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キャリア

発信と指名づくり|店の決まりと、自分に残るものの線引き

投稿を見て指名で来る人はいます。お客さまの写真の扱い、店の規則との線引き、移籍のときに何が残るのかを整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 発信は指名の補助。来店した人が満足していることが前提になる
  • 撮影の許可と掲載の許可は別。用途を変えるときは取り直す
  • 顧客名簿は持ち出せないが、自分のアカウントと投稿は残る

投稿を見て指名で来る人は、実際にいます。一方で、毎日投稿しても何も起きない人もいます。

差が出るのは、続け方と、店との取り決めの部分です。

発信は指名の補助でしかない

投稿だけで指名が増えるわけではありません。来店した人が満足していることが前提で、土台がない状態で発信量だけ増やしても数字は動きません。

それでも意味があるのは、初めて来る人が「誰に頼むか」を決めてから予約するためです。顔と得意分野が分かる状態を作っておくことが、発信の役割になります。

何を出すか

自分が担当した仕上がりです。説明文は、誰に向けた施術かが分かる書き方にしてください。

「ボブ」ではなく「くせ毛の方のボブ」のほうが、届く相手が絞れます。専門を作る考え方は専門を作るという選択にまとめています。

顔を出すかどうか

出さなくても成立します。施術の写真と名前が一致していれば足ります。

無理に出す必要はありません。

お客さまの写真は許可を取る

最も重要な部分です。撮影と掲載について、その場で口頭の許可を得てください。顔が写る場合は特に、掲載範囲まで確認します。

「仕上がりの写真を撮らせていただいてもよいですか」と「お店のSNSに載せてもよいですか」は別の質問です。撮影の許可と掲載の許可を分けて聞いてください。

断られたときの態度

断られても、そのまま施術を続けてください。不機嫌な態度を見せると、その人はもう来ません。

写真1枚より、次の来店のほうが価値があります。

加工の程度

明るさや色味の調整までにしてください。仕上がりそのものを変える加工は、来店した人の期待とずれ、「写真と違う」と言われる原因になります。

作品として見せる場合も同じです。進め方は作品集の作り方にまとめています。

効果を断定しない

髪や肌の状態が良くなると言い切る表現には注意が必要です。化粧品や施術の効果に関する表現には、法令上の制限があります。

判断に迷う表現は使わないでください。他店や他人との比較も避けてください。根拠を示せない優劣の主張は、問題になり得ます。

店の決まりを先に確認する

個人のアカウントで店の仕事を出してよいか、店名を書いてよいか、予約の受け付けを個人アカウントで行ってよいか。

副業や情報発信について、就業規則に定めがある場合があります。「就業規則を見せていただけますか」と聞いて構いません。読み方は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。

