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転職の基本

人材紹介・転職エージェントを使うとき|確認することと、使わない判断

許可を受けた事業者か、手数料は誰が払うか、紹介された求人をどう確かめるか。使う利点と、直接応募のほうが早い場面を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 有料職業紹介には厚生労働大臣の許可が要る。許可番号の記載を確認する
  • 求職者から手数料を取ることは原則として認められていない
  • 費用を払うのはサロン側。勧められた求人を無条件に信じない

求人を自分で探すほかに、人材紹介の事業者を通して応募するという経路があります。美容業界でも、この形の会社が複数あります。

便利な面と、そうでない面の両方があります。仕組みを知ったうえで使い分けてください。

求人サイトとは仕組みが違う

求人サイトは、募集の情報を並べて見せるものです。応募するかどうかは、自分で決めて自分で連絡します。

人材紹介は、担当者が間に入り、求人を選んで示し、面接の日程まで調整します。ここが大きな違いです。

許可を受けた事業者かを確認する

有料で職業紹介を行うには、厚生労働大臣の許可が必要です。許可を受けた事業者には番号が与えられており、公式サイトに記載されています。

記載が見当たらない場合は、その事業者を使わないでください。許可の有無は、労働者側を守るための最低限の線引きです。

求職者から手数料は取らない

有料職業紹介では、求職者から手数料を受け取ることが原則として認められていません。事業者の収入は、採用したサロン側から支払われます。

「登録料」「紹介料」を求職者に請求されたら、その時点で断ってください。支払う理由がありません。

誰の側に立つかを理解する

費用を払うのはサロン側です。担当者は、求職者の希望を聞きつつも、採用が成立することで収入を得ています。

これは悪いことではありませんが、勧められた求人を無条件に信じない理由にはなります。最後に判断するのは自分だという前提で使ってください。

使う利点

自分では見つけられない募集を示してもらえる、条件の交渉を代わりに進めてもらえる、面接の日程を調整してもらえる。

在職中で時間が取れない人にとっては、この3つが効きます。進め方は在職中の転職活動にまとめています。

内部の情報が得られることがある

過去に人を紹介した実績があるサロンであれば、離職の状況や職場の様子を聞ける場合があります。

ただし、その情報がどこまで確かかは分かりません。自分の目で確かめる工程は省かないでください。

使わないほうがよい場面

自分で探す時間があり、応募したい店が決まっているなら、直接応募のほうが早く進みます。

サロン側も、紹介の費用がかからないぶん採用しやすくなります。探し方は求人の探し方にまとめています。

急かされたら止まる

「今日中に返事を」「この求人はすぐ埋まります」。こうした促し方をされたら、いったん止まってください。

期限を切られて決めた条件は、あとから変えられません。急ぐ理由が相手側にあるだけの場合もあります。

紹介された求人も自分で確かめる

担当者の説明ではなく、労働条件通知書の記載で判断してください。給与の内訳、固定残業代の有無、年間休日の実数。

読み方は求人票の読み方にまとめています。

見学は自分で申し込む

紹介の経路であっても、店を見る工程は省けません。可能であれば、営業中の時間帯に見せてもらってください。

確認項目はサロン見学のチェックリストにまとめています。

希望を数字で伝える

「良い職場」では伝わりません。月給の下限、年間休日の下限、通勤時間の上限。3つを数字で伝えてください。

決め方は譲れない条件を3つに絞るで扱っています。

譲れないものと譲れるものを分ける

すべてを満たす求人は多くありません。優先順位を先に決めておくと、紹介される求人の精度が上がります。

比べ方は複数の内定を比べるときにまとめています。

複数の事業者に登録してよい

1社に絞る必要はありません。ただし同じ求人に別々の経路から応募すると、サロン側が混乱します。

どこ経由で応募したかを、自分で記録しておいてください。経路が重なると、サロン側が採用を見送ることもあります。

直接応募と重ならないようにする

