美容業界の履歴書・職務経歴書の書き方|指名数と客単価の伝え方
施術内容・指名数・客単価をどう書くか。サロン側が知りたい情報を過不足なく伝える書き方です。
サロンが志望動機で見ているのは熱意ではありません。3つの要素で組み立てる方法と、経験者・未経験・ブランクの例文です。
VANNA Recruit 編集部公開:更新:
志望動機は、書類でも面接でも必ず聞かれます。ここで差が出るのは文章のうまさではなく、「なぜ他のサロンではなく、ここなのか」が具体的に言えるかどうかです。
サロン側が知りたいのは、熱意の強さではありません。「入ってから続くか」「うちのやり方と合うか」を確かめています。
サロンの特徴を理解したうえで応募しているかどうかは、数行読めば分かります。公式サイトとSNSを見ていない応募者は、話がどうしても一般論になります。
見学に行っているかどうかも、ここで差が出ます。当日確認する項目はサロン見学のチェックリストにまとめています。
前職を辞めた理由が、うちでも起きないか。採用する側は、この点をいちばん気にしています。
早期に辞められると、教育にかけた時間が戻りません。だからこそ、続く理由を説明できる応募者が強くなります。
目指す働き方と、サロンが提供できるものが一致しているか。技術を深めたい人に物販中心の仕事を任せても、どちらも損をします。
方向が違えば、能力が高くても採用しないことがあります。それは落とされたというより、合わなかっただけです。
「美容が好きだから」「人を喜ばせたいから」は、応募者のほぼ全員に当てはまります。動機として間違ってはいませんが、これだけでは判断材料になりません。
読む側は、この先に何が書かれているかを見ています。
「技術の幅を広げたい」「指名客を育てたい」「長く働ける環境で腰を据えたい」など、自分の側の目的を1つに絞ります。
複数並べると焦点がぼやけます。何を優先するかを決めることは、応募先を絞ることでもあります。
軸に対して、そのサロンの何が合っているのかを書きます。ここが具体的であるほど、調べてきたことが伝わります。
材料になるのは、得意な施術やメニュー構成、客層と客単価の傾向、研修制度の内容、サロンの規模です。
少人数サロンか大型店か、研修制度や独立支援の記載があるか。求人票に書かれている条件も材料になります。
規模による違いは少人数サロンと大型チェーンの違いにまとめています。
見学に行っていれば、そこで見たことを1つ入れると強くなります。「◯◯を拝見して」の一文があるだけで、使い回しではないことが伝わります。
行けない場合は、公式サイトで見た具体的な施術やメニューを挙げてください。
これまでの経験のうち、そのサロンで使えるものを挙げます。未経験なら、前職で身につけた姿勢や習慣で構いません。
書類での表し方は美容業界の履歴書・職務経歴書の書き方にまとめています。
以下は型として見て、中身は自分の言葉に置き換えてください。志望動機は「この人が書いた文章か」が伝わる部分です。
同じ文面が複数のサロンに届くことも実際にあります。
前職では幅広い年代の方を担当し、カットを中心に月◯名ほどの指名をいただいていました。その中でカラーのご相談が増え、薬剤選定をもっと深く学びたいと考えるようになりました。
御店はデザインカラーの症例を多く公開されており、見学の際にも薬剤の使い分けについて丁寧に説明していただきました。カラーを軸に技術を伸ばしたい自分にとって、学べる環境だと感じています。
前職で身につけたカウンセリングと、担当したお客さまに継続してご来店いただく関係づくりは、御店でも活かせると考えています。
前職はアパレルの販売で、店舗の在庫管理と予約制の接客を担当していました。お客さまの好みを覚えて次回に活かす仕事にやりがいを感じ、より一人ひとりと長く関われる美容業界で働きたいと考えました。
御店は予約管理をスタッフの方が丁寧にされていて、見学の際も待ち時間が出ない進行が印象に残りました。前職で身につけた予約と在庫の管理は、そのまま活かせると考えています。
まずは受付として店舗を支えながら、施術の流れとメニューを覚えていきたいです。
出産を機に現場を離れていましたが、子どもの手が離れたタイミングで美容師として戻りたいと考えました。離れていた期間に薬剤や機材が変わっていることは理解しており、まずは技術を戻すところから始めるつもりです。
