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キャリア

美容師アシスタントからスタイリストになるまで|期間と練習の進み方

デビューまでの期間はサロンによって差があります。練習の進み方、確認すべき基準、給与の変化を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • アシスタント期間に担当する業務と練習の順序
  • デビューまでの期間を左右する4つの要素
  • 「何年で」ではなく「何ができたら」を確認する理由

美容師として働き始めてから、スタイリストとして一人で担当するまでには期間があります。この長さと過ごし方は、サロンによってかなり違います。

「何年でデビューか」だけでなく「何ができたらデビューか」が決まっているかどうかが、より重要です。

アシスタントが担当する業務

シャンプー、ブロー、カラー剤の塗布、パーマのロッド巻き。加えて、器具の準備と片付け、清掃、店によっては受付と電話の対応。

これらを担当しながら、営業時間の前後で技術練習を重ねます。1日の流れはサロンの1日の流れにまとめています。

練習の進み方

一般的には、シャンプー、ブローとスタイリング、カラーの塗布、パーマの巻き方、カットの順で段階を上がります。

カットはウィッグから始まり、スタッフ相互、そしてお客さまへ進みます。サロンによって順序も基準も違います。

段階ごとにテストがある

各段階で社内のテストを設けているサロンが多く、合格すると次へ進みます。

この基準が明文化されているかどうかが、育成の設計があるサロンかどうかの目安になります。

デビューまでの期間

1年程度から3年以上までの幅があります。同じ業界でも、これだけ違います。

差が出るのは、練習時間の確保、教える人の数、テストの頻度、店舗の客数。この4つです。

練習時間が確保されているか

営業時間内に練習の時間があるか、閉店後だけか。ここで進み方が変わります。

閉店後だけの店では、疲れた状態で練習することになります。扱いは営業後の練習と勉強会にまとめています。

教える人が決まっているか

教育担当がいるか、手の空いた先輩が見るのか。後者では、教わる内容が人によって変わります。

「分からないときは、どなたに聞けばよいですか」と入店時に確認してください。

実績を聞く

「いまアシスタントの方は何人いて、直近でデビューした方は入店何年目でしたか」。制度の説明より、実績のほうが正確です。

他に聞くことは面接で自分から聞く質問にまとめています。

練習時間の給与を確認する

閉店後の練習が慣習として残っている職場があります。週に何回、1回あたり何時間か、その時間に給与が発生するか。

サロン側が指示して行わせる練習は、労働時間にあたる場合があります。実態と扱いが食い違っていると感じたら、労働基準監督署の総合労働相談コーナーへ無料で相談できます。

