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キャリア

体力が変わってきたとき|美容の中で続ける道を作る

腰、手、足の負担は年数とともに効いてきます。辞める前に、施術の中身・職種・働く時間を変えるという選択肢を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • 対策が効かなくなる前に動くほど、選べる道が残る
  • 座って行う職種は腰と足が楽になる代わりに目と肩の負担が増える
  • 施術から離れても、経験があることが強みになる仕事がある

立ち仕事と手の負担は、年数とともに効いてきます。同じ働き方をずっと続けられる人のほうが少数です。

腰が持たない、手荒れが治らない、1日の終わりに指が動かない。こうした状態になってから動く人が多いのですが、その時点で選べる道は狭まっています。早く動くほど、選択肢が残ります。

まず体の対策を試す

働き方を変える前に、できることがあります。手については美容師の手荒れ対策、腰と足については立ち仕事の腰痛・足の負担にまとめています。

薬剤で体調そのものを崩している場合は、原因の特定が先です。進め方は薬剤で体調を崩したときにまとめています。

いまの店で調整できないか聞く

対策をしても改善しないなら、次は担当や時間の調整です。辞める前に、店へ相談してください。

カラーやパーマを減らしてカットとセットを中心にする、施術中の手袋を認めてもらう、勤務時間を短くする。言わなければ、店は気づきません。

施術の中身を変える

同じサロンでも、担当する施術で負担が変わります。薬剤に触れる時間が長いのはカラーとパーマなので、そこを減らすだけで手への負担は下がります。

その調整が難しい店であれば、店を変えるか職種を変える段階に入ります。

座って行う職種へ移る

ネイリストアイリストは、座って行う施術です。腰と足の負担は軽くなります。

一方で、近くを長時間見続けるため、目と肩への負担は増えます。負担の場所が移るだけという点を理解したうえで選んでください。

職種を変えるときの前提

未経験からの入り直しになるため、収入は一度下がるのが普通です。どのくらいの期間で戻るかを確認してから決めてください。

生活が成立する最低額を先に決めておき、それを下回る選択肢は外してください。計算の考え方は給与明細の読み方にまとめています。

施術から離れる道

施術をしない仕事も美容業界にあります。受付・レセプションは予約管理と接客が中心、美容部員・ビューティーアドバイザーは商品の提案が中心です。

施術の経験がある人が受付に入ると話が通じ、お客さまの相談にも技術の裏付けをもって答えられます。未経験の人にはできない部分です。

教える側へ回る

新人の指導を担当する道があります。自分の施術量を減らしながら、店に関わり続けられます。

進み方はサロンの教育担当になるにまとめています。

店の運営へ移る

店長・マネージャーは、施術と運営を兼ねることが多い役割です。施術の比率を下げられる場合があります。

進み方は店長・マネージャーへの道、必要になる数字の扱いはサロンの数字の見方にまとめています。

業界の外側から関わる

美容商材の営業は、サロンを回る仕事です。現場を知っていることが、そのまま材料になります。

美容学校やメーカーで教える道もあります。進み方は講師・インストラクターとして働くにまとめており、実務経験の年数が条件になることがあります。

訪問美容という選択

施設や自宅へ出向いて施術します。1日の件数が少なく、立ちっぱなしの時間は店舗より短くなることがあります。

その代わり、道具の運搬と移動の負担があります。制度の確認から入る必要があるため、進め方は訪問美容として働くにまとめています。

働く時間を減らす

職種を変えず、時間だけ減らす方法もあります。時短勤務可の求人シフト相談可の求人があります。

正社員からアルバイト・パートへ切り替える形もありますが、勤務時間によって社会保険の扱いが変わる可能性があるため、事前に確認してください。仕組みはパート・アルバイトで働くときにまとめています。

