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応募・面接

サロン面接の志望動機の作り方|例文3パターンと前職の辞め方の伝え方

サロンが志望動機で見ているのは熱意ではありません。3つの要素で組み立てる方法と、経験者・未経験・ブランクの例文です。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • サロン側が志望動機で確かめている3つのこと
  • 「自分の軸 → なぜこのサロンか → 提供できること」の組み立て方
  • 前職の不満を「これからやりたいこと」に翻訳する方法

志望動機は、書類でも面接でも必ず聞かれます。ここで差が出るのは文章のうまさではなく、「なぜ他のサロンではなく、ここなのか」が具体的に言えるかどうかです。

サロン側が知りたいのは、熱意の強さではありません。「入ってから続くか」「うちのやり方と合うか」を確かめています。

調べてきたかを見ている

サロンの特徴を理解したうえで応募しているかどうかは、数行読めば分かります。公式サイトとSNSを見ていない応募者は、話がどうしても一般論になります。

見学に行っているかどうかも、ここで差が出ます。当日確認する項目はサロン見学のチェックリストにまとめています。

続きそうかを見ている

前職を辞めた理由が、うちでも起きないか。採用する側は、この点をいちばん気にしています。

早期に辞められると、教育にかけた時間が戻りません。だからこそ、続く理由を説明できる応募者が強くなります。

方向が合うかを見ている

目指す働き方と、サロンが提供できるものが一致しているか。技術を深めたい人に物販中心の仕事を任せても、どちらも損をします。

方向が違えば、能力が高くても採用しないことがあります。それは落とされたというより、合わなかっただけです。

「美容が好き」では足りない

「美容が好きだから」「人を喜ばせたいから」は、応募者のほぼ全員に当てはまります。動機として間違ってはいませんが、これだけでは判断材料になりません。

読む側は、この先に何が書かれているかを見ています。

自分の軸を1つに絞る

「技術の幅を広げたい」「指名客を育てたい」「長く働ける環境で腰を据えたい」など、自分の側の目的を1つに絞ります。

複数並べると焦点がぼやけます。何を優先するかを決めることは、応募先を絞ることでもあります。

なぜこのサロンなのかをつなぐ

軸に対して、そのサロンの何が合っているのかを書きます。ここが具体的であるほど、調べてきたことが伝わります。

材料になるのは、得意な施術やメニュー構成、客層と客単価の傾向、研修制度の内容、サロンの規模です。

求人票の記載を材料にする

少人数サロンか大型店か、研修制度独立支援の記載があるか。求人票に書かれている条件も材料になります。

規模による違いは少人数サロンと大型チェーンの違いにまとめています。

見学で見たことを1つ入れる

見学に行っていれば、そこで見たことを1つ入れると強くなります。「◯◯を拝見して」の一文があるだけで、使い回しではないことが伝わります。

行けない場合は、公式サイトで見た具体的な施術やメニューを挙げてください。

入ってから何をするかを書く

これまでの経験のうち、そのサロンで使えるものを挙げます。未経験なら、前職で身につけた姿勢や習慣で構いません。

書類での表し方は美容業界の履歴書・職務経歴書の書き方にまとめています。

例文はそのまま書き写さない

以下は型として見て、中身は自分の言葉に置き換えてください。志望動機は「この人が書いた文章か」が伝わる部分です。

同じ文面が複数のサロンに届くことも実際にあります。

経験者がカラーを伸ばしたい場合

前職では幅広い年代の方を担当し、カットを中心に月◯名ほどの指名をいただいていました。その中でカラーのご相談が増え、薬剤選定をもっと深く学びたいと考えるようになりました。

御店はデザインカラーの症例を多く公開されており、見学の際にも薬剤の使い分けについて丁寧に説明していただきました。カラーを軸に技術を伸ばしたい自分にとって、学べる環境だと感じています。

前職で身につけたカウンセリングと、担当したお客さまに継続してご来店いただく関係づくりは、御店でも活かせると考えています。

未経験から受付として応募する場合

前職はアパレルの販売で、店舗の在庫管理と予約制の接客を担当していました。お客さまの好みを覚えて次回に活かす仕事にやりがいを感じ、より一人ひとりと長く関われる美容業界で働きたいと考えました。

御店は予約管理をスタッフの方が丁寧にされていて、見学の際も待ち時間が出ない進行が印象に残りました。前職で身につけた予約と在庫の管理は、そのまま活かせると考えています。

まずは受付として店舗を支えながら、施術の流れとメニューを覚えていきたいです。

ブランクから復帰する場合

出産を機に現場を離れていましたが、子どもの手が離れたタイミングで美容師として戻りたいと考えました。離れていた期間に薬剤や機材が変わっていることは理解しており、まずは技術を戻すところから始めるつもりです。

