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キャリア

10年後から逆算する|次の1店を決める前に整理すること

条件だけで選び続けると積み上がりません。3つの終点から必要なものを逆算し、いまの段階に合う店の見方を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • 終点(雇われて続ける・任される・独立)で必要なものが変わる
  • 段階(デビュー前・直後・指名後・10年目以降)で見る条件も変わる
  • 条件は毎回リセットされるが、身についたものは積み上がる

次の1店を条件だけで比べると、迷います。給料が高い店と、教えてくれる店。どちらが正しいかは、10年後に何を持っていたいかで変わります。

条件は転職のたびにリセットされますが、身についたものは積み上がります。目の前の条件がいちばん良い店を選び続けた結果、5年たっても同じ立場のままという例があります。

3つの終点から逆算する

雇われて続ける、店を任される側になる、自分の店を持つ。この3つで、必要になるものが変わります。

雇われて続けるなら指名と体の持ち。任される側になるなら人を育てた経験と数字の管理。自分の店を持つなら集客と資金の知識です。

いま何年目かでも変わる

デビュー前、デビュー直後、指名が付いてから、10年目以降。段階が違えば、優先すべきものも違います。

終点と段階の両方から見て、次の店で何を得るかを決めてください。

デビュー前に見るもの

技術を教わる仕組みがあるかどうかが最優先です。給与の高さより、練習の時間と指導の体制を見てください。

アシスタントスタート可の求人研修制度が充実した求人が該当します。デビューまでの平均年数を面接で必ず聞き、答えられない店は基準を持っていないと考えてください。進み方はアシスタントからスタイリストへにまとめています。

デビュー直後に見るもの

新規のお客さまが自分に回ってくるかどうかです。回ってこない店では、指名が増えません。

配分の仕組みを面接で確認してください。考え方は指名を増やすにはにまとめています。

指名が付いてから見るもの

その指名が給与にどう反映されるかです。反映されない仕組みの店では、頑張っても手取りが変わりません。

歩合給ありの求人では、基準額と率を確認してください。

10年目以降に見るもの

体が持つかどうかと、施術以外の役割があるかどうかです。施術だけの店では、続けられる期間に限りがあります。

選択肢は体力が変わってきたときにまとめています。

独立を終点にする場合

集客を自分で行う経験が要ります。雇われている間に、その練習ができる店かどうかを見てください。

独立・開業支援のある求人は開業を前提にした店ですが、支援の中身は資金・物件・経営指導と大きく分かれます。具体的に確認してください。準備項目は独立の資金計画にまとめています。

任される側を終点にする場合

売上、原価、人件費、シフト。これらの数字に触れられる立場に、早めに入っておく必要があります。

「店長になっている方は、何年目で就いていますか」と聞くと、道筋があるかが分かります。進み方は店長・マネージャーへの道、数字の扱い方はサロンの数字の見方にまとめています。

家庭の予定を入れる

10年の間に、生活が変わる可能性があります。出産、育児、介護。これらが起きたときに続けられる店かどうかを見てください。

制度があるかではなく、使った人がいるかを聞いてください。産休・育休取得実績ありの求人は実績を掲げています。考え方は産休・育休と復帰にまとめています。

介護は突然始まる

親の介護は予告なく始まり、期間も読めません。そのときにシフトを動かせる店かどうかで、続けられるかが決まります。

備え方は介護と仕事の両立にまとめています。

1店あたりの年数を決める

何を得たら次に進むかを、店に入る前に決めてください。決めずに入ると、不満が出た時点で動くことになります。

不満で動く転職は、次でも同じことが起きます。回数そのものより説明できるかが見られる点は転職回数が多いときにまとめています。

移らない選択も評価する

同じ店に10年いる人は、その店の中で役割が変わっています。移ることだけが前進ではありません。

いまの店で役割を変えられないかを先に確認してください。「数年後に教育や運営に関わりたい」と伝えれば、道筋を用意してくれる場合があります。言わなければ伝わりません。

