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キャリア

業界のつながりをどう持つか|辞め方がそのまま残る

求人票に出る前に決まる募集があります。前の同僚との関係、紹介で入るときの注意、情報の確かめ方を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • 最も効くのは辞め方。丁寧に引き継いだ人は、その後も関係が続く
  • 紹介で入る場合も、条件は書面で確認する
  • 人脈は公的な相談先の代わりにはならない

求人票に出てくる前に決まる募集があります。前の同僚に声をかけられて移る人も、独立のときに相談できる相手がいる人もいます。

こうしたつながりは、意識して作らないと残りません。日々の関わり方で決まる部分です。

何のために持つのか

転職の選択肢が増えること、判断に迷ったとき相談できること、業界の変化を早く知れること。この3つです。

営業のために人脈を作る、という話ではありません。同じ仕事をしている人と、話せる関係が残っているかどうかです。

辞め方がそのまま残る

最も効くのはここです。引き継ぎを丁寧に行い、担当していたお客さまの記録を整えて辞めた人は、その後も関係が続きます。

逆に、連絡なしで消えた記録も残ります。美容の業界は狭く、店長やオーナーが移ることもあります。手順は退職の進め方にまとめています。

前の同僚と連絡を保つ

辞めたあとに完全に途切れる人が多くいます。年に一度でも近況を伝えておくと、関係は残ります。

数年後に、その人が別の店で採用に関わっていることがあります。

声をかけられる立場になる

「人を探しているんだけど」と聞かれる立場は、日々の仕事で作られます。頼まれたことを断らない、記録を残す、遅れない。

特別なことではありません。一緒に働いた人が、また一緒に働きたいと思うかどうかです。

同期のつながり

美容学校の同期は、それぞれ違う店に入ります。数年後には、複数の店の内情を知る集まりになります。

自分の店の条件が相場と比べてどうかも、ここで分かります。判断の材料は美容師の給料の実態にまとめています。

ディーラーや業者との関係

材料を届ける担当者は、複数の店を回っています。求人の情報を持っていることがあります。

無理に聞き出す必要はありませんが、日頃のやり取りが丁寧であれば、話が回ってくることがあります。

講習や大会で会う人

外部の講習に出ると、他店の人と会います。同じ分野に取り組む人とのつながりは、技術の相談相手にもなります。

出場の判断はコンテストと大会への出場にまとめています。

発信を通じたつながり

同業の人も見ています。働く場所を探している人が、店の様子を知る材料にもしています。

ただし、数を追っても意味がありません。考え方は発信と指名づくりにまとめています。

個人情報は持ち出さない

お客さまの情報は店の管理下にあります。つながりを作ることと、顧客情報を扱うことは別です。

扱いは雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。

店の不満を広めない

いまの職場の批判を業界内で話すと、それも伝わります。事実であっても、聞いた側には確かめようがありません。

不満は、話す相手を選んでください。

紹介で入るときの注意

知人の紹介で入る場合、条件の確認が甘くなりがちです。紹介であっても、労働条件は書面で受け取ってください。

読む場所は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。

紹介を断るとき

紹介された選考を断ること自体は問題ありません。ただし、紹介してくれた人にもあわせて連絡してください。

放置すると、その人の立場が悪くなります。伝え方は選考・内定を辞退するときにまとめています。

紹介だけに頼らない

紹介で入る道は楽ですが、比べる対象がありません。1件だけを見て決めることになります。

紹介があっても、他の求人と並べてください。こだわり条件から探すで候補を集められます。比べ方は内定を複数もらったときの比べ方にまとめています。

情報の出どころを確かめる

「あの店は条件が良いらしい」という話は、伝聞であることが多くあります。実際に働いている人から聞いたのかを確かめてください。

最終的には自分で見学し、書面で確認する必要があります。確認項目は見学・体験入店で見ておきたいことにまとめています。