御店は時短勤務の方が在籍されていて、シフトの相談ができると伺いました。無理なく続けながら少しずつ日数を増やしていける環境だと感じています。

ブランク前はカット中心に担当しており、接客とカウンセリングは体が覚えています。まずはアシスタント業務から入り、順に戻していきたいです。

復帰の場合は現状を先に書く

離れていた期間と、いまできることを先に書くほうが伝わります。取り繕うより、戻し方の計画を示すほうが信用されます。

進め方はブランクから美容の仕事へ戻るにまとめています。

辞めた理由は不満のまま述べない

志望動機とセットで聞かれます。不満をそのまま述べないのが基本ですが、嘘をつく必要はありません。

不満を「これからやりたいこと」に翻訳してください。

翻訳の例

実際の理由伝え方
残業が多すぎた長く続けるために、勤務時間が管理された環境で働きたい
教えてもらえなかった技術を体系的に学べる環境で、確実に伸ばしたい
給与が上がらなかった実績が評価に反映される仕組みのある職場で働きたい
人間関係が合わなかったチームで連携しながら働ける環境を求めている

翻訳とは、事実を変えることではなく、向きを変えることです。

明らかな問題は事実として伝えてよい

労働時間や賃金の未払いなど、明らかな問題があった場合は事実として伝えて構いません。それを理由に評価が下がるようなサロンは、避けたほうがよい職場です。

相談先を含めた進め方は辞めさせてもらえないときにまとめています。

使い回しは読めば分かる

サロン名を入れ替えただけの文章は、読む側にはすぐ伝わります。「なぜここなのか」の部分は必ず応募先ごとに書き直してください。

軸の部分は共通で構いません。書き直すのは接続の部分だけです。

条件だけを理由にしない

「土日休みだから」「給与が高いから」だけでは、条件の良い他店へすぐ移ると受け取られます。

条件は選ぶ基準として正当ですが、志望動機の中心には置かないでください。条件の見方は求人票の読み方にまとめています。

調べていないことは露呈する

サロンの公式サイトとSNSは最低限見ておきます。得意な施術、客層、スタッフ数。

ここを外すと、他の内容が良くても印象が崩れます。逆に、ひとつでも具体的に触れられれば十分に伝わります。

面接で話すときの長さ

書類に書いた内容を、話し言葉で30秒から1分程度にまとめます。丸暗記した文章を読み上げると不自然になります。

3つの要素の順番だけ覚えて、言葉はその場で組み立てるほうが自然に伝わります。

書類と面接で食い違わせない

書いた内容と話す内容がずれると、どちらも信用されなくなります。提出した書類の控えを手元に残し、面接前に読み返してください。

面接全体の準備はサロン面接でよく聞かれる質問と準備にまとめています。

未経験の場合に書けること

前職で身につけた姿勢や習慣は、そのまま材料になります。時間を守る、記録を残す、在庫を切らさない。どれも現場で必要とされることです。

考え方は未経験から美容業界で働き始めるにまとめています。

今日からできること

まず、自分の軸を1つ書き出してください。次に、応募先の公式サイトを見て、その軸に合う要素を1つ探します。

そのうえで、前職の経験のうち使えるものを1つ挙げてください。この3つがそろえば、志望動機は書けます。

職種からこだわり条件から応募先を絞ってから書き始めてください。応募・面接の記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

志望動機に「美容が好きだから」と書くのは駄目ですか。

間違いではありませんが、応募者のほぼ全員に当てはまるため判断材料になりません。「なぜ他のサロンではなく、ここなのか」を具体的に書けているかが差になります。

前職を辞めた理由は正直に話すべきですか。

不満をそのまま述べるのは避け、「これからやりたいこと」に翻訳して伝えるのが基本です。ただし賃金の未払いなど明らかな問題があった場合は、事実として伝えて構いません。それで評価が下がるようなサロンは避けたほうがよい職場です。

例文をそのまま使ってもよいですか。

おすすめしません。志望動機は「この人が書いた文章か」が伝わる部分です。型として構成だけ参考にし、中身は自分の経験と応募先の情報に置き換えてください。

サロン側は何を見ていますか。

調べてきたか、続きそうか、方向が合うか。この3つです。熱意の強さではなく「入ってから続くか」「うちのやり方と合うか」を確かめています。

どう組み立てればよいですか。

自分の軸を1つに絞る、そのサロンの何が合っているかをつなぐ、入ってから何ができるかを書く。この順です。軸を複数並べると焦点がぼやけます。

見学に行けない場合は。

公式サイトで見た具体的な施術やメニューを1つ挙げてください。「◯◯を拝見して」の一文があるだけで、使い回しではないことが伝わります。

条件が良いから応募した場合は。

条件は選ぶ基準として正当ですが、志望動機の中心には置かないでください。「土日休みだから」だけでは、条件の良い他店へすぐ移ると受け取られます。

未経験でも書けることはありますか。

前職で身につけた姿勢や習慣が材料になります。時間を守る、記録を残す、在庫を切らさない。どれも現場で必要とされることです。

面接ではどのくらいの長さで話しますか。

30秒から1分程度です。丸暗記した文章を読み上げると不自然になるため、3つの要素の順番だけ覚えて、言葉はその場で組み立ててください。