年齢を理由に諦めない

美容業界は、年齢を重ねた人を必要としている場面があります。ミドル・シニア歓迎の求人は実在し、落ち着いた客層の店ほど経験のある人を求めます。

考え方は30代からの美容業界転職40代からの美容業界転職にまとめています。積んだものをどう使うかで見られます。

労災になる場合がある

業務が原因で体を痛めた場合、労災保険の対象になることがあります。自己負担で治療を続ける前に確認してください。

手続きは仕事中のけがと労災にまとめています。

完全に離れる選択

美容以外の仕事へ移る道もあります。考え方は美容業界から他業種へにまとめています。

ただし、美容師免許に有効期限はありません。一度離れても戻れるため、免許は失効させないでください。復帰の進め方はブランクからの復帰にあります。

家族と話しておく

働き方を変えると、収入と生活時間が変わります。一人で決めると、後で調整が必要になります。

先に話しておいてください。

目と肩の負担を見落とさない

座って行う職種に移ると腰と足は楽になりますが、近くを長時間見続けるため目と肩の負担は増えます。

いま何がつらいのかを正確に把握しないと、移った先で別の不調が出ます。負担の場所が移るだけ、という前提で選んでください。

収入が下がる期間を見積もる

職種を変えると一度下がります。どのくらいの期間で戻るかを確認してから決めてください。

期間が分かれば、生活の計画が立てられます。分からないまま動くと、途中で続けられなくなります。

判断の順番

体の対策を試す。いまの店で担当や時間を変えられないか聞く。それでも駄目なら、職種か店を変える。

この順番を飛ばして辞めると、次の店でも同じことが起きます。

一度離れて戻る道もある

完全に辞めるか続けるかの二択ではありません。療養や休職を挟んでから、働き方を変えて戻る人もいます。

戻し方は休職から復職するまでにまとめています。

今日からできること

まず、どの動作でいちばん負担を感じるかを1つ特定してください。次に、その動作が少ない職種を1つ挙げます。

そのうえで、その職種の求人を3件見て、収入の水準を確認してください。続けられる形を探すことは、辞めることとは違います。

キャリアの記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

腰や手が限界です。まず何をすればよいですか。

働き方を変える前に、できる対策を試してください。そのうえで、いまの店で担当する施術や勤務時間を変えられないか相談します。辞めずに解決する場合があります。

ネイルやまつげに移れば体は楽になりますか。

座って行うため腰と足の負担は軽くなりますが、目と肩の負担は増えます。負担の場所が移るだけという点を理解したうえで選んでください。

職種を変えると収入は下がりますか。

未経験からの入り直しになるため、一度下がるのが普通です。どのくらいの期間で戻るかを確認してから決めてください。期間が分かれば生活の計画が立てられます。

施術をしない仕事はありますか。

受付・レセプションや美容部員などがあります。施術の経験がある人が入ると話が通じ、お客さまの相談にも技術の裏付けを持って答えられます。未経験の人にはできない部分です。

手荒れが理由の場合、店の中でできることはありますか。

カラーやパーマの担当を減らせないか相談してください。また、施術中の手袋の着用を制限している店もありますが、安全に関わる話として相談する価値があります。

年齢が理由で採用されないのではないですか。

ミドル・シニア歓迎の求人は実在します。落ち着いた客層の店ほど、経験のある人を求めます。年齢よりも、積んだものをどう使うかで見られます。

働く時間を減らすだけでも続けられますか。

時短勤務可やシフト相談可の求人があります。収入は下がりますが、続けられる形になります。ただし勤務時間によって社会保険の扱いが変わる可能性があるため、事前に確認してください。

業務が原因で体を痛めた場合はどうなりますか。

労災保険の対象になることがあります。自己負担で治療を続ける前に確認してください。

一度美容から離れたら戻れませんか。

美容師免許に有効期限はないため、ブランクがあっても戻れます。離れるとしても、免許は失効させないでください。

何から決めればよいか分かりません。

どの動作でいちばん負担を感じるかを1つ特定し、その動作が少ない職種を1つ挙げてください。そのうえで、その職種の求人を3件見て収入の水準を確認します。