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キャリア

2店舗目を出すか|人が先、店が後

売上が増えても手元に残る額が増えるとは限りません。任せられる人がいるか、自分がいなくても回るかを判断する方法を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 2店舗目は自分がいない時間に誰かが回す。任せられるかがすべて
  • 1週間店に入らない期間を作れば、依存度が測れる
  • 1店舗目の資金をどこまで持ち出すかの上限を先に決める

1店舗が回るようになったあと、2店舗目を出すかどうか。ここで判断を誤ると、1店舗目まで失うことがあります。

売上が増えても、手元に残る額が増えるとは限りません。何が変わるかを先に把握してください。

1店舗目とは別の事業になる

1店舗目は、自分が現場に立って回せます。2店舗目は、自分がいない時間に誰かが回すことになります。

つまり、人に任せられるかどうかがすべてです。技術ではなく、任せる仕組みを持っているかが問われます。

任せる人がいるか

先に決めるのはここです。任せられる人がいない状態で店だけ増やすと、自分が2つの店を行き来することになります。

その状態では、どちらの店も中途半端になります。人が先、店が後です。

育てる時間を見込む

任せられる人は、外から採ってすぐに務まるとは限りません。1店舗目で育てるほうが確実です。

進め方はサロンの教育担当になる店長・マネージャーへの道にまとめています。

1店舗目の数字を固める

売上、客単価、新規と再来、原価、人件費、定着率。これらを毎月同じ形で出せる状態になっていますか。

数字が取れていない状態で2店舗目を出すと、どちらが悪いのかも分かりません。見方はサロンの数字の見方にまとめています。

自分がいなくても回るか

試す方法があります。1週間、自分が店に入らない期間を作ってください。

売上が大きく落ちるなら、まだ自分に依存しています。その状態では2店舗目は成立しません。

資金の見積もり

物件、内装、設備、初回の仕入れ、届出。1店舗目と同じ費用がかかります。

加えて、軌道に乗るまでの運転資金が必要です。1店舗目の利益で埋められる範囲かを計算してください。考え方は独立の資金計画にまとめています。

1店舗目の資金に手をつけない

2店舗目が立ち上がるまでの赤字を、1店舗目の資金で埋め続けると、両方が危なくなります。

どこまで持ち出すかの上限を、先に決めてください。判断の基準は独立したあとの判断にまとめています。

商圏が重ならないか

近すぎると、既存のお客さまが分散するだけになります。店は2つになっても、売上の合計は増えません。

離れすぎると、自分の移動の負担が大きくなります。この兼ね合いを、地図の上で確認してください。

美容所の届出が要る

新しい店舗も、保健所への届出と構造設備の基準を満たす必要があります。工事を始める前に相談してください。

常時2人以上の美容師がいる美容所には、管理美容師を置く必要があるとされています。要件は美容の資格・検定の選び方にまとめています。

人を増やす負担

給与に加えて、社会保険の会社負担分と労働保険料が必要です。労働条件を明示する書面を交わす義務もあります。

採用と教育の費用も、辞められるたびに失われます。定着率が低い状態で人を増やすと、費用だけが増えます。

採用が追いつくか

2店舗目を出すには、その店の人員を確保する必要があります。1店舗目から異動させるなら、1店舗目の穴を埋める採用が要ります。

いまの採用力で、何人まで増やせるかを見積もってください。

1店舗目が弱くなる

主力を2店舗目に移すと、1店舗目の売上が落ちることがあります。両方が中途半端になる最も多い形です。

移す人と、残す人。どちらも決めてから動いてください。

自分の役割が変わる

現場に立つ時間が減り、数字と人を見る時間が増えます。施術を続けたい人には、負担のほうが大きくなります。

考え方は複数店舗を任されるにまとめています。雇われる立場での経験があると、判断しやすくなります。

増やさない選択

1店舗を丁寧に回し続けることは、それ自体が1つの道です。手元に残る額が同じなら、抱える負担は少ないほうが良い場合もあります。

規模を追う理由が自分の中にあるかを、先に確認してください。

別の形で広げる

店舗を増やす以外に、面貸しの席を設ける、訪問して施術する形を加える、教える仕事を持つといった広げ方があります。

