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キャリア

ブランクから美容師に復帰する手順|技術の戻し方と働き方の選び方

離れていた期間の説明のしかたと、技術の勘を戻す順序。時短やアシスタント復帰という選択肢も含めて整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • ブランクの説明は短く事実だけ。サロンが知りたいのは「これからどう働けるか」
  • 戻り方を3段階(勘・担当・勤務時間)に分ける
  • 免許は失効しないが、氏名変更時は書き換えが必要
  • 家庭の条件を先に伝えたほうが続く理由

出産・育児、介護、体調、他業種への転職。現場を離れる理由はさまざまです。

ブランクがあること自体は、復帰の妨げになりません。大事なのは、離れていた期間の説明のしかたと、戻り方の順序を決めておくことです。

ブランクは不利にならない

美容の現場では、離職期間のある人が一定数います。免許を持ち、一度は現場を経験している人は、未経験から育てるより早く戦力になります。

サロン側もそれを分かっています。

説明は短く、事実だけ

隠さず、短く、事実だけを書いてください。長い言い訳は不要です。

「育児のため2020年から4年間離れていました」「介護のため2年間、別業種で勤務していました」。この程度で足ります。

過去より、これからを書く

そのうえで、いまの状況を添えてください。勤務可能な曜日と時間、預け先の確保など。

サロンが知りたいのは過去の理由ではなく、これからどう働けるかです。書き方は職務経歴書の書き方にまとめています。

戻り方は3段階で考える

いきなりフルタイムのスタイリストに戻る必要はありません。段階を分けると、無理なく戻れます。

まず勘を戻し、次に担当を戻し、最後に勤務時間を戻します。

段階1:勘を戻す

時短勤務やアルバイトから始めてください。アシスタント業務を含む形や、ヘルプ中心のポジションから始める形もあります。

ブランクOKアシスタントスタート可時短勤務可の条件が付いた求人を探すと、この段階に合う職場が見つかります。

段階2:担当を戻す

シャンプーやカラー塗布から始めて、少しずつ担当施術を広げます。この段階で、薬剤や機材の変化に追いつきます。

焦らず、できる範囲を確実に増やしてください。

段階3:勤務時間を戻す

家庭の状況が変わったタイミングで、勤務日数や時間を増やしていきます。最初から「いずれフルタイムに戻りたい」と伝えておいてください。

サロン側も人員の計画を立てやすくなります。

技術のアップデート

離れている間に変わっているものを、先に押さえておくと不安が減ります。薬剤の主流、髪質改善系メニューの広がり、予約システムのデジタル化。

発信で集客することが当たり前になっている点も、以前とは違います。考え方は発信と指名づくりにまとめています。

講習は離職中でも受けられる

メーカーの講習会には、離職中でも受けられるものがあります。復帰前に1つでも受けておくと、面接で話せる材料になります。

「戻る準備をしている」という事実そのものが、評価されます。

技術は消えていない

数か月で戻ります。体が手順を覚えているためです。

変わっているのは、薬剤と機材と、店の運営のしかたです。そこだけ追いつけば済みます。

免許は失効しない

美容師免許・理容師免許は、使っていない期間があっても失効しません。更新手続きも不要です。

ここを心配して復帰をためらう人がいますが、その必要はありません。

氏名が変わっている場合

結婚などで氏名や本籍地が変わっている場合は、名簿の記載を訂正する手続きが必要です。復帰前に手元の免許証を確認しておいてください。

手順は美容師免許の手続きにまとめています。日数がかかるため、早めに動いてください。

家庭と両立する条件を先に決める

面接で聞かれる前に、自分の中で線を引いておいてください。働ける曜日と時間帯、子どもの急な発熱時にどうするか、対応できる人がいるか。

土日に出られるか、残業ができるか。ここまで決めてから応募してください。

先に伝えるほうが続く

あらかじめ伝えておいたほうが、あとで揉めません。「言いにくいから黙っておく」が、いちばん続かない原因になります。

先に伝えたうえで採用する職場は、受け入れる準備があります。

土日の条件は数字で言う

「できるだけ入ります」では、店の期待と食い違います。月に何回入れるかを、数字で伝えてください。

守れる約束をするほうが、長く働けます。考え方は子育てと美容の仕事を両立するにまとめています。

職場の選び方

子育て中のスタッフが実際に在籍しているか。シフトの提出サイクルが1か月前か2週間前か。急な休みが出たときのフォロー体制。

そして産休・育休の取得実績があるか。この4つで絞ってください。

制度は使えるかまで聞く

