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応募・面接

内定を複数もらったときの比べ方|印象で決めない12項目

同じ項目で並べて比べる方法。手取りと下限で比べる理由、在籍年数が最も正直な指標である理由を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • 面接の印象を決め手にしない理由
  • 同じ項目で並べて比べる12の確認項目
  • 額面ではなく手取りと下限で比べる
  • 在籍年数が最も実態を表す指標であること

複数の内定をもらったとき、どれを選ぶか。給与が一番高いところ、で決めると後悔することがあります。

比べる項目を先に決めておくと、迷いません。

印象で決めない

面接の雰囲気が良かった、担当者が感じ良かった。これらは重要ですが、決め手にはなりません。

面接に出てくるのは、その職場で最も話が上手な人です。日々一緒に働く人とは限りません。

同じ項目で並べる

紙に表を作ってください。縦に候補の店、横に比較する項目。

頭の中だけで比べると、直前に聞いた話に引きずられます。

比べる12項目

項目確認する内容
基本給固定残業代を除いた額
手当何に対して、いくら
歩合対象・基準額・率・達成者数
材料費店が負担するか
社会保険加入するか
年間休日実数
実際の退勤時刻求人票ではなく実態
練習の扱い業務内か任意か
通勤時間実際に通った時間
教育誰が、何を、どの順で
在籍年数一番長い人が何年目か
客層伸ばしたい技術と合うか

給与は3つに分解する

額面をそのまま比べないでください。基本給、固定残業代、歩合の見込み。

固定残業代が含まれていると、実際の基本給は下がります。基本給は賞与や退職金の計算にも使われるため、ここが低い構成は後から効いてきます。読み分け方は求人票の読み方にまとめています。

手取りで比べる

額面から社会保険料と税金が引かれ、そこに材料費の自己負担が加わる店があります。さらに通勤費の自己負担分を引いてください。

計算の考え方は美容師の給料の仕組み、明細の読み方は給与明細の読み方にまとめています。負担の全体は道具代と材料費の負担にあります。

時給に直して比べる

月給が同じでも、年間休日が違えば所定労働時間が変わり、実質的な時給は変わります。

計算の手順は自分の時給を確かめるにまとめています。

下限で比べる

うまくいったときの額ではなく、うまくいかなかった月の額を見てください。指名が付かなかった月、体調を崩して休んだ月にいくら入るか。

下限が生活費を下回る条件は、長続きしません。

社会保険の有無は金額差より大きい

会社が負担する保険料は、実質的な収入です。将来受け取る年金額にも差が出ます。

社会保険完備かどうかを必ず確認してください。仕組みは美容師の社会保険にまとめています。

休みは実数で比べる

「週休二日制」と「完全週休二日制」は別のものです。年間休日の実数と、有給の取得実績を聞いてください。

実態は美容師の労働時間と休日の実態にまとめています。年間休日120日以上完全週休二日制で絞り込めます。

在籍年数が最も正直な指標

長く働いている人が複数いる職場は、続けられる環境です。入れ替わりが激しい職場には、理由があります。

「一番長い方は何年目ですか」と聞いてください。これは、どの条件よりも実態を表します。

前任が辞めた理由を聞く

「前任の方は、どういう理由で辞められましたか」。答え方に、職場の姿勢が表れます。

前の人を悪く言う職場は、自分が辞めるときも同じように言われます。

3か月後と1年後を想像する

条件の表を作ったら、それぞれの店で働いている自分を想像してください。朝家を出る時刻、夜帰る時刻、休みの日の予定の組み方。

1年働いたとき何ができるようになっているかも考えてください。面接で「1年後、どうなっていてほしいですか」と聞いておくと材料になります。

譲れない条件を3つ決める

すべてを満たす求人はありません。給与、休日、通勤時間、教育、客層、規模のうち上位3つを決めてください。

決めておくと、迷ったときに戻る基準になります。探し方の全体は求人の探し方にまとめています。

迷ったら見学に戻る

条件が拮抗したときは、もう一度見学させてもらってください。2回目のほうが冷静に見られます。

営業中の時間帯を選んでください。確認項目は見学・体験入店で見ておきたいことにまとめています。

書面で確認してから決める

口頭の説明と労働条件通知書が一致しているかを確認してください。食い違いがあれば、決める前に指摘してください。

このやり取りができない職場は、入ってからも条件の話ができません。読む場所は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。