御店は時短勤務の方が在籍されていて、シフトの相談ができると伺いました。無理なく続けながら少しずつ日数を増やしていける環境だと感じています。
ブランク前はカット中心に担当しており、接客とカウンセリングは体が覚えています。まずはアシスタント業務から入り、順に戻していきたいです。
離れていた期間と、いまできることを先に書くほうが伝わります。取り繕うより、戻し方の計画を示すほうが信用されます。
進め方はブランクから美容の仕事へ戻るにまとめています。
志望動機とセットで聞かれます。不満をそのまま述べないのが基本ですが、嘘をつく必要はありません。
不満を「これからやりたいこと」に翻訳してください。
| 実際の理由 | 伝え方 |
|---|---|
| 残業が多すぎた | 長く続けるために、勤務時間が管理された環境で働きたい |
| 教えてもらえなかった | 技術を体系的に学べる環境で、確実に伸ばしたい |
| 給与が上がらなかった | 実績が評価に反映される仕組みのある職場で働きたい |
| 人間関係が合わなかった | チームで連携しながら働ける環境を求めている |
翻訳とは、事実を変えることではなく、向きを変えることです。
労働時間や賃金の未払いなど、明らかな問題があった場合は事実として伝えて構いません。それを理由に評価が下がるようなサロンは、避けたほうがよい職場です。
相談先を含めた進め方は辞めさせてもらえないときにまとめています。
サロン名を入れ替えただけの文章は、読む側にはすぐ伝わります。「なぜここなのか」の部分は必ず応募先ごとに書き直してください。
軸の部分は共通で構いません。書き直すのは接続の部分だけです。
「土日休みだから」「給与が高いから」だけでは、条件の良い他店へすぐ移ると受け取られます。
条件は選ぶ基準として正当ですが、志望動機の中心には置かないでください。条件の見方は求人票の読み方にまとめています。
サロンの公式サイトとSNSは最低限見ておきます。得意な施術、客層、スタッフ数。
ここを外すと、他の内容が良くても印象が崩れます。逆に、ひとつでも具体的に触れられれば十分に伝わります。
書類に書いた内容を、話し言葉で30秒から1分程度にまとめます。丸暗記した文章を読み上げると不自然になります。
3つの要素の順番だけ覚えて、言葉はその場で組み立てるほうが自然に伝わります。
書いた内容と話す内容がずれると、どちらも信用されなくなります。提出した書類の控えを手元に残し、面接前に読み返してください。
面接全体の準備はサロン面接でよく聞かれる質問と準備にまとめています。
前職で身につけた姿勢や習慣は、そのまま材料になります。時間を守る、記録を残す、在庫を切らさない。どれも現場で必要とされることです。
考え方は未経験から美容業界で働き始めるにまとめています。
まず、自分の軸を1つ書き出してください。次に、応募先の公式サイトを見て、その軸に合う要素を1つ探します。
そのうえで、前職の経験のうち使えるものを1つ挙げてください。この3つがそろえば、志望動機は書けます。
職種から、こだわり条件から応募先を絞ってから書き始めてください。応募・面接の記事一覧もあわせて読めます。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
施術内容・指名数・客単価をどう書くか。サロン側が知りたい情報を過不足なく伝える書き方です。
定番の質問と、その意図。答えを丸暗記するのではなく、自分の言葉で話せるように準備します。
申し出の時期、伝える順番、引き止められたときの判断、顧客への案内。最後の出勤日までの進め方を整理します。
環境・明るさ・音声の整え方から、画面越しで印象が変わる話し方まで。見学を別に行うべき理由もあわせて整理します。
新しい職場でのつらさを2種類に切り分け、時間が解決するものと、しないものを見分けます。初日から始める3つのことも整理しました。
同じ項目で並べて比べる方法。手取りと下限で比べる理由、在籍年数が最も正直な指標である理由を整理します。
未経験の応募と何が違うか。実績を数字で示す方法、退職理由の変換、条件を入る前に決める手順を整理します。
交渉ではなく確認から始める手順。材料の用意、額以外で調整できる条件、書面に残す方法を整理します。
