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体と健康

通院しながら働く|妊娠を望んで治療を受けるときの調整

直前に決まる通院、伝える範囲、使える休暇の単位、代わりを立てられるか。働き方の調整だけを扱います。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 受診の日が直前に決まることがある。早く申告できない前提で組む
  • 伝える義務はない。ただし調整を求めるなら必要な範囲は伝えることになる
  • 制度を利用したこと・相談したことを理由に不利益な扱いをすることは認められていない

妊娠を望んで通院しながら働く人がいます。予約制の仕事なので、急な通院とシフトの調整が難しい場面が出ます。

この記事は医学的な判断を示すものではありません。治療の内容と進め方は、必ず主治医に相談してください。ここでは働き方の調整だけを扱います。

通院は予定が読みにくい

体の状態によって、受診の日が直前に決まることがあります。数日前に分かる場合も、当日に動く場合もあります。

「◯日に休みます」と早く言えない前提で、シフトの組み方を考える必要があります。ここが、他の通院と違って調整の難しい点になります。

伝えるかどうかは自分が決める

健康に関する情報は、慎重に扱われるべきものです。伝える義務はありません。

ただし、シフトの調整を求めるなら、必要な範囲は伝えることになります。ここは表裏の関係で、配慮が要らないなら話す必要はありません。

伝えるなら「必要な配慮」まで

理由の詳細を話さなくても、「定期的に通院があり、直前に日程が決まることがある」だけで調整の相談はできます。

具体的に何が必要かを伝えるほうが、受け入れる側も判断できます。事情の名前を出さずに調整だけ相談することもできます。

誰に伝えるかを決める

店長だけに伝える、同じシフトの人にも伝える、誰にも言わない。範囲は自分で決めてください。

一度共有した情報は戻せません。範囲を先に決めてから話すほうが安全です。「他の人には伝えないでほしい」と添えて構いません。

有給休暇を時間単位で使えるか

半日単位や時間単位での取得ができる職場では、通院の負担がかなり変わります。運用は店によって違います。

仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。

治療のための休暇制度がある場合

事業主によっては、通院のための休暇や、勤務時間を調整する制度を設けていることがあります。就業規則を確認してください。

無い場合でも、相談すること自体はできます。制度が無いことと、調整できないことは別です。

不利益な扱いは認められていない

制度を利用したこと、相談したことを理由に、評価を下げたりシフトを減らしたりする扱いは認められていません。

困ったときは、お住まいの都道府県労働局や労働基準監督署の総合労働相談コーナーへ無料で相談できます。窓口の使い分けは労働相談の窓口をどう使うかにまとめています。

予約の埋め方を相談する

指名の予約を先まで埋めていると、動かせなくなります。通院の可能性がある期間だけ、枠の取り方を変える方法があります。

誰が予約枠を決めるのかを、まず確認してください。自分で調整できる店なら、負担はかなり軽くなります。

代わりを立てられるか

自分が抜けたときに担当を代われる人がいるかどうかで、休みやすさが決まります。人数の少ない店ほど、ここが問題になります。

一人で回す店の事情は一人で店を回す働き方にまとめています。

体への負担も見ておく

立ち仕事、薬剤、長時間の勤務。体調に影響があると感じるなら、担当する施術や件数の調整を相談してください。

考え方は体を壊さない働き方の設計にまとめています。

通院と勤務が重なる日の段取り

受診のあとに出勤する日、途中で抜ける日、丸一日休む日。パターンを3つに分けて、それぞれ誰に何を連絡するかを決めておいてください。

毎回ゼロから考えると、そのこと自体が負担になります。

記録を残しておく

相談した日、返ってきた答え、調整してもらった内容。日付とともに残してください。

扱いが変わったときに、事実として示せる材料になります。

パートや時短で働く選択

日数や時間を減らして続ける形もあります。収入は下がりますが、通院の予定を組みやすくなります。

