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給与・待遇と制度

退職するときのお金と書類|最後の給与から社会保険まで

最後の給与の支払日、有給の残り、返すもの、受け取る4つの書類。社会保険と住民税の切り替えまで扱います。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 最後の給与は締め日と支払日の関係で決まる。辞めた月にすぐ入るとは限らない
  • 離職票・雇用保険被保険者証・年金手帳・源泉徴収票の4つを必ず受け取る
  • 退職の翌日に健康保険の資格を失う。次の職場までの間は自分で手続きが要る

辞めると決めてから、実際にお金が動くまでには時間差があります。最後の給与、有給の残り、返してもらうもの、受け取る書類。

手順そのものは退職の進め方にまとめており、ここではお金と書類だけを扱います。

最後の給与はいつ出るか

締め日と支払日の関係で決まります。月末締めの翌月払いなら、辞めた翌月に振り込まれます。

辞めた月にすぐ入るとは限りません。生活の計画を立てるときは、ここを間違えないでください。

支払日を確認しておく

「最後の給与はいつ、どの口座に振り込まれますか」と辞める時点で聞いてください。口座を解約すると受け取れなくなります。

日割りになる場合、計算の方法も聞いてください。

有給の残りを使う

残っている年次有給休暇は、退職までの間に取得できます。「退職するから使えない」ということはありません。

引き継ぎの日程と合わせて、早めに相談してください。仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。

買い取りは原則できない

有給を金銭で買い取ることは、原則として認められていません。ただし、退職時に残っている分など例外的に認められる場合があります。

制度としてあるかどうかは、就業規則を確認してください。

退職金があるか

制度がある店と、無い店があります。あっても、勤続年数の条件を満たさないと出ません。

就業規則で条件を確認してください。備えの考え方は退職金がない場合の備えにまとめています。

返すもの

制服、鍵、名札、店の道具、貸与された端末。最終出勤日までに返してください。

返却が遅れると、最後の給与の手続きも止まります。

受け取るもの

離職票、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票。この4つです。

すべてがその場でもらえるとは限りません。いつ届くかを聞いておいてください。

離職票が要る場面

雇用保険の給付を受けるには、離職票が必要です。発行までに日数がかかります。

次が決まっている場合は不要ですが、決まっていないなら必ず受け取ってください。仕組みは辞めたあとの雇用保険にまとめています。

源泉徴収票が要る場面

年内に次の職場へ入る場合、そこへ提出します。これが無いと年末調整ができません。

年内に働かない場合は、自分で確定申告をするときに使います。手順は年末調整と確定申告にまとめています。

離職の理由の記載を見る

離職票には、辞めた理由が記載されます。自己都合か会社都合かで、雇用保険の扱いが変わります。

事実と違う記載があれば、その場で申し出てください。後から直すのは手間がかかります。

社会保険の空白を作らない

退職の翌日から、健康保険の資格を失います。次の職場に入るまでの間、自分で手続きが必要です。

任意継続、国民健康保険、家族の扶養。3つの選択肢があります。手順は保険の切り替え手続きにまとめています。

年金も切り替える

厚生年金から国民年金へ、期間があく場合は切り替えが要ります。手続きには期限があります。

放置すると、未納の期間として残ります。仕組みは美容師の社会保険にまとめています。

住民税の扱いが変わる

給与から引かれていた分が、自分で納める形に切り替わることがあります。辞める時期によって扱いが違います。

前の年の所得に対してかかるため、収入が下がった年でも請求が来ます。読み方は給与明細の読み方にまとめています。

最後の月の控除を確認する

最後の給与から、社会保険料が2か月分引かれることがあります。締めのタイミングによるものです。

手取りが想定より少なくなるため、見込んでおいてください。

未払いがある場合

働いた分の賃金が支払われない場合、請求できます。時効の期間が定められています。

記録が残っていれば、話が早く進みます。手順は給与が支払われないときにまとめています。

損害の名目で引かれた場合

備品の破損や施術のトラブルを理由に、給与から差し引く運用は、労働基準法上、問題になり得ます。当然に認められるものではありません。

そうした扱いを受けた場合、労働局の窓口で相談できます。備えはサロンの賠償責任と保険にまとめています。

研修費の返還を求められた場合

「一定年数勤めないと返済」という取り決めがある場合があります。内容によっては、法律上の問題を含むことがあります。

署名した書面を確認したうえで、労働局に相談してください。もめた場合の進め方は退職でもめたときにまとめています。

面貸し・業務委託の場合

雇用ではないため、扱いが変わります。最後の報酬の支払日、席料の精算、預けている道具。

契約書に沿って進めてください。確認の観点は面貸し・シェアサロンで働くにまとめています。

独立していた場合

店をたたむ場合、契約の解約、届出、設備の処分が発生します。廃業した年の分の確定申告も必要です。

戻るときの整理は独立・業務委託から雇用へ戻るにまとめています。

空白期間の生活費を出す

次が決まるまで何か月しのげるか。貯蓄、給付の見込み、その間の支出。数字で出してください。

3か月分を目安にする考え方は辞めるか続けるかにまとめています。

書類は1か所にまとめる

離職票、源泉徴収票、年金手帳、雇用保険被保険者証。次の職場でまとめて求められます。

使い道は収入を証明する書類にまとめています。免許証も同じ場所に置いてください。

次が決まっている場合

社会保険は切れ目なく切り替わることが多くなりますが、入職日が空くと自分で手続きが要ります。

入職前の準備は入職初日までに準備することにまとめています。求人は社会保険完備の求人から探せます。

記録を残しておく

やり取りの日付、伝えた内容、受け取った書類。後から確認が必要になる場面があります。

自分の手元にも控えを残してください。

今日からできること

まず、最後の給与の支払日を確認してください。次に、有給の残日数を明細で見ます。

そのうえで、受け取る4つの書類がいつ届くかを聞いてください。ここを確認せずに辞めると、後から連絡することになります。

給与・待遇と制度の記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

最後の給与はいつ出ますか。

締め日と支払日の関係で決まります。月末締めの翌月払いなら、辞めた翌月に振り込まれます。口座を解約すると受け取れなくなるため、支払日と振込先を辞める時点で確認してください。

有給は使えますか。

残っている年次有給休暇は、退職までの間に取得できます。「退職するから使えない」ということはありません。引き継ぎの日程と合わせて早めに相談してください。

有給を買い取ってもらえますか。

金銭で買い取ることは原則として認められていません。ただし、退職時に残っている分など例外的に認められる場合があります。就業規則を確認してください。

何を受け取りますか。

離職票、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票の4つです。すべてがその場でもらえるとは限らないため、いつ届くかを聞いておいてください。

離職票は必ず要りますか。

雇用保険の給付を受けるには必要です。発行までに日数がかかります。次が決まっている場合は不要ですが、決まっていないなら必ず受け取ってください。

源泉徴収票は何に使いますか。

年内に次の職場へ入る場合、そこへ提出します。これが無いと年末調整ができません。年内に働かない場合は、自分で確定申告をするときに使います。

健康保険はどうなりますか。

退職の翌日に資格を失います。次の職場に入るまでの間は、任意継続、国民健康保険、家族の扶養のいずれかを自分で手続きします。

最後の給与が少ないのはなぜですか。

締めのタイミングによって、社会保険料が2か月分引かれることがあります。手取りが想定より少なくなるため、見込んでおいてください。

研修費の返還を求められました。

「一定年数勤めないと返済」という取り決めがある場合がありますが、内容によっては法律上の問題を含むことがあります。署名した書面を確認したうえで、労働局に相談してください。