職歴、写真、免許、自己PR欄。サロンの採用で実際に見られる欄と、空白期間や短い在籍の書き方を整理します。
ネイル・ヘアメイク・カラーでは写真が最も早く伝わります。許可の取り方、選び方、面接での見せ方を整理します。
働きながら探すと収入が途切れません。面接の時間の作り方、応募先への伝え方、辞意を伝える順番を整理します。
断る連絡を放置すると記録に残ります。3つの場面別の伝え方、返事の期限の確認、待ってもらうときの言い方を整理します。
面接まで進んでも決まらないとき、原因は技術より伝え方にあることが多くあります。落ちる理由を3つに分け、自分で直せる部分を整理します。
見学では分からないことを確かめる手段です。事前に確認する4つ、賃金と労災の扱い、当日に見るべき点を整理します。
電話をかける時間帯、メールの件名と本文、返信が来ないときの対応。応募の最初のやり取りを型として整理します。
メニューと価格から客層を読む、予約ページを見る、口コミの読み方。見学の前に机の上で分かることを整理します。
「次の人が入るまで」と言われ続ける、書面を受け取ってもらえない、賠償をほのめかされる。手順を踏んで進める方法を整理します。
手続きの書類、自分で用意する道具、通勤経路の確認。初日に気を取られずに済むよう、前もって揃えるものを整理します。
複数店舗を持つ会社なら、店を変えるだけで解決することがあります。何が変わって何が変わらないかを整理します。
店長面接とオーナー面接では聞かれることが違います。回数、相手、技術チェックの有無を事前に確認する方法を整理します。
本籍、家族の職業、思想信条、結婚や出産の予定。採用の選考で尋ねることが適切でないとされている事項と、その場での返し方を整理します。
内定は承諾した時点で労働契約が成立していると解されます。取り消しへの対応、条件変更の扱い、起きにくくする順序を扱います。
身だしなみが仕事の一部だからこそ、服装そのものが選考の対象です。応募先に合わせる基準、髪・爪・靴の整え方を扱います。
「何か質問はありますか」で何を聞くか。1日の担当件数、終業時刻、直近1年の入退社を軸に、聞く順番まで扱います。
応募から入職まで3か月。週ごとにやることを並べ、逆算で組み立てる進め方を扱います。
1週間を目安に確認の連絡を入れる。届いているかの確認、言い方、2回までという線引きを扱います。
現地に行ける回数、入職日と入居日、手続きの重なり。移動を含めた日程の組み方を扱います。
カットやワインディングの実技を課すサロンで見られているのは、仕上がりだけではありません。準備の順序と、当日の振る舞いを扱います。
手続き用の書類と、約束をする書類は別。競業避止・研修費の返還・身元保証の上限額など、後で効いてくる条項の読み方を扱います。
間違いではありませんが、応募者のほぼ全員に当てはまるため判断材料になりません。「なぜ他のサロンではなく、ここなのか」を具体的に書けているかが差になります。
不満をそのまま述べるのは避け、「これからやりたいこと」に翻訳して伝えるのが基本です。ただし賃金の未払いなど明らかな問題があった場合は、事実として伝えて構いません。それで評価が下がるようなサロンは避けたほうがよい職場です。
おすすめしません。志望動機は「この人が書いた文章か」が伝わる部分です。型として構成だけ参考にし、中身は自分の経験と応募先の情報に置き換えてください。
調べてきたか、続きそうか、方向が合うか。この3つです。熱意の強さではなく「入ってから続くか」「うちのやり方と合うか」を確かめています。
自分の軸を1つに絞る、そのサロンの何が合っているかをつなぐ、入ってから何ができるかを書く。この順です。軸を複数並べると焦点がぼやけます。
公式サイトで見た具体的な施術やメニューを1つ挙げてください。「◯◯を拝見して」の一文があるだけで、使い回しではないことが伝わります。
条件は選ぶ基準として正当ですが、志望動機の中心には置かないでください。「土日休みだから」だけでは、条件の良い他店へすぐ移ると受け取られます。
前職で身につけた姿勢や習慣が材料になります。時間を守る、記録を残す、在庫を切らさない。どれも現場で必要とされることです。
30秒から1分程度です。丸暗記した文章を読み上げると不自然になるため、3つの要素の順番だけ覚えて、言葉はその場で組み立ててください。