美容師の給料の仕組み|固定給・歩合・面貸しの計算方法と手取りの違い
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
発生の条件、アルバイトへの付与、年5日の取得義務、退職時の扱い。制度と、実際に取るための伝え方を整理します。
VANNA Recruit 編集部公開:更新:
「美容室に有給は無い」。そう言われて、そのまま信じている人がいます。
これは制度としてあり得ません。仕組みを知っておいてください。
年次有給休暇は、労働基準法に基づく制度です。業種や職場の規模に関わらず適用されます。
美容室、理容室、エステサロン、いずれも例外ではありません。「うちには無い」という説明は、制度の説明として成り立ちません。
2つの条件を満たすと発生します。1つ目は、雇い入れの日から6か月続けて勤務していること。2つ目は、その期間の所定労働日の8割以上出勤していることです。
この2つを満たせば自動的に発生します。申請して認められるものではありません。
ここを知らない人が多くいます。週の所定労働日数が少ない人にも、日数に応じて付与されます。これを比例付与といいます。
アルバイト・パートで働いている人も対象です。
勤続年数が長くなるほど、日数が増えていく仕組みです。フルタイムで働く人と、週の労働日数が少ない人では、日数が異なります。
具体的な日数は法律で定められています。厚生労働省の案内で確認してください。
一定の日数が付与される労働者について、年に5日を確実に取得させることが使用者の義務とされています。つまり、本人が申し出なくても、職場が時季を指定して取得させる必要があります。
この義務に違反すると罰則の対象になります。制度があるだけでなく、取らせることまで求められています。
有給休暇は、理由を問わず取得できます。「何に使うのか」を聞かれても、答える義務はありません。
旅行でも、休養でも、私用でも構いません。ただし、職場との関係を考えて伝えている人が多いのも実情です。
職場には、時季を変更してもらう権利があります。ただし、これは事業の正常な運営を妨げる場合に限られます。
「忙しいから」だけでは変更の理由として十分ではありません。そして、変更であって、取得そのものを拒むことはできません。
とはいえ、美容の現場には繁忙期があります。年末、3月、大型連休の前。
この時期を避けて申し出るほうが、話は通りやすくなります。権利であることと、円滑に進めることは両立します。
前日に申し出ると、シフトの組み直しが発生します。1か月前に伝えれば、職場も予定を組めます。
「取れなかった」という状況の多くは、伝える時期が遅いことが原因です。シフトが確定する前に伝えてください。
使わなかった有給休暇は、翌年に繰り越せます。ただし、繰り越せる期間には限りがあります。
時効の期間が定められているため、古いものから消えていきます。残日数と、いつ消えるかを把握しておいてください。
給与明細に記載されていることがあります。記載が無ければ、職場に聞いてください。
「今の有給の残日数を教えてください」と聞くのは、何も問題のない質問です。答えられない職場は、管理ができていない可能性があります。
有給休暇を金銭で買い取ることは、原則として認められていません。休むための制度だからです。
ただし、退職時に残っている分など、例外的に認められる場合があります。原則は「休むために使う」ものだと考えてください。
残っている有給休暇は、退職までの間に取得できます。「退職するから使えない」ということはありません。
引き継ぎの日程と合わせて、早めに相談してください。手順は退職の進め方にまとめています。
制度があることと、実際に取れることは違います。「有給の取得率はどのくらいですか」と聞いてください。
数字で答えられる職場は運用ができています。「相談してもらえれば」だけの答えなら、実績を重ねて聞いてください。
これは構造的な問題です。1人が抜けると回らない職場では、休みにくくなります。
少人数サロンを選ぶときは、この点を確認してください。違いはサロンの規模による働き方の違いにまとめています。
有給とは別に、年間休日があります。年間休日が少ない職場で有給が取れないと、休みが極端に減ります。
年間休日120日以上や完全週休二日制とあわせて確認してください。実態は美容師の労働時間と休日の実態にまとめています。
慢性的に人が足りない状態では、制度があっても運用が追いつきません。断られ続ける場合、原因は制度ではなく人数です。
対処は人手が足りず回らないときにまとめています。
雇用されていない働き方では、有給休暇の制度は適用されません。業務委託や面貸しでは、休んだ日の収入がそのまま無くなります。
