美容師の手荒れを防ぐ|対策と、悪化したときの選択肢
手荒れの3つの原因と、今日から始められる対策。悪化したときに担当を変える相談のしかたと、負担の少ない職種への移り方を整理します。
伝える義務の範囲、合理的配慮の考え方、通院とシフトの折り合い、施術以外の職域。事情を抱えたまま続けるための選択肢を扱います。
VANNA Recruit 編集部公開:
持病がある、通院を続けている、障害がある。こうした事情を抱えながら美容の仕事を続けている人は、実際に多くいます。
問題になるのは、事情そのものより「伝えるかどうか」と「どこまで配慮を求められるか」です。ここを整理します。
この記事は医学的な判断を示すものではありません。働けるかどうかは、必ず主治医に相談してください。
健康に関する情報は、慎重に扱われるべきものとされています。応募の段階で、すべてを話す義務はありません。
ただし、配慮を求めるのであれば、必要な範囲は伝えることになります。ここは表裏の関係です。
業務に支障が出ない範囲で管理できているなら、伝えずに働くことも選べます。それは隠しているのとは違います。
判断の基準は「配慮が要るかどうか」です。要らないなら、話す必要はありません。
事情の名前だけを伝えても、相手は対応を決められません。何ができて、何に配慮が要るかまでを伝えるほうが、話が進みます。
「月1回の通院で半休が必要」「重いものを持つ作業は避けたい」。具体的なほど、受け入れる側も判断できます。
不安要素だけを伝えると、そこで止まります。どう管理しているかを添えてください。
薬で安定している、発作の前兆が分かる、この作業を避ければ問題ない。対策を持っている人は、リスクとして見られにくくなります。
事業主には、障害のある人が働くうえで支障となっているものを取り除くための配慮を行うことが求められています。障害者雇用促進法に定められています。
配慮の中身は、本人と職場が話し合って決めるものとされています。一方的に決まるものではありません。
事業の規模や状況から見て過度な負担になる場合は、その配慮までは求められません。代わりに、別の方法を話し合うことになります。
「できません」で終わるのではなく、何ならできるかを一緒に探す場です。
障害者手帳を持つ人を対象とした採用の枠があります。一般の求人とは別に、ハローワークの専門の窓口で相談できます。
美容業界でも、受付や店舗運営の職種で募集が出ることがあります。窓口の使い分けは労働相談の窓口をどう使うかにまとめています。
診断はあるが手帳は無い、という人も相談できます。地域障害者職業センターやハローワークでは、就労に関する相談を受け付けています。
制度の対象になるかどうかは、窓口で確認してください。
定期的な通院がある場合、シフトの組み方が続けられるかどうかを決めます。曜日と時間が固定できるかを、入店前に確認してください。
通院に有給休暇を使えるか、半日単位や時間単位で取得できるか。この運用は職場によって違います。
仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。
美容の仕事は立っている時間が長く、腰と脚に負担が集中します。持病がある場合、この負担が症状に影響することがあります。
対策は立ち仕事と脚のむくみと美容師の腰痛を防ぐにまとめています。
カラー剤やパーマ剤に触れる仕事では、皮膚やのどに症状が出ることがあります。すでに反応が出ている場合は、扱いを変える必要があります。
考え方は薬剤で症状が出たときにまとめています。
体調によって施術を続けるのが難しくなった場合でも、美容の仕事を離れる必要はありません。
受付・レセプション、美容カウンセラー、販売・物販スタッフ。現場を知っている人ほど、これらの職種で強みが出ます。
美容メーカー・ディーラーで働く、美容学校の教員になる。施術以外で経験を活かす道もあります。
移り方は施術以外の道を考えるにまとめています。
気分の落ち込みや不眠が続いているなら、まず受診してください。働き方の調整は、そのあとの話です。
受診の目安と相談先は心の不調を感じたときにまとめています。
業務に関係のない事柄について、応募者に答える義務はありません。就職差別につながる質問は、しないよう求められています。
不適切な質問の例は面接で答えなくてよい質問にまとめています。
事業者には、雇い入れ時と定期の健康診断を行う義務があります。受診する機会は、自分の状態を確かめる場でもあります。