収入の見通しを持つ

10年後にいくら必要かを考えてください。住居、家族、老後の備え。美容業界の収入で成立する形を、先に確認しておく必要があります。

多くのサロンには退職金がないため、自分で備える必要があります。方法は退職金がない場合の備えにまとめています。

社会保険を軽く見ない

厚生年金に入っているかどうかで、将来受け取る額が変わります。10年単位では大きな差になります。

社会保険完備の求人を優先する理由はここにあります。

技術の流行は変わる

10年の間に、求められる施術は変わります。いま得意なものが、そのまま通用するとは限りません。

学び直す時間と費用を、計画に入れてください。何を取るべきかの判断は美容の資格・検定の選び方にまとめています。

途中で終点を変えてよい

独立するつもりが雇われて続ける道に変わることも、その逆もあります。変えること自体は問題ではありません。

ただし終点が変われば、次に選ぶ店の基準も変わります。同じ基準のまま進むとずれが大きくなるため、年に一度は書き直してください。

免許は失効しない

美容師免許に有効期限はありません。一度離れても戻ってこられます。

10年の途中で別の道に進んでも、選択肢は残ります。この前提があるだけで、判断は楽になります。

書き出して残す

頭の中だけで考えると、そのときの気分に引きずられます。紙に書いて、次に転職を考えたときに読み返してください。

前に何を重視したかが分かります。複数の店で迷ったときの比べ方は内定を複数もらったときの比べ方にまとめています。

体の変化を計画に織り込む

10年のあいだに、手・腰・脚・目のどこかに負担が出ます。出てから考えるのではなく、出る前提で施術の中身と件数を設計してください。

考え方は体を壊さない働き方の設計にまとめています。

学び直しの時間を年単位で置く

新しい技術を覚える期間は、忙しい時期には作れません。年に一度、どの時期に何を学ぶかを決めておいてください。

閑散期の使い方は繁忙期と閑散期にまとめています。

今日からできること

まず、10年後に自分がどの終点にいたいかを1つ選んでください。次に、そこに必要なもののうち、いま持っていないものを3つ書きます。

そのうえで、次の店でそのうち何が手に入るかを確認してください。1つも手に入らないなら、その店は次の1店ではありません。

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条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

条件が良い店を選び続けてはいけませんか。

条件は転職のたびにリセットされますが、身についたものは積み上がります。条件だけで選び続けると、5年たっても同じ立場のままということが起こります。

デビュー前はどこを見ればよいですか。

技術を教わる仕組みがあるかが最優先です。給与の高さより、練習の時間と指導の体制を見てください。デビューまでの平均年数を面接で聞き、答えられない店は基準を持っていません。

デビュー直後はどこを見ればよいですか。

新規のお客さまが自分に回ってくるかどうかです。回ってこない店では指名が増えません。配分の仕組みを面接で確認してください。

指名が付いてからは何を見ますか。

その指名が給与にどう反映されるかです。反映されない仕組みの店では、頑張っても手取りが変わりません。歩合の基準額と率を確認してください。

10年目以降に必要なことは何ですか。

体が持つかどうかと、施術以外の役割があるかどうかです。施術だけの店では、続けられる期間に限りがあります。

独立を目指す場合、何を見ればよいですか。

集客を自分で行う経験ができる店かどうかです。独立・開業支援を掲げる店でも、支援の中身は資金・物件・経営指導と大きく分かれるため、具体的に確認してください。

店長を目指す場合は何が要りますか。

売上、原価、人件費、シフトといった数字を扱う経験です。「店長になっている方は何年目で就いていますか」と聞くと、道筋があるかが分かります。

途中で目標が変わってもよいですか。

問題ありません。ただし終点が変われば、次に選ぶ店の基準も変わります。同じ基準のまま進むとずれが大きくなるため、年に一度は書き直してください。

出産や介護の予定も入れるべきですか。

入れてください。10年の間に生活が変わる可能性があります。制度があるかではなく、使った人がいるかを聞くのが確実です。

同じ店に長くいるのは不利ですか。

不利とは限りません。同じ店で10年いる人は、その店の中で役割が変わっています。移ることだけが前進ではないため、いまの店で役割を変えられないか先に確認してください。