返事の期限を確認する

内定が出たら、いつまでに返事が必要かを聞いてください。正直に「他社の結果を待っています」と伝えて構いません。

そのうえで、自分から期限を示してください。期限を示さずに待たせると印象が悪くなります。無理な期限を約束するより、現実的な日を伝えてください。

条件の交渉は決める前に

入ってからの交渉は難しくなります。給与、休日、担当範囲、昇給の時期。決める前に確認と相談を済ませてください。

手順は給与の交渉のしかたにまとめています。

断り方も残しておく

断る店にも、必ず連絡してください。理由を詳しく説明する必要はありません。

美容の業界は狭く、後で同じ人に会うことがあります。伝え方は選考・内定を辞退するときにまとめています。

決めたら比べるのをやめる

決めた後に他店の条件を見続けると、判断が揺れます。決めた理由を書き留めて、そこに戻れるようにしてください。

入ってからつらくなったとき、その記録が支えになります。

教育の中身も比べる

誰が、何を、どの順番で教えるのか。デビューまでの年数と、直近でデビューした人が何年目だったか。

デビュー前の段階では、給与より教育のほうが数年後に効きます。研修制度が充実した求人であっても、中身は店ごとに違います。

通勤時間を軽く見ない

毎日のことなので、片道20分と1時間では1年で数百時間の差になります。実際に測った時間で比べてください。

考え方は通勤とエリアの決め方にまとめています。

今日からできること

まず、比較する12項目を紙に書き出してください。次に、候補の店それぞれで埋まっていない欄を確認します。

そのうえで、埋まっていない項目を面接や見学で聞いてください。空欄が多いまま決めると、入ってから分かることになります。

応募・面接の記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

面接の雰囲気で決めてよいですか。

決め手にはしないでください。面接に出てくるのは、その職場で最も話が上手な人です。日々一緒に働く人とは限りません。

どうやって比べればよいですか。

紙に表を作り、縦に候補の店、横に比較する項目を並べてください。頭の中だけで比べると、直前に聞いた話に引きずられます。

何を比べればよいですか。

基本給、手当、歩合、材料費、社会保険、年間休日、実際の退勤時刻、練習の扱い、通勤時間、教育、在籍年数、客層の12項目です。

給与はどう比べますか。

額面をそのまま比べないでください。基本給、固定残業代、歩合の見込みに分解し、そこから社会保険料と税金、材料費の自己負担、通勤費の自己負担を引いた額で比べてください。

うまくいったときの額を見ればよいですか。

逆です。うまくいかなかった月の額を見てください。指名が付かなかった月、体調を崩して休んだ月にいくら入るか。下限が生活費を下回る条件は長続きしません。

最も参考になる指標は何ですか。

在籍年数です。長く働いている人が複数いる職場は続けられる環境で、入れ替わりが激しい職場には理由があります。どの条件よりも実態を表します。

他に聞くべきことはありますか。

「前任の方はどういう理由で辞められましたか」です。答え方に職場の姿勢が表れます。前の人を悪く言う職場は、自分が辞めるときも同じように言われます。

条件が拮抗して決められません。

譲れない条件を3つ決めてください。すべてを満たす求人はありません。それでも迷うときは、もう一度見学させてもらってください。2回目のほうが冷静に見られます。

他社の結果を待ってもらえますか。

「◯日までにお返事します」と、期限を自分から示してください。正直に「他社の結果を待っています」と伝えて構いません。期限を示さずに待たせると印象が悪くなります。

決めた後に迷ってしまいます。

決めた後に他店の条件を見続けると判断が揺れます。決めた理由を書き留めて、そこに戻れるようにしてください。入ってからつらくなったとき、その記録が支えになります。