自由度と引き換えに、この保証を手放すことになります。比較は雇用形態の比較にまとめています。
契約が業務委託でも、働き方の実態によっては労働者として扱われることがあります。出勤時刻が決められている、仕事の進め方に指示がある。
こうした要素がある場合、有給休暇の対象になる可能性があります。労働局に相談できます。
体調を崩したとき、まず有給を使うことになります。使い切った後の収入は別の制度の話です。
仕組みは病気やけがで働けなくなったときにまとめています。残日数を把握しておく意味は、ここにもあります。
有給休暇の取得を理由に、賃金を減らしたり評価を下げたりすることは認められていません。そうした扱いを受けた場合、都道府県労働局に相談できます。
無料で相談を受け付けています。記録を残しておくと、話が早く進みます。
いつ申し出て、どう答えられたか。日付とやり取りの内容を残してください。
口頭だけのやり取りは、後で確認できません。メッセージなど、形の残る方法で伝える方法もあります。
求人票に有給の記載があるかを見てください。そして、面接で取得実績を聞いてください。
書面で確認する方法は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。
まず、自分の有給の残日数を確認してください。次に、今年まだ何日取れていないかを数えます。
そのうえで、次の3か月で1日、取る日を決めてください。制度は、使わなければ無いのと同じです。
お金と制度の記事は給与・待遇と制度の記事一覧にまとまっています。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
席料の形式、材料費の負担、集客の責任範囲。契約前に必ず書面で確かめたい項目を挙げます。
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時間外・深夜・休日の3つの割増、固定残業代の超過分、手当が計算に含まれるかどうかを扱います。
自己負担の額、課税の扱い、退去の条件、初期費用。家賃が変わると手取りの意味も変わります。
協会けんぽ・健康保険組合・国民健康保険・国民健康保険組合。傷病手当金の有無と保険料の決まり方を扱います。
契約期間・更新の判断基準・更新上限・無期転換。契約する前に読む場所と、更新されないと告げられたときの手順を扱います。
パート・契約社員と正社員の待遇差。何が不合理と扱われるか、説明を求める権利、項目を1つに絞って聞く方法を扱います。
評価の基準の聞き方、目標の置き方、給与の伝え方、決まったことの残し方。年に数回しかない場を無駄にしないための準備を扱います。
1日8時間・週40時間の原則、36協定、時間外の上限、休憩と休日の最低線。金額ではなく時間の枠を扱います。
面貸し・業務委託には雇用の保護が及びません。そのかわり取引を適正にするための定めがあります。何を求められるかを整理します。
施術のトラブル、自分のけが、働けない期間。雇用と業務委託で誰が備えているかが変わります。確認する順序を扱います。
あります。年次有給休暇は労働基準法に基づく制度で、業種や職場の規模に関わらず適用されます。「うちには無い」という説明は制度の説明として成り立ちません。
雇い入れの日から6か月続けて勤務し、その期間の所定労働日の8割以上出勤していることの2つです。この2つを満たせば自動的に発生し、申請して認められるものではありません。
あります。週の所定労働日数が少ない人にも、日数に応じて付与されます。これを比例付与といいます。
ありません。有給休暇は理由を問わず取得できます。「何に使うのか」を聞かれても答える義務はありません。
職場には時季を変更してもらう権利がありますが、事業の正常な運営を妨げる場合に限られます。そして変更であって、取得そのものを拒むことはできません。
早めに伝えることです。前日に申し出るとシフトの組み直しが発生しますが、1か月前なら職場も予定を組めます。シフトが確定する前に伝えてください。
翌年に繰り越せますが、繰り越せる期間には限りがあります。時効の期間が定められているため、古いものから消えていきます。残日数といつ消えるかを把握してください。
使えます。「退職するから使えない」ということはありません。引き継ぎの日程と合わせて早めに相談してください。
金銭で買い取ることは原則として認められていません。休むための制度だからです。ただし退職時に残っている分など、例外的に認められる場合があります。
有給休暇の取得を理由に賃金を減らしたり評価を下げたりすることは認められていません。都道府県労働局に無料で相談できます。日付とやり取りの記録を残しておいてください。