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悩み・働き方の見直し

一人で店を回す働き方|裁量の大きさと、代わりがいないこと

休憩・急な体調不良・防犯・責任と権限のずれ。ひとりで営業する店に入る前に確認することを扱います。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 雇用か業務委託かで、休憩や労働時間の扱いがまったく変わる
  • 最も大きな負担は「休むと店が閉まる」こと。休んだときの扱いを先に確認する
  • 責任だけ負って価格もメニューも人員も決められない状態が、いちばん苦しい

開店から閉店まで、店にいるのは自分ひとり。美容業界では珍しくない働き方です。

裁量が大きく、自分のやり方で進められます。その一方で、代わりがいないことから生じる負担があります。両方を見てから決めてください。

どういう店で起きるか

オーナーがひとりで営む店に雇われる形、複数店舗のうち小さな1店を任される形、面貸しで自分だけが入っている形。

どの形かによって、責任の重さも収入の決まり方も変わります。まず自分がどれに当たるかを確認してください。

雇用か業務委託かで大きく違う

雇われている場合は、労働時間も休憩も労働基準法の対象です。業務委託であれば、その保護は原則として及びません。

契約の違いは正社員・業務委託・面貸しの違いにまとめています。

休憩が取りにくい

労働時間が一定を超えると、休憩を与えることが法律で定められています。ただし、ひとりで回している店では、予約の間に取るしかないのが実際です。

予約の入れ方で休憩を確保できるかどうかが決まります。面接では「休憩を何分取れていますか」と実績で聞いてください。

予約の枠を自分で設計できるか

休憩の時間を最初から枠として押さえられるなら、負担はかなり変わります。逆に、本部や店長が枠を決める形では、自分で守れません。

誰が予約枠を決めるのかを、入る前に確認してください。

体調を崩すと店が閉まる

代わりがいないため、休むと営業できません。この一点が、ひとりで回す店の最も大きな負担です。

休んだときの扱い、代替の人がいるか、売上への影響がどう扱われるか。この3つを先に確認してください。

有給休暇は取れるか

雇われている場合、有給休暇は付与されます。ただし、取ると店が閉まる状況では、制度があっても使いにくくなります。

「直近1年で何日取れましたか」と実績で聞いてください。仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。

業務の範囲が広がる

施術だけでなく、予約管理、電話対応、発注、清掃、売上の集計、発信。すべてが自分の担当になります。

どこまでが業務かを書面で確認してください。読む場所は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。

施術以外の時間が長い

営業時間外に発注や集計をしている場合、それが労働時間として扱われているかを確認してください。

準備と片付けの時間の扱いは残業代と各種手当にまとめています。

相談する相手がいない

判断に迷ったとき、その場で聞ける人がいません。施術の途中でも、自分で決めることになります。

オーナーや本部と、どのくらいの頻度で連絡が取れるかを確認してください。

困った来店への対応も一人

強い言い方をされる、長時間居座られる、身体的な距離が近い。こうした場面で助けを呼べません。

対処はお客さまとの距離の取り方クレームを受けたときにまとめています。

防犯の備えを確認する

夜間の営業、施錠の手順、緊急時の連絡先、防犯カメラの有無。ひとりで営業する時間帯があるなら、必ず確認してください。

「危ないと感じたら閉めてよい」という了解を、先に取っておいてください。

責任と権限が一致しているか

売上の責任を負わされる一方、価格もメニューも人員も決められない。この状態が最も苦しくなります。

何を自分で決められるかを、入る前に聞いてください。

数字が見える利点

売上、客単価、材料費、予約の埋まり方。すべてが手元にあるため、店の仕組みが分かるようになります。

将来の独立を考えている人には、実地の勉強になります。見方はサロンの数字の見方にまとめています。

自分の色を出せる

内装、メニュー構成、発信の仕方。裁量が大きいぶん、自分の考えを反映しやすくなります。

指名も付きやすく、担当が自分ひとりであることが強みになります。育て方は指名を増やすにはにまとめています。

集客の責任がどこにあるか

新規のお客さまを集めるのが自分の仕事なのか、店側なのか。ここが曖昧なまま入ると、売上が伸びない責任だけを負います。

面貸しの場合、集客は原則として自分の側です。扱いは面貸し(ミラーレンタル)で働くときの確認事項にまとめています。

技術が止まりやすい

教わる相手も、他人の施術を見る機会もありません。意識して外に出ないと、やり方が固定されます。

対処は技術が伸びなくなったと感じたときにまとめています。

孤立しやすい

同僚との雑談が無い状態が続くと、判断も気持ちも内側に閉じます。店の外につながりを持ってください。

考え方は業界のつながりをどう持つかにまとめています。

向いている場面

自分で決めたい、数字を見たい、独立を準備したい。この3つに当てはまるなら、得るものは大きくなります。

準備としての位置づけは独立・開業の準備チェックリストにまとめています。

向いていない場面

技術を教わりたい段階、体調に不安がある時期、家庭の事情で急に休む可能性がある時期。

この場合は、人数のいる店のほうが続きます。違いは少人数サロンと大型チェーンの違いにまとめています。

見学で確かめる

営業中に行けば、休憩の取り方も予約の詰まり方も見えます。ひとりで回している時間帯に合わせてください。

確認項目はサロン見学のチェックリストにまとめています。

面接で聞く4つ

休憩を何分取れているか、休んだときに誰が対応するか、予約枠を誰が決めるか、価格とメニューを誰が決めるか。

聞き方は面接で自分から聞く質問にまとめています。

相談できる窓口

休憩が取れない、労働時間が記録されない、体調を崩しても休めない。こうした状態が続くなら、相談の対象です。

窓口の使い分けは労働相談の窓口をどう使うかにまとめています。

今日からできること

まず、その店が雇用なのか業務委託なのかを確認してください。次に、休憩と休みの実績を数で聞きます。

そのうえで、価格・メニュー・予約枠を誰が決めるかを聞いてください。責任と権限がずれていないかが、そこで分かります。

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条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

休憩は取れますか。

労働時間が一定を超えると休憩を与えることが法律で定められていますが、ひとりで回す店では予約の間に取るしかないのが実際です。面接では「何分取れていますか」と実績で聞いてください。

体調を崩したらどうなりますか。

代わりがいないため、休むと営業できません。休んだときの扱い、代替の人がいるか、売上への影響がどう扱われるか。この3つを先に確認してください。

有給休暇は使えますか。

雇われていれば付与されます。ただし取ると店が閉まる状況では、制度があっても使いにくくなります。「直近1年で何日取れましたか」と実績で聞いてください。

困ったお客さまへの対応は。

助けを呼べない前提で備えることになります。夜間の営業がある場合は、施錠の手順、緊急時の連絡先、防犯カメラの有無を確認し、「危ないと感じたら閉めてよい」という了解を先に取ってください。

利点は何ですか。

売上・客単価・材料費・予約の埋まり方がすべて手元にあるため、店の仕組みが分かるようになります。将来の独立を考えている人には実地の勉強になります。

向いていないのはどんな時期ですか。

技術を教わりたい段階、体調に不安がある時期、家庭の事情で急に休む可能性がある時期。この場合は人数のいる店のほうが続きます。

面接では何を聞きますか。

休憩を何分取れているか、休んだときに誰が対応するか、予約枠を誰が決めるか、価格とメニューを誰が決めるか。この4つで、責任と権限がずれていないかが分かります。