予約の受け付けは特に確認する

個人あてに予約が入ると、店の予約表に載りません。二重予約や、売上の計上漏れの原因になります。

必ず店の予約経路へ案内する形にしてください。

顧客情報は持ち出せない

担当したお客さまの連絡先は、店の管理下にあります。個人のアカウントへ誘導して連絡先を集める行為は、規則違反になり得ます。

退職時の扱いも規則で決まっていることがあります。

移籍のときに残るもの

顧客名簿は持ち出せませんが、自分のアカウントと投稿は残ります。これが、発信を続ける人が移籍で有利になる理由です。

ただし、投稿を見ている人が移った先まで来るとは限りません。通える範囲かどうかが最も効くため、期待値は低めに置いてください。

数を追わない

見ている人の数が増えても、来店には直結しません。遠方の人がいくら増えても、予約にはなりません。

通える範囲の人に届いているかで判断してください。地域名や駅名を説明文に自然な形で入れると、近くで探している人に届きやすくなります。

予約までの経路を書いておく

投稿を見て「行きたい」と思った人が、どこから予約するか。店の予約ページへの経路を、分かる場所に置いてください。

経路が分からないと、そこで止まります。

頻度より継続

毎日出して1か月でやめるより、週2回を1年続けるほうが残ります。自分が続けられる頻度に落としてください。

始めて数か月はほとんど反応がなく、そこでやめる人が大半です。続けた人だけが蓄積を持ちます。

続かない人の共通点

毎回、内容を一から考えています。型を3つ決めて、そこに当てはめてください。

仕上がり、施術の考え方、道具や薬剤の話。この3つで回せます。

撮影の環境を固定する

同じ場所、同じ光、同じ角度。条件を揃えると、並べたときに見やすくなり、技術の変化も自分で確認できます。

施術時間を圧迫しない

撮影に時間をかけすぎると、次の予約に影響します。1人あたり1分以内で終わる手順を決めてください。

営業に支障が出ると、店から止められます。投稿の作成は、出勤前か退勤後にまとめて行う形が続きます。

個人と店のアカウントを分ける

店のアカウントは店の資産です。自分の資産にしたいなら、個人のアカウントを別に持ってください。

どちらに何を出すかを、先に店と決めておきます。

同僚を写す場合

一緒に働く人が写る写真も、本人の許可が要ります。辞めたあとに削除を求められることもあり、その場合は応じてください。

炎上を避ける

政治や宗教、他人の批判は書かないでください。仕事の投稿と混ぜると、店にも影響します。

分けるか、書かないかのどちらかです。

求職者にも見られている

同業の人も見ています。働く場所を探している人が、店の様子を知る材料にしています。

自分が採用する側に回ったときにも効きます。考え方は業界のつながりをどう持つかにまとめています。

移籍の告知は店と相談する

辞めるときに移籍先を告知する人がいますが、規則で制限されている場合があります。

手順は退職の進め方にまとめています。

発信が向かない場合もある

写真を撮られるのが苦手な客層の店では、素材が集まりません。その場合は、カルテと次回予約に力を入れるほうが効きます。

数字の見方は指名を増やすにはにまとめています。

求人を選ぶときに見る点

発信を認めている店かどうかは、求人票では分かりません。面接で「個人のアカウントで施術の写真を出してもよいですか」と確認してください。

副業・Wワーク可の求人は、個人の活動に理解がある可能性があります。禁止でも構いませんが、入ってから知ると計画が狂います。

独立を考えている場合

集客を自分で行う必要が出ます。発信の蓄積は、そのときに効きます。

準備項目は独立の資金計画にまとめています。

数字で効果を確かめる

発信を始めたあと、投稿を見て来たという人が月に何人いるかを数えてください。増えていなければ、届いていないか、経路が分かりにくいかのどちらかです。

続けるかどうかを、印象ではなく数字で判断してください。

今日からできること

まず、店の規則で個人発信がどう扱われているかを確認してください。次に、撮影と掲載の許可を、次の1人から必ず口頭で取ってください。

そのうえで、自分の得意分野を1つ決めて、その施術だけを出してください。絞ったほうが、覚えてもらえます。

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条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

投稿を続ければ指名は増えますか。

投稿だけでは増えません。来店した人が満足していることが前提です。土台がない状態で発信量だけ増やしても、数字は動きません。

お客さまの写真を出すときに気をつけることは。

撮影の許可と掲載の許可を分けて取ってください。「写真を撮らせていただいてもよいですか」と「お店のSNSに載せてもよいですか」は別の質問です。断られたら、そのまま施術を続けてください。

顔を出さないと効果がありませんか。

出さなくても成立します。施術の写真と名前が一致していれば足ります。手元や仕上がりだけを写す形なら、掲載の扱いも楽になります。

写真の加工はどこまでしてよいですか。

明るさと色味の調整までにしてください。仕上がりそのものを変える加工は、来店した人の期待とずれ、「写真と違う」と言われる原因になります。

効果を書いてもよいですか。

髪や肌の状態が良くなると言い切る表現には注意が必要です。化粧品や施術の効果に関する表現には法令上の制限があります。判断に迷う表現は使わないでください。

個人のアカウントで予約を受けてもよいですか。

店に確認してください。個人あてに予約が入ると店の予約表に載らず、二重予約や売上の計上漏れの原因になります。必ず店の予約経路へ案内する形にしてください。

個人アカウントへお客さまを誘導してもよいですか。

担当したお客さまの連絡先は店の管理下にあります。個人のアカウントへ誘導して連絡先を集める行為は、規則違反になり得ます。就業規則を確認してください。

転職したら、投稿を見ていた人は付いてきますか。

全員は付いてきません。通える範囲かどうかが最も効きます。期待値は低めに置いてください。ただしアカウントと投稿は自分に残るため、立ち上がりは速くなります。

見ている人の数を増やすべきですか。

数そのものは来店に直結しません。遠方の人が増えても予約にはなりません。通える範囲の人に届いているかで判断してください。地域名を説明文に入れる方法があります。

反応が無くて続きません。

始めて数か月はほとんど反応がないのが普通です。毎日出して1か月でやめるより、週2回を1年続けるほうが残ります。続けられる頻度に落としてください。