考え方は面貸しで働くときの確認事項訪問美容として働くにまとめています。

フランチャイズに加盟する形

自分で2店舗目を出す代わりに、既にある仕組みを借りる方法もあります。

確認項目はフランチャイズで独立するにまとめています。ロイヤルティが固定費に加わる点に注意してください。

引き継ぐという選択

既にある店を引き継ぐ形で増やす方法もあります。設備も常連もある一方、負債や人も一緒に来ます。

確認項目はサロンを引き継ぐにまとめています。

求人で人を集められるか

2店舗目の成否は、人を集められるかで決まります。いまの店で採用ができているかを、先に確かめてください。

店長・マネージャーの求人研修制度が充実した求人として募集する場合、条件が相場と合っているかを確認してください。

撤退の基準も決める

出す前に、「どうなったら閉めるか」を数字で決めてください。始めてから決めようとすると決められません。

考え方は独立したあとの判断にまとめています。

手順を書き出せるか

自分が頭の中でやっていることを、文字にできますか。予約の取り方、施術の手順、材料の発注、締めの作業。

書き出せないものは、人に任せられません。2店舗目の準備は、この作業から始まります。

名前と方針を揃えるか

同じ屋号にするか、別の店として出すか。同じにすれば認知を引き継げますが、片方の評判がもう片方に影響します。

客層や単価を変えたい場合は、分ける判断もあります。考え方は店の方針と自分が合うかにまとめています。

材料の仕入れは効率が上がる

店が増えれば発注の量が増え、仕入れの条件が良くなる場合があります。原価が下がる分は、利益に直結します。

ただし在庫を抱えすぎると資金が寝ます。管理の方法を先に決めてください。負担の考え方は道具代と材料費の負担にまとめています。

今日からできること

まず、1週間店に入らない期間を作って、売上がどうなるかを見てください。次に、任せられる人が何人いるかを数えます。

そのうえで、1店舗目の数字を毎月同じ形で出せているかを確認してください。この3つが揃っていなければ、まだ早い段階です。

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条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

2店舗目は1店舗目の延長ですか。

別の事業だと考えてください。1店舗目は自分が現場に立って回せますが、2店舗目は自分がいない時間に誰かが回すことになります。人に任せられるかがすべてです。

何から準備しますか。

任せられる人です。いない状態で店だけ増やすと、自分が2つの店を行き来することになり、どちらも中途半端になります。人が先、店が後です。

自分がいなくても回るか、どう試しますか。

1週間、自分が店に入らない期間を作ってください。売上が大きく落ちるなら、まだ自分に依存しています。その状態では2店舗目は成立しません。

資金はどのくらい必要ですか。

物件、内装、設備、初回の仕入れ、届出。1店舗目と同じ費用に加えて、軌道に乗るまでの運転資金が必要です。1店舗目の利益で埋められる範囲かを計算してください。

1店舗目の資金を使ってよいですか。

2店舗目の赤字を1店舗目の資金で埋め続けると、両方が危なくなります。どこまで持ち出すかの上限を先に決めてください。

場所はどう選びますか。

近すぎると既存のお客さまが分散するだけで、売上の合計は増えません。離れすぎると自分の移動の負担が大きくなります。この兼ね合いを地図の上で確認してください。

人を増やす負担は。

給与に加えて、社会保険の会社負担分と労働保険料が必要です。採用と教育の費用も、辞められるたびに失われます。定着率が低い状態で増やすと費用だけが増えます。

1店舗目から人を移してよいですか。

主力を移すと1店舗目の売上が落ちます。両方が中途半端になる最も多い形です。移す人と残す人を、どちらも決めてから動いてください。

増やさない選択もありますか。

1店舗を丁寧に回し続けることは、それ自体が1つの道です。手元に残る額が同じなら、抱える負担は少ないほうが良い場合もあります。

店舗以外に広げる方法はありますか。

面貸しの席を設ける、訪問して施術する形を加える、教える仕事を持つといった広げ方があります。フランチャイズに加盟する形や、既にある店を引き継ぐ形もあります。