練習の材料費を確認する

ウィッグ、薬剤、道具。練習には費用がかかります。自己負担の店では、月に数千円から数万円が出ていきます。

材料費サロン負担の求人の記載を確認してください。負担の実態は美容師の道具と自己負担にまとめています。

モデルを自分で探す場合

練習には相手が必要です。モデルを自分で用意するよう求められることがあります。

負担の大きい部分です。どう確保しているかを、在籍している人に聞いてください。

デビューの基準を聞く

「何年で」ではなく「何ができたら」が示されているサロンを選んでください。基準を言葉で説明できるサロンは、育成の順序を設計しています。

「頑張り次第」「人による」としか返ってこない場合、物差しが用意されていない可能性があります。

アシスタント期間の給与

入店時の月給に加えて、デビュー後に給与がどう変わるか、歩合が付き始めるのはいつからかを確認してください。

この期間は収入が伸びにくい時期です。生活を維持できる水準かどうかを、入店前に計算してください。計算の考え方は美容師の給料の仕組みにまとめています。

社会保険を確認する

社会保険に入れるかどうかは、額面に出ない収入です。同じ月給でも、価値が変わります。

仕組みは美容師の社会保険にまとめています。

奨学金の返済と重なる時期

新卒で入る場合、返済の開始とこの期間が重なります。数字を先に出しておいてください。

考え方は奨学金の返済と初任給にまとめています。

サロンの規模で変わる

少人数サロンでは早い段階で任される代わりに、教えてくれる人が限られます。大型店は研修が体系化されている一方、デビューまでの人数待ちが発生することがあります。

どちらが良いというより、自分がどちらの環境で伸びるかで選んでください。違いは少人数サロンと大型チェーンの違いにまとめています。

手荒れは早い段階で出る

シャンプーの回数が一気に増えます。症状が出てから始めるより、入店時から手袋と保湿を習慣にしておくほうが効きます。

方法は美容師の手荒れを防ぐにまとめています。

体を壊すと期間が延びる

腰、脚、手。この時期に無理をすると、練習も担当もできなくなります。

対策は体を壊さない働き方の設計にまとめています。

指名を作る準備を始める

デビュー直後は指名客がゼロの状態から始まります。アシスタント時代から、担当したお客さまの顔と好みを覚えてください。

会話の内容をカルテに残し、自分の名前を覚えてもらう。考え方は2回目に来てもらうにまとめています。

確認の技術を先に身につける

技術が追いつかない段階でも、施術前の確認は丁寧にできます。ここで差をつけられます。

考え方はカウンセリングの技術にまとめています。

得意分野を決める

「何でもできます」より「この施術が得意です」のほうが、指名につながります。カラー、ショートカット、縮毛矯正など、ひとつ軸を決めて練習を厚くしてください。

考え方は専門を作るという選択にまとめています。

数字を記録しておく

将来の転職で使います。担当した人数、指名の数、客単価を月ごとに残しておくと、職務経歴書に書ける材料になります。

書き方は美容業界の履歴書・職務経歴書の書き方にまとめています。

デビュー前に転職を考えたとき

練習の機会が想定より少ない、デビューの基準が示されない、生活が維持できない給与水準、労働時間が実態と違う。この4つが多く見られます。

いまのサロンで感じた不足を、次の条件に置き換えてください。

経験は無駄にならない

シャンプーやカラー塗布をどれだけ担当したかは、そのまま実績として書けます。年数ではなく、件数で示してください。

考え方は入職後の最初の90日にもまとめています。免許を持たずに現場へ入るサロンアシスタントという職種もあります。

今日からできること

まず、いま自分がどの段階にいるかを書き出してください。次に、次の段階に進む基準を店に確認します。

そのうえで、担当した人数を月ごとに数え始めてください。デビューの時期は、記録が無いと自分でも分かりません。

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よくある質問

美容師のデビューまでには何年かかりますか。

サロンによって大きく異なり、1年程度から3年以上までの幅があります。練習時間が営業時間内にあるか、教育担当がいるか、テストの頻度などで変わります。面接で「直近でデビューした方は入店何年目でしたか」と実績を聞くのが確実です。

閉店後の練習に給与は出ますか。

サロン側が指示して行わせる練習は、労働時間にあたる場合があります。実態と扱いが食い違っていると感じたときは、労働基準監督署の総合労働相談コーナーへ無料で相談できます。応募前に、練習の時間帯と給与の有無を確認してください。

デビューの基準はどう聞けばよいですか。

「何年で」ではなく「何ができたら」を聞いてください。基準を言葉で説明できるサロンは、育成の順序を設計しています。

練習の材料費は自己負担ですか。

店によります。ウィッグ・薬剤・道具で月に数千円から数万円かかることがあります。材料費サロン負担の記載を確認し、実際の負担額を聞いてください。

モデルは自分で用意するのですか。

用意を求められることがあります。負担の大きい部分なので、在籍している人がどう確保しているかを聞いてください。

アシスタント期間の給与で生活できますか。

収入が伸びにくい時期です。入店時の月給、デビュー後の変化、歩合が付き始める時期を確認し、入店前に計算してください。

奨学金の返済と重なります。

新卒の場合、返済の開始とこの時期が重なります。月々の返済額と手取りを並べた数字を、先に出しておいてください。

サロンの規模で進み方は変わりますか。

変わります。少人数サロンは早い段階で任される代わりに教えてくれる人が限られ、大型店は研修が体系化されている一方でデビューまでの人数待ちが出ることがあります。

デビュー前に転職してもよいですか。

練習の機会が少ない、基準が示されない、生活が維持できない、労働時間が実態と違う。この4つが理由なら、環境を変える判断はあります。担当した件数は実績として書けます。