美容師の手荒れを防ぐ|対策と、悪化したときの選択肢
手荒れの3つの原因と、今日から始められる対策。悪化したときに担当を変える相談のしかたと、負担の少ない職種への移り方を整理します。
職種ごとに違う負担の場所と、設備・靴・休憩で変えられる部分を整理します。負担の少ない職種への移り方もあわせてまとめました。
VANNA Recruit 編集部公開:更新:
美容の仕事は、立ち続ける仕事です。腰、肩、脚、足の裏。負担は少しずつ蓄積します。
そして、痛みが出てからでは戻すのに時間がかかります。手荒れの次に多い不調で、辞める理由にもなります。
美容師は立ち続けることと腕を上げる姿勢、ネイリストとアイリストは座って前傾する姿勢、ボディセラピストは全身を使う手技。
負担がかかる場所が違うため、対策も変わります。自分の職種で、どこにいちばん来ているかを特定してください。
同じ姿勢を続けることが、最も体に来ます。施術の合間に、姿勢を変える時間を作ってください。
数秒でも構いません。固まる前に動かすほうが、後から戻すより楽です。
シャンプー台、施術台、椅子。高さが合っていないと、無理な姿勢が固定されます。
調整できる設備かどうかを確認してください。調整できるのに使っていない人が多くいます。
座って行える工程でも、立ったまま続けている場合があります。店の方針で座ることを認めていない場合もあります。
体に関わる話として相談する価値があります。認められている店であれば、使ってください。
靴は体への負担に直結します。長時間立つ前提で選んでください。指定がある場合、その範囲で選べるものを確認します。
立ち位置に敷物があるかも見てください。硬い床に長時間立つのと、緩衝のある床では負担が変わります。
労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩が必要とされています。
取れていない状態が続いているなら、それは制度の問題です。予約の間隔がどうなっているかを確認してください。
体への負担は、件数と施術時間で決まります。「1日あたり平均何人ですか」と面接で聞いてください。
数字で答えられる店は、実態を把握しています。多すぎる店では、対策をしても追いつきません。
施術と施術の間に何分空くかを確認してください。連続で入る形が続くと、体が持ちません。
構造の問題であって、個人の努力では防げません。実態は人手が足りず回らないときにまとめています。
日数や時間を減らせば、負担の総量が減ります。時短勤務可の求人やシフト相談可の求人があります。
収入は下がりますが、続けられます。仕組みはパート・アルバイトで働くときにまとめています。
痛みが出てから我慢を続けると、選べる道が狭まります。市販の湿布でしのぎ続けないでください。
健康診断とは別に、症状があれば受診してください。事業者には健康診断を行う義務があり、考え方は健康診断と福利厚生にまとめています。
業務が原因で体を痛めた場合、労災保険の対象になることがあります。自己負担で治療を続ける前に確認してください。
手続きは仕事中のけがと労災にまとめています。
高さの調整ができる設備があるか、敷物があるか、休憩が取れているか。設備と運用に、店の考え方が出ます。
長く働いている人がどう対策しているかを聞いてください。対策を持たない店では、数年で体を壊します。
座って行う職種に移れば、腰と足の負担は軽くなります。ただし、目と肩の負担は増えます。
負担の場所が移るだけという点を理解して選んでください。選択肢は体力が変わってきたときにまとめています。
受付・レセプションや美容カウンセラーは、施術を担当しません。施術の経験がある人が入ると、話が通じます。
考え方は受付・レセプションとして働くにまとめています。
痛みが出てから動くと、できる仕事が限られます。動ける状態のうちに検討してください。
休みの日に何もしないより、軽く動かすほうが戻ります。ただし、これは疲労の場合です。
痛みがある場合は、自己判断で動かさず受診してください。
回復は寝ている間に進みます。練習や勉強のために睡眠を削ると、翌日の負担が増えます。
営業後の練習が長引く店では、この点が積み重なります。実態は美容師の労働時間と休日の実態にまとめています。
1日の担当人数、施術と施術の間隔、設備の高さが調整できるか、休憩が取れているか。この4つを確認してください。
残業ほぼなしの求人や年間休日120日以上の求人は、負担の総量に関わる条件です。
施術を終えたスタッフの様子を見てください。疲れきっている店は、件数が多すぎる可能性があります。
確認項目は見学・体験入店で見ておきたいことにまとめています。
痛みを抱えて働き続けることを、頑張りとして扱う職場があります。その評価に乗ると、働けなくなります。
体は戻りません。判断は辞めるか続けるかにまとめています。