教える側になると広がる

新人を育てる立場になると、育てた人が別の店へ移ってもつながりが残ります。

進み方はサロンの教育担当になるにまとめています。

独立のときに効く

物件、内装、材料の仕入れ、税の手続き。独立の場面では、経験者に聞けるかどうかで進み方が変わります。

準備は独立の資金計画にまとめています。相談できる相手がいない状態で進めると、費用も時間もかかります。

業界団体や組合

地域の団体に加入している店があります。加入していれば、講習や相談の窓口を使える場合があります。

自分の店が何に加入しているかを、一度確認してみてください。

公的な相談先も知っておく

人のつながりで解決しないことがあります。労働条件、ハラスメント、未払い。これらは公的な窓口が対応します。

考え方は職場でのハラスメントを受けたらにまとめています。人脈は相談先の代わりにはなりません。

求人を見続けることも情報になる

つながりが無くても、求人票からは業界の動きが読めます。どの職種の募集が多いか、条件の相場がどう動いているか。

こだわり条件から探す職種から探すで、定期的に眺めておくと基準ができます。探し方は求人の探し方にまとめています。

転職の場面で効く条件

経験者優遇の求人では、前職での実績と評判が見られます。紹介で入る場合も、前の職場での働き方が前提になります。

つながりを持つことと、日々の仕事を丁寧にすることは、同じことの裏表です。

無理に広げなくてよい

交流の場が苦手な人もいます。数を増やすことが目的ではありません。

一緒に働いた人との関係を丁寧に閉じるだけで、必要なつながりは残ります。以前の店に戻る道が開くこともあり、扱いは前の店に戻るという選択にまとめています。

情報を出す側にもなる

聞くだけの関係は続きません。自分が知っていることを渡す側にも回ってください。

薬剤の使い勝手、講習の内容、業者の対応。日々の仕事で知ったことが、相手にとっての情報になります。

今日からできること

まず、前の職場で連絡が取れる人が何人いるかを数えてください。次に、そのうち1人に近況を伝えてみてください。

そのうえで、いまの職場を辞めるときにどう引き継ぐかを、いまのうちに考えておいてください。辞め方が、そのまま次につながります。

キャリアの記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

業界のつながりは何のために持つのですか。

転職の選択肢が増えること、判断に迷ったとき相談できること、業界の変化を早く知れること。この3つです。営業のために人脈を作るという話ではありません。

何がいちばん効きますか。

辞め方です。引き継ぎを丁寧に行い、担当していたお客さまの記録を整えて辞めた人は、その後も関係が続きます。逆に、連絡なしで消えた記録も残ります。

辞めたあと連絡は取り続けるべきですか。

年に一度でも近況を伝えておくと関係は残ります。数年後に、その人が別の店で採用に関わっていることがあります。

同期のつながりは役に立ちますか。

美容学校の同期はそれぞれ違う店に入るため、数年後には複数の店の内情を知る集まりになります。自分の店の条件が相場と比べてどうかも、ここで分かります。

交流の場が苦手です。

数を増やすことが目的ではありません。一緒に働いた人との関係を丁寧に閉じるだけで、必要なつながりは残ります。

紹介で入るときの注意は何ですか。

条件の確認が甘くなりがちです。紹介であっても、労働条件は書面で受け取ってください。また、紹介だけに頼ると比べる対象が無く、1件だけを見て決めることになります。

紹介された選考を断ってもよいですか。

問題ありません。ただし、紹介してくれた人にもあわせて連絡してください。放置すると、その人の立場が悪くなります。

「あの店は条件が良い」という話は信じてよいですか。

伝聞であることが多いため、実際に働いている人から聞いたのかを確かめてください。最終的には自分で見学し、書面で確認する必要があります。

いまの職場の不満を業界内で話してもよいですか。

広めないでください。事実であっても、聞いた側には確かめようがありません。話す相手は選んでください。

人脈があれば相談先は不要ですか。

違います。労働条件、ハラスメント、未払いは公的な窓口が対応します。人のつながりは、相談先の代わりにはなりません。