制度は健康診断と費用の扱いにまとめています。
規模によっては産業医が置かれています。職場に直接言いにくい内容を、間に入って調整してもらえることがあります。
いない場合でも、地域の産業保健の相談窓口を利用できます。
入るときは問題が無くても、あとから状態が変わることがあります。その時点で改めて相談して構いません。
隠したまま無理を続けると、休職や退職につながります。早い段階で相談するほうが、選べる手が多く残ります。
病気やけがで働けなくなったとき、収入を支える仕組みがあります。健康保険に加入していることが前提になります。
仕組みは病気やけがで働けなくなったときにまとめています。社会保険完備の求人を条件に加えてください。
人数に余裕があるか、休んだときに代われる人がいるか、シフトが固定できるか。制度の有無より、この3つが実際の働きやすさを決めます。
少人数サロンは融通が利く反面、代わりがいません。違いは少人数サロンと大型チェーンの違いにまとめています。
まず、主治医に「この働き方を続けてよいか」を確認してください。次に、必要な配慮を1行で書き出します。
そのうえで、応募先にシフトの固定と休みの取り方を聞いてください。事情の名前より、必要な配慮のほうが伝わります。
体と健康の記事一覧もあわせて読めます。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
手荒れの3つの原因と、今日から始められる対策。悪化したときに担当を変える相談のしかたと、負担の少ない職種への移り方を整理します。
職種ごとに違う負担の場所と、設備・靴・休憩で変えられる部分を整理します。負担の少ない職種への移り方もあわせてまとめました。
美容の現場で対象になりうる例、受診の順序、店が協力しない場合の請求方法。業務委託が対象外である点も整理します。
手荒れの先にある、咳や体調不良への対処です。原因の記録の取り方、手袋と換気の相談、労災の可能性、伝え方を整理します。
辞めたいとまでは思わないが、以前の気持ちが戻らない。体の状態と仕事の中身を切り分け、対処できるものから手を付ける方法を整理します。
手・腰と脚・目と首・薬剤・心。負担を分けて整理し、悪化する前に対策を1つ始めるための入口です。
帰宅から就寝までの時間、寝だめが効かない理由、通勤とシフトの影響。回復の土台を組み立て直します。
夕方に脚が重い、靴がきつい。動かない時間を減らす方法と、靴の選び方、受診の目安を扱います。
ネイル・まつげ・アイブロウ。姿勢と照明、ルーペ、粉じんと薬剤。細かい作業を続けるための調整を扱います。
制度として定められている休暇、賃金の扱い、伝え方。立ち仕事と冷えへの対処、シフトでの調整を扱います。
眠れない・食べられない状態が続くときの受診の目安、職場への伝え方、休職と傷病手当金、復帰の条件を扱います。
主治医の判断、段階的な復帰、施術の量を戻す順序、再発の兆し。同じ働き方に戻さないための設計を扱います。
求人票には書かれないが、続けられるかを左右します。夏冬の温度、換気、照明、立ち姿勢、休憩の場所。見学で確かめる項目を扱います。
直前に決まる通院、伝える範囲、使える休暇の単位、代わりを立てられるか。働き方の調整だけを扱います。
すべてを話す義務はありません。判断の基準は配慮が要るかどうかです。業務に支障が出ない範囲で管理できているなら、伝えずに働くことも選べます。
事情の名前だけでは相手が対応を決められません。「月1回の通院で半休が必要」のように、何に配慮が要るかまで具体的に伝えてください。あわせて、どう管理しているかも添えてください。
障害のある人が働くうえで支障となっているものを取り除くための配慮です。中身は本人と職場が話し合って決めるものとされています。
事業の規模や状況から見て過度な負担になる場合は、そこまでは求められません。その場合は、別の方法を話し合うことになります。
手帳が無くても相談できます。地域障害者職業センターやハローワークでは、就労に関する相談を受け付けています。制度の対象になるかどうかは窓口で確認してください。
受付、美容カウンセラー、販売、メーカー、美容学校。現場を知っている人ほど強みが出る職域があります。美容の仕事を離れる必要はありません。
その時点で改めて相談して構いません。隠したまま無理を続けると休職や退職につながります。早い段階で相談するほうが、選べる手が多く残ります。