材料の納品、タオルの搬入、備品の入れ替え。施術以外の場面で腰を痛める人がいます。
持ち上げ方を意識するだけで変わります。重いものを1人で運ばない運用になっているかも確認してください。
長時間立ち続けることは、妊娠中に負担がかかりやすい姿勢です。座って休む時間を挟めるかで、1日の終わりの疲れ方が変わります。
考え方は妊娠が分かってからの働き方にまとめています。
同じ職種でも、店の種別が変われば1日の動き方が変わります。回転の速い店では立つ時間が長くなり、単価の高い店では1件が長くなります。
違いはサロン種別の違いと選び方にまとめています。
まず、どの動作でいちばん負担を感じるかを1つ特定してください。次に、設備の高さが調整できるかを確認します。
そのうえで、痛みがあるなら受診してください。我慢の期間を延ばすほど、選べる道が減ります。
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制度や手続きの詳細は改定されることがあります。実際の判断は、各機関の最新の案内や 専門家へのご相談とあわせてご確認ください。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
手荒れの3つの原因と、今日から始められる対策。悪化したときに担当を変える相談のしかたと、負担の少ない職種への移り方を整理します。
美容の現場で対象になりうる例、受診の順序、店が協力しない場合の請求方法。業務委託が対象外である点も整理します。
手荒れの先にある、咳や体調不良への対処です。原因の記録の取り方、手袋と換気の相談、労災の可能性、伝え方を整理します。
辞めたいとまでは思わないが、以前の気持ちが戻らない。体の状態と仕事の中身を切り分け、対処できるものから手を付ける方法を整理します。
手・腰と脚・目と首・薬剤・心。負担を分けて整理し、悪化する前に対策を1つ始めるための入口です。
帰宅から就寝までの時間、寝だめが効かない理由、通勤とシフトの影響。回復の土台を組み立て直します。
夕方に脚が重い、靴がきつい。動かない時間を減らす方法と、靴の選び方、受診の目安を扱います。
ネイル・まつげ・アイブロウ。姿勢と照明、ルーペ、粉じんと薬剤。細かい作業を続けるための調整を扱います。
制度として定められている休暇、賃金の扱い、伝え方。立ち仕事と冷えへの対処、シフトでの調整を扱います。
眠れない・食べられない状態が続くときの受診の目安、職場への伝え方、休職と傷病手当金、復帰の条件を扱います。
伝える義務の範囲、合理的配慮の考え方、通院とシフトの折り合い、施術以外の職域。事情を抱えたまま続けるための選択肢を扱います。
主治医の判断、段階的な復帰、施術の量を戻す順序、再発の兆し。同じ働き方に戻さないための設計を扱います。
求人票には書かれないが、続けられるかを左右します。夏冬の温度、換気、照明、立ち姿勢、休憩の場所。見学で確かめる項目を扱います。
直前に決まる通院、伝える範囲、使える休暇の単位、代わりを立てられるか。働き方の調整だけを扱います。
腰、肩と首、脚とふくらはぎ、足の裏です。職種によって場所が変わり、ネイリストやアイリストは首・肩・目、セラピストや整体は手・手首・腰に来やすくなります。
靴です。最も費用対効果の高い対策で、クッション性があり自分の足に合ったものを選んでください。床の硬い店では中敷きを足すだけでも変わります。
シャンプー台、セット面、施術台の高さが自分の身長に合っているかを確認してください。調整できない設備で毎日8時間は続きません。座って行える施術は座ってください。
1時間に1回、数分でも座る時間を作ってください。予約が詰まっていて取れない店は、構造的に体を壊します。休憩が取れているかは店選びの条件です。
「施術と施術の間は何分空きますか」「1日あたり平均何人ですか」の2つです。人数が多いほど蓄積は早くなります。単価が低い店ほど人数で売上を作ります。
我慢せず整形外科で診てもらってください。原因が筋肉なのか別のものなのかで対処が変わります。市販の湿布を貼り続けるより早く済みます。
業務が原因と認められる腰痛は、労災保険の対象になる場合があります。ただし加齢による変化との切り分けが必要なため、早い段階で受診し記録を残しておくことが重要です。
「体の負担について店として何かされていますか」と聞いてください。具体的な答えが返る店は前例があります。見学で在籍年数の長い人に「体はどうされていますか」と聞くのも有効です。
受付・レセプションは施術の姿勢から離れられます。美容カウンセラーは座って行う相談が中心で、スクール講師も立ち続ける時間が減ります。体を壊してから動くと選択肢が減ります。
負担が限界に近い場合、時間を減らすほうが確実です。時短勤務可の店に移る、アルバイト・パートで日数を減らす。収入は下がりますが、続けられる年数は延びます。