自分で見つけた店に、あとから紹介経由で応募すると、話がこじれます。応募した先は必ず記録してください。

進め方は応募の最初の連絡にまとめています。

個人情報の扱いを確認する

登録すると、経歴や連絡先を預けることになります。どの範囲までサロンに伝わるのか、在職中であることを勤務先に知られない扱いになっているか。

この2点は、登録の前に確認してください。

連絡の頻度を決める

在職中であれば、電話が来ても出られません。連絡の手段と時間帯を、最初に伝えておいてください。

希望を伝えても改まらない場合は、その事業者を使い続ける必要はありません。

断ってよい

紹介された求人を断ることも、途中でやめることもできます。断ったことで不利益を受ける筋合いはありません。

担当者との相性が合わない場合、担当を替えてもらうこともできます。無理に続ける関係ではありません。

内定後の条件も書面で

口頭で聞いた条件と、書面の条件が違うことがあります。必ず書面で確認してから、いまの職場に辞意を伝えてください。

順序は退職までの進め方にまとめています。

「非公開求人」という言い方

公開していない募集がある、という説明を受けることがあります。実際にある場合もありますが、登録を促すための言い方であることもあります。

非公開かどうかより、条件が自分に合うかどうかで判断してください。

未経験の場合

未経験で応募できる求人は、そもそも公開されていることが多くなります。紹介を通さずに探せる範囲が広い、ということです。

入り方は未経験から美容業界で働き始めるにまとめています。

転職を勧められても決めない

相談したつもりが、転職を前提に話が進むことがあります。いまの職場で解決できることなら、動かないという判断もあります。

整理は辞めるか続けるかにまとめています。

経歴を盛らない

担当者に良く見せようとして、担当した件数や技術を実際より大きく伝えると、入店後に困るのは自分です。

書き方は美容業界の履歴書・職務経歴書の書き方にまとめています。

ハローワークも使える

公的な職業紹介の窓口です。費用はかからず、地域の求人を扱っています。

窓口の役割は労働相談の窓口をどう使うかにまとめています。

併用が現実的

紹介だけ、自分で探すだけ、と決める必要はありません。未経験歓迎の求人社会保険完備の求人を自分で見ながら、並行して紹介も受ける形が現実的です。

どちらの経路でも、書面で条件を確かめ、店を見るという工程は変わりません。

今日からできること

まず、いま自分に時間があるかどうかを判断してください。時間があるなら、直接応募のほうが早く進みます。

紹介を使うなら、許可番号の記載を確認し、希望を3つの数字で伝えてください。数字で伝えるだけで、紹介される求人が変わります。

正社員の求人アルバイト・パートの求人から、自分で探すこともできます。転職の基本の記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

登録にお金はかかりますか。

有料職業紹介では、求職者から手数料を受け取ることが原則として認められていません。「登録料」「紹介料」を請求されたら、その時点で断ってください。

許可を受けた事業者かどう見分けますか。

有料で職業紹介を行うには厚生労働大臣の許可が必要で、許可を受けた事業者には番号が与えられています。公式サイトの記載を確認してください。見当たらない場合は使わないでください。

担当者は自分の味方ですか。

費用を払うのはサロン側です。希望を聞きつつも、採用が成立することで収入を得ています。悪いことではありませんが、最後に判断するのは自分だという前提で使ってください。

使わないほうがよい場面はありますか。

自分で探す時間があり、応募したい店が決まっているなら、直接応募のほうが早く進みます。サロン側も紹介の費用がかからないぶん採用しやすくなります。

「今日中に返事を」と言われました。

いったん止まってください。期限を切られて決めた条件は、あとから変えられません。急ぐ理由が相手側にあるだけの場合もあります。

複数の事業者に登録してよいですか。

構いません。ただし同じ求人に別々の経路から応募すると、サロン側が混乱し、採用を見送られることもあります。どこ経由で応募したかを記録してください。

紹介を断ってもよいですか。

断ることも、途中でやめることもできます。担当者との相性が合わない場合、担当を替えてもらうこともできます。