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体と健康

休職から復職するまで|戻る日より、戻し方を決める

主治医の判断、段階的な復帰、施術の量を戻す順序、再発の兆し。同じ働き方に戻さないための設計を扱います。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 復帰の時期は自分の感覚ではなく主治医の判断で決める
  • 戻る前に「何時間・何日・避けたい業務」を言葉にしてから話し合う
  • 元の働き方に戻せば同じ結果になる。原因を1つ特定して、そこだけは変える

体調を崩して休んだあと、現場に戻るまでには段階があります。休んだ期間が長いほど、戻り方の設計が結果を分けます。

急いで元の働き方に戻すと、同じ状態を繰り返します。順序を整理します。

この記事は医学的な判断を示すものではありません。復帰の可否と時期は、必ず主治医に相談してください。

休んでいる間の収入

まず生活が続く状態を作ります。健康保険に加入していれば、働けない期間の収入を支える仕組みがあります。

制度は病気やけがで働けなくなったときにまとめています。ここが不安定だと、焦って早く戻ることになります。

休職の期間を確認する

就業規則に、休職できる期間が定められていることがあります。期間の上限と、その後の扱いを確認してください。

読む場所は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。

連絡の頻度を決めておく

休んでいる間、職場とどのくらいの頻度で連絡を取るか。決めておかないと、双方が探り合う状態になります。

月1回、状況を伝えるだけで十分な場合もあります。窓口になる人を1人に絞ってください。

社会保険料は休んでいても発生する

給与が出ていない期間でも、健康保険料と厚生年金保険料は原則としてかかります。住民税も前年の所得に対して請求が続きます。

仕組みは美容師の社会保険にまとめています。休む前に、月にいくら出ていくかを確認してください。

有給休暇を先に使うか

残っている有給休暇を先に充てると、その間は収入が途切れません。ただし使い切ると、復帰後の通院で使える日が無くなります。

どちらを優先するかは、通院の頻度で決めてください。仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。

復帰の初日にすること

その日にできる範囲を、朝のうちに店と共有してください。何件まで担当するか、何時に上がるか。

初日に無理をすると、その水準が基準として扱われます。

主治医の判断が起点になる

復帰の時期は、自分の感覚ではなく主治医の判断で決めます。職場に提出する診断書が必要になることが一般的です。

「もう大丈夫だと思う」で戻ると、判断の根拠が自分しかない状態になります。

産業医がいる場合

規模によっては産業医が置かれています。主治医の診断を踏まえ、職場でできる配慮を調整する役割です。

いない場合でも、地域の産業保健の相談窓口を利用できます。

戻る前に条件を書き出す

何時間働けるか、何日連続で働けるか、避けたい業務は何か。この3つを言葉にしてから話し合ってください。

「できるだけ頑張ります」では、職場も調整のしようがありません。

段階的に戻す

いきなり元のシフトに戻さず、日数か時間を減らした状態から始める形が現実的です。数週間かけて、元の水準に近づけます。

時短勤務可の求人シフト相談可の求人を選んでいた人は、この調整がしやすくなります。

施術の量を戻す順序

いきなり指名の予約を埋めないでください。1日の担当件数を決め、そこを超えないところから始めます。

件数の考え方は体を壊さない働き方の設計にまとめています。

技術の勘は戻る

離れていた期間があっても、体が覚えていることは多くあります。焦らず、シャンプーやブローから順に戻してください。

戻し方はブランクから美容の仕事へ戻るにまとめています。

周囲への説明は最小限でよい

何があったかを詳しく話す義務はありません。「体調を崩して休んでいた」「いまはこの範囲で働く」で十分です。

伝える範囲は自分で決めてください。健康に関する情報は、慎重に扱われるべきものです。

配慮を求めてよい

障害や慢性的な症状がある場合、働くうえで支障となっているものを取り除く配慮を求めることができます。

考え方は持病や障害がありながら働くにまとめています。

指名が減ることがある

休んでいる間に、担当していたお客さまが別のスタッフに移っていることがあります。これは戻ってから直面する現実です。

戻し方は2回目に来てもらうにまとめています。時間はかかりますが、積み上げ直せます。

収入が一度下がる

日数や件数を減らして戻る以上、収入は一度下がります。この期間をどう支えるかを、復帰の前に計算してください。

考え方は転職までの生活費をどう見るかにまとめています。

元の働き方に戻さない

同じ働き方に戻せば、同じ結果になります。何が原因だったかを1つ特定して、そこだけは変えてください。

労働時間なのか、件数なのか、人間関係なのか。原因が職場の構造にあるなら、戻る先を変える判断もあります。

再発の兆しを決めておく

眠れない日が続く、朝起きられない、食欲が落ちる。自分にとっての兆しを2つか3つ決めておいてください。

そこに当たったら、我慢せず受診してください。目安は心の不調を感じたときにまとめています。

短時間で相談できる相手を作る

店長でも、同僚でも、社外の窓口でもかまいません。抱え込むと、判断が遅れます。

窓口の使い分けは労働相談の窓口をどう使うかにまとめています。

復職できないと判断したとき

戻れない状態が続く場合、退職を選ぶことになります。その場合も、手続きと書類を整えてから進めてください。

順序は退職するときのお金と書類にまとめています。

不利益な扱いを受けたら

体調を理由に、一方的に不利な条件へ変えられた、退職を迫られた。こうした場合は相談の対象です。

お住まいの都道府県労働局や労働基準監督署の総合労働相談コーナーへ、無料で相談できます。

転職して戻るという選択

同じ職場に戻ることだけが復帰ではありません。働き方が合う店へ移って戻る人もいます。

面接では、休んだ期間を隠さず、いまできる範囲を先に伝えてください。伝え方は志望動機の書き方にまとめています。

施術以外の職域も見ておく

体の負担が理由なら、受付・レセプション美容カウンセラーという選択もあります。

現場を知っている人ほど、これらの職種で強みが出ます。整理は施術以外の道を考えるにまとめています。

今日からできること

まず、主治医に「どの働き方なら戻ってよいか」を確認してください。次に、働ける時間・日数・避けたい業務を3行で書き出します。

そのうえで、職場と段階の設計を話し合ってください。戻る日を決めるより、戻し方を決めるほうが先です。

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条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

いつ戻ればよいですか。

この記事は医学的な判断を示すものではありません。復帰の可否と時期は主治医に相談してください。職場に提出する診断書が必要になることが一般的です。

休んでいる間の生活費はどうしますか。

健康保険に加入していれば、働けない期間の収入を支える仕組みがあります。ここが不安定だと、焦って早く戻ることになります。

休んでいる間も保険料はかかりますか。

給与が出ていない期間でも、健康保険料と厚生年金保険料は原則としてかかります。住民税も前年の所得に対して請求が続きます。休む前に月にいくら出ていくかを確認してください。

いきなり元のシフトに戻すべきですか。

日数か時間を減らした状態から始め、数週間かけて元の水準に近づける形が現実的です。初日に無理をすると、その水準が基準として扱われます。

職場に何をどこまで話しますか。

詳しく話す義務はありません。「体調を崩して休んでいた」「いまはこの範囲で働く」で十分です。伝える範囲は自分で決めてください。

指名のお客さまは戻りますか。

休んでいる間に別のスタッフに移っていることがあります。時間はかかりますが、積み上げ直せます。

戻れないと判断したときは。

退職を選ぶことになりますが、手続きと書類を整えてから進めてください。体調を理由に不利な条件へ一方的に変えられた場合は、労働相談の窓口へ相談できます。