制度があることと、実際に使えることは違います。「直近で取得された方はいますか」と聞いてください。

実績のある職場は、戻ってくる前提で人員を組んでいます。制度の中身は美容の仕事と産休・育休にまとめています。

シフトの決まり方を聞く

希望をいつまでに出すか、誰が組むか、変更はどう扱われるか。家庭の予定と直結します。

伝え方はシフトの希望をどう伝えるかにまとめています。

見学で実態を見る

休憩の取り方や、スタッフ同士の助け合いのしかたを見てください。営業中の時間帯にお願いすると、実態が分かります。

確認項目は見学・体験入店で必ず見ておきたいことにまとめています。

介護が理由の場合

介護は、終わりが見えないという点で子育てと違います。見通しが立たない段階でも、状況だけは伝えてください。

考え方は介護と美容の仕事を両立するにまとめています。

体調が理由の場合

戻るときは、以前と同じ働き方でなくて構いません。手荒れが理由なら薬剤に触れる時間の少ない職種が、腰や肩が理由なら姿勢の違う職種があります。

対策は美容師の手荒れを防ぐ立ち仕事の負担を減らすにまとめています。

焦らないこと

ブランクが長いほど、最初の数か月は思うように動けません。それは技術が消えたのではなく、体が手順を思い出している途中です。

半年から1年をかけて戻す前提で計画を立ててください。最初から完璧を求めると、続けること自体が難しくなります。

入ってからの3か月

新しい環境は、誰でも最初がつらくなります。ブランクがあると、それに加えて「できない自分」に焦ります。

そこで判断すると、すべての職場が合わないことになります。過ごし方は入職後の最初の90日にまとめています。

復帰しやすい求人の探し方

条件から絞ると、応募できる求人だけが並びます。ブランクOKの求人は離職期間があることを前提に受け入れており、時短勤務可の求人なら週の日数や1日の時間を短くして始められます。

シフト相談可の求人は家庭の予定に合わせやすく、研修制度が充実した求人なら薬剤や機材の変化に追いつけます。

職種を変えて戻る

いきなりスタイリストとして戻るのが不安な場合、アシスタント受付・レセプションから現場の空気に慣れる方法もあります。

まず勤務のリズムを取り戻してから、施術の比率を上げていく戻り方です。

今日からできること

まず、働ける曜日と時間帯を書き出してください。次に、免許証の氏名が現在のものと一致しているか確認します。

そのうえで、ブランクOKの求人を3件見てください。条件を先に決めておくと、選ぶのが早くなります。

キャリアの記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

ブランクがあると復帰は難しいですか。

難しくありません。免許を持ち一度は現場を経験している人は、未経験から育てるより早く戦力になります。ブランクを受け入れる求人は常に一定数あります。

離職期間はどう説明すればよいですか。

隠さず、短く、事実だけを書いてください。「育児のため2020年から4年間離れていました」で十分です。そのうえで、いまの勤務可能な曜日・時間、預け先の確保などを添えてください。

いきなりフルタイムに戻る必要がありますか。

ありません。3段階で考えてください。まず時短やアルバイトで勘を戻し、次にシャンプーやカラー塗布から担当を広げ、最後に勤務時間を戻します。

技術は戻りますか。

数か月で戻ります。体が手順を覚えているためです。変わっているのは薬剤・機材・店の運営のしかたで、そこだけ追いつけば済みます。

美容師免許は失効しますか。

失効しません。更新手続きも不要です。ただし結婚などで氏名や本籍地が変わっている場合は、免許証の書き換え手続きが必要です。復帰前に手元の免許証を確認してください。

離職中に準備できることはありますか。

メーカーの講習会には、離職中でも受けられるものがあります。復帰前に1つでも受けておくと面接で話せる材料になり、「戻る準備をしている」こと自体が評価されます。

家庭の事情はいつ伝えますか。

面接で聞かれる前に、自分の中で線を引いておいてください。働ける曜日と時間帯、急な発熱時の対応、土日の可否、残業の可否。先に伝えたほうが、あとで揉めません。

土日はどう伝えればよいですか。

「できるだけ入ります」では店の期待と食い違います。月に何回入れるかを数字で伝えてください。守れる約束をするほうが、長く働けます。

職場はどう選べばよいですか。

子育て中のスタッフが実際に在籍しているか、シフトの提出サイクル、急な休みのフォロー体制、産休・育休の取得実績。制度の有無ではなく「直近で取得した人がいるか」を聞いてください。

復帰後、すぐ思うように動けません。

技術が消えたのではなく、体が手順を思い出している途中です。半年から1年をかけて戻す前提で計画を立ててください。最初から完璧を求めると、続けること自体が難しくなります。