤を最も多く使う職種なので、自己負担の店では負担が大きくなります。

材料費サロン負担の求人との差は、年間では大きな金額です。負担の全体は道具代と材料費の負担にまとめています。

客層で技術が変わる

住宅街の店では白髪染めの比重が高く、繁華街ではブリーチやハイトーンの需要が出やすくなります。

伸ばしたい技術と客層が合っているかを確認してください。調べ方は応募前に店を調べるにまとめています。

カラー専門店という選択

カラーだけを扱う業態があります。単価を抑えて回転を上げる形が多く、件数が多くなります。

体への負担も薬剤への接触も増えます。1日の本数を必ず確認してください。

アシスタントから始める

カラーの補助から入り、任される範囲を広げる形が一般的です。アシスタントスタート可の求人から探せます。

デビューまでの基準を確認してください。進み方はアシスタントからスタイリストへにまとめています。

スタイリストからの転向

カットの負担を減らしたい、薬剤の知識を深めたいという理由で移る人がいます。

一方、手荒れが理由で移るのは逆効果です。薬剤に触れる時間はむしろ増えます。

専門を作る考え方

カラーの中でも、白髪染め、ブリーチ、髪質改善など、さらに絞る道があります。できる人が限られる分野ほど、指名の理由になります。

考え方は専門を作るという選択にまとめています。

労働時間の特徴

放置の時間があるため、複数を並行して進める運用になります。予約が詰まると、休憩が取りにくくなります。

実態は美容師の労働時間と休日の実態にまとめています。

教育の仕組みを確認する

薬剤の知識は、独学では身につきにくい分野です。誰が、何を、どの順番で教えるかを聞いてください。

研修制度が充実した求人は、体系がある可能性が高くなります。メーカーの講習に参加する機会があるかも確認してください。

トラブルへの備え

薬剤による皮膚の異常は、この職種で最も起きやすいトラブルです。施術前の確認と記録を丁寧に行ってください。

責任の所在は施術のトラブルと賠償にまとめています。

独立の可能性

カラー専門の小規模な店として独立する道があります。設備が比較的少なく済みます。

ただし集客の責任が自分に移ります。準備は独立の資金計画にまとめています。

見学で確認すること

薬剤の保管の状態、換気の設備、施術者が手袋を使っているか。この職種では、環境が体に直接効きます。

確認項目は見学・体験入店で見ておきたいことにまとめています。

指名が付きにくい構造

カットを担当しない場合、お客さまは「店」や「スタイリスト」を選んで来ます。自分が指名される形になっていない店もあります。

その場合、努力が数字に反映されません。指名の仕組みがどうなっているかを、面接で確認してください。

メーカーの講習に出られるか

薬剤の知識は、メーカーの講習で更新されます。参加の機会があるか、費用と時間の扱いはどうかを聞いてください。

考え方は美容の資格・検定の選び方にまとめています。

今日からできること

まず、自分が施術全体を担当したいか、カラーに絞りたいかを決めてください。次に、手荒れへの対策を店がどう考えているかを確認します。

そのうえで、カラーリストの求人を3件見て、1日の本数と材料費の負担を比べてください。

職種別ガイドの記事一覧もあわせて読めます。

参照した資料

制度や手続きの詳細は改定されることがあります。実際の判断は、各機関の最新の案内や 専門家へのご相談とあわせてご確認ください。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

カラーリストとは何をする仕事ですか。

カラーの施術を専門に担当します。薬剤の選定、調合、塗布、時間の管理、仕上がりの判断を一日中繰り返します。美容師免許が必要です。

なぜ専門職として分かれているのですか。

カラーの技術が複雑になったためです。白髪をぼかす、色を抜く、透明感を出す、色を長く保たせるなど、求められる仕上がりが細かくなり、専門に扱う人のほうが精度が上がるようになりました。

スタイリストとどう違いますか。

カットをしないぶん担当できる人数が増えます。指名は全体の仕上がりではなく、色の精度と再現性で付きます。一方で、薬剤に触れる時間はスタイリストより長くなります。

どんな人が向いていますか。

色の違いを細かく見分けられる人、同じ仕上がりを再現することに面白さを感じる人、記録で管理するのが得意な人です。一人ひとりと長く話すより施術の精度を上げたい人に向きます。

指名はどうやって増えますか。

記録です。前回の薬剤、放置時間、仕上がり、退色の速さを残している人は再現できます。同じ色を再現できることが指名の理由になり、この習慣はどの店でも通用します。

手荒れは大丈夫ですか。

薬剤に触れる時間が長いため、リスクは高くなります。手袋の支給、換気の設備、長く働いている人の対策を面接で確認してください。対策を持たないまま続けると数年で悪化します。

手荒れが理由でカラーリストに移るのは有効ですか。

多くの場合は逆効果です。薬剤に触れる時間が増えるためです。自分の不調の原因が水なのか薬剤なのかを先に切り分けてください。

収入はどう決まりますか。

固定給と歩合の組み合わせが多く、歩合はカラーの売上に対して付きます。施術時間が長く単価も比較的高いため、1日に何人担当できるかが収入に直結します。

客層で身につく技術は変わりますか。

変わります。白髪染めの比率が高い店ではその技術が伸び、若い客層の店ではブリーチを使う施術の経験が増えます。10年後に何をしていたいかから逆算してください。

いきなり専任になれますか。

多くの場合は塗布の補助から始め、判断を任される範囲を広げていきます。薬剤の知識は独学では身につきにくいため、メーカーの講習に出られるかを確認してください。