条件の見方はパート・アルバイトで働くときにまとめています。

費用と収入の見通し

治療にかかる費用と、シフトを減らした場合の収入。両方を数字にしておくと、判断しやすくなります。

生活費の見方は転職までの生活費をどう見るかにまとめています。

社会保険の有無が効いてくる

医療費の自己負担、働けない期間の給付。加入している保険によって、使える仕組みが変わります。

違いは美容師の社会保険加入する健康保険の種類にまとめています。

業務委託では制度が届かない

面貸しや業務委託には、有給休暇も休業の給付もありません。休んだ日は収入がゼロになります。

備え方は業務委託で働く人を守る仕組みにまとめています。

転職を考える場合

いまの職場で調整できないなら、環境を変える判断があります。ただし入ってすぐは有給が付与されないため、時期の設計が要ります。

進め方は在職中の転職活動にまとめています。

面接で伝えるかどうか

伝える義務はありません。伝えるなら、必要な配慮の範囲だけで足ります。

業務に関係のない事柄について答える義務が無いことは面接で答えなくてよい質問にまとめています。

求人で見るところ

シフト相談可の求人時短勤務可の求人社会保険完備の求人

この3つを条件に加えられます。制度の記載より、実際に使っている人がいるかを面接で聞いてください。

実績を数で聞く

「直近1年で、急な休みにどう対応していましたか」。制度の説明より、この答えのほうが正確です。

聞き方は面接で自分から聞く質問にまとめています。

妊娠が分かったあとの話は別

妊娠後の働き方の調整と、産休・育休の制度は別の記事にまとめています。

妊娠が分かったときの働き方の調整美容の仕事と産休・育休を読んでください。

うまくいかない期間がある

思うように進まない時期は、仕事にも気持ちにも影響します。無理に平常どおりに保とうとしなくて構いません。

つらさが続くときは心の不調を感じたときにまとめた相談先を使ってください。

一人で抱えない

働き方の調整は、体調の相談とは別に、職場との交渉です。話す相手と範囲を決めておくだけで進めやすくなります。

女性の体調と働き方全般は女性の体調と働き方にまとめています。

今日からできること

まず、通院の頻度と、直前に決まる可能性がどのくらいあるかを整理してください。次に、就業規則で有給の取得単位と休暇の制度を確認します。

そのうえで、誰にどこまで伝えるかを決めてください。範囲を決めてから話すほうが、あとで困りません。

体と健康の記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

職場に伝えないといけませんか。

伝える義務はありません。ただしシフトの調整を求めるなら、必要な範囲は伝えることになります。事情の名前を出さずに、調整だけ相談することもできます。

どう伝えればよいですか。

「定期的に通院があり、直前に日程が決まることがある」だけで相談はできます。理由の詳細を話す必要はありません。伝える範囲を先に決めてから話してください。

有給休暇は使えますか。

使えます。半日単位や時間単位での取得ができる職場では、通院の負担がかなり変わります。運用は店によって違うので確認してください。

治療のための休暇制度はありますか。

事業主によっては、通院のための休暇や勤務時間を調整する制度を設けていることがあります。就業規則を確認してください。制度が無いことと、調整できないことは別です。

相談したことで不利になりませんか。

制度を利用したこと、相談したことを理由に評価を下げたりシフトを減らしたりする扱いは認められていません。困ったときは総合労働相談コーナーへ無料で相談できます。

予約が埋まっていて休めません。

通院の可能性がある期間だけ、枠の取り方を変える方法があります。誰が予約枠を決めるのかをまず確認してください。自分で調整できる店なら負担はかなり軽くなります。

業務委託でも同じですか。

面貸しや業務委託には有給休暇も休業の給付もありません。休んだ日は収入がゼロになるため、雇用とは前提が変わります。

面接で伝えるべきですか。

伝える義務はありません。伝えるなら、必要な配慮の範囲だけで足ります。業務に関係のない事柄について答える義務もありません。

求人ではどこを見ますか。

シフト相談可、時短勤務可、社会保険完備。制度の記載より「直近1年で、急な休みにどう対応していましたか」と実例で聞くほうが正確です。