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応募・面接

体験入店の進め方|賃金の扱いと、当日に見るところ

見学では分からないことを確かめる手段です。事前に確認する4つ、賃金と労災の扱い、当日に見るべき点を整理します。

VANNA Recruit 編集部公開:更新:

この記事で分かること

  • 見学は業務を行わない。体験入店は手を動かすため、賃金の扱いが問題になる
  • 時間・内容・賃金・交通費の4つを、行く前に文字で確認する
  • 当日は、施術を終えたスタッフの様子と予約の詰まり方を見る

見学だけでは分からないことがあります。実際に半日から数日、店に入って働いてみる形が体験入店です。

店を見極める手段として有効ですが、賃金や労災の扱いが曖昧なまま行われている例があります。行く前に確認すべきことを整理します。

見学と体験入店は別のもの

見学は、営業中の様子を見せてもらうだけです。時間は30分から1時間ほどで、業務は行いません。確認項目は見学・体験入店で見ておきたいことにまとめています。

体験入店は、実際に手を動かします。シャンプーに入る、施術の補助をする、受付を手伝う。ここが決定的な違いです。選考の一環として行う実技は扱いが別で、選考で実技試験があるときにまとめています。

業務をすれば賃金が発生する

店の指揮命令のもとで業務を行った場合、それは労働にあたります。労働であれば、賃金が支払われるべきものです。

「体験だから無給」という説明があれば、何をするのかを具体的に確認してください。見学の範囲を超えて実際のお客さまに施術する形であれば、無給は不自然です。

事前に確認する4つ

何時から何時までか。何をするのか。賃金はいくらか。交通費は出るか。

この4つを、行く前に確認してください。当日に聞くと、その場の空気で言い出しにくくなります。

書面かメッセージで残す

口頭だけだと、後から食い違います。応募のやり取りの中で、条件を文字にして確認してください。

「当日は◯時から◯時まで、シャンプーの補助を予定と伺いました。賃金と交通費の扱いを教えてください」という形で足ります。

けがをした場合

業務中のけがは、労災保険の対象になり得ます。ただし、雇用関係が曖昧な状態だと手続きで揉めることがあります。

保険の扱いがどうなるかを、事前に確認してください。考え方は仕事中のけがと労災にまとめています。

お客さまに施術する場合

実際のお客さまに施術する形であれば、これは明確に業務です。賃金と、万一のときの責任の所在を必ず確認してください。

技術チェックとして求められる場合も同じです。ウィッグやモデルへの施術であれば練習の範囲ですが、営業中のお客さまとなると意味が変わります。

何日行くか

半日から1日が一般的です。数日にわたる場合、実質的に短期の勤務と変わりません。

期間が長いほど、雇用の形と賃金を明確にする必要があります。「1週間来てください」と言われたら、契約の形を確認してください。

持ち物を聞く

自分の道具を持って行くのか、店のものを使うのかを確認してください。シザーやコームを持参する場合、扱いの決まりも聞いておきます。

服装も事前に確認してください。動きやすい服でよいのか、指定があるのかで準備が変わります。

当日に見るところ

働いている人の表情と、スタッフ同士のやり取りです。見学では作られた場面しか見えませんが、実際に中に入ると空気が分かります。

施術を終えたスタッフの様子も見てください。疲れきっている店は、1日の件数が多すぎる可能性があります。

時間の流れを見る

開店前の準備、営業中の回し方、閉店後の片付け。どこにどれだけ時間がかかっているかを見てください。

営業後の練習が任意なのか業務なのかも、この日に分かります。実態は美容師の労働時間と休日の実態にまとめています。

予約の詰まり方を見る

1人あたりに何分割り当てられているか、施術の間に休憩が入るか。これは求人票では分かりません。

予約表を見せてもらえるか聞いてみてください。断られても構いませんが、見せてもらえれば実態がはっきりします。

教える体制を見る

新人が誰に、どのタイミングで教わっているかを見てください。忙しくて誰も教えていない店では、入っても伸びません。

考え方は技術に自信が持てないときにまとめています。研修制度が充実した求人であれば、体系がある可能性が高くなります。

質問する時間をもらう

終わったあとに、聞きたいことを聞ける時間があるかを確認してください。無いまま帰ると、確認したかったことが残ります。

聞く内容は、1日の平均担当人数、直近1年の入退社、デビューまでの年数。この3つは数字で答えられるかを見てください。

断ってよい

体験入店に行ったからといって、応募する義務はありません。合わないと感じたら、その日のうちに判断して構いません。

断る場合も必ず連絡してください。伝え方は選考・内定を辞退するときにまとめています。

在職中に行く場合

定休日か有給を使うことになります。日程が組みにくい場合、WEB面接OKの求人で選考だけ進め、体験は入職前に短く行う形もあります。

進め方は在職中の転職活動にまとめています。

その日のうちに記録する

良いと思った点を3つ、気になった点を3つ書いてください。複数の店に行くと記憶が混ざります。

比べるときに、同じ項目で並べられるようにしておいてください。方法は内定を複数もらったときの比べ方にまとめています。

体験入店を受け付けない店もある

営業への影響を避けるため、見学のみとしている店があります。それ自体は問題ではありません。

その場合は、客として一度行ってみる方法があります。施術を受ければ、技術の水準と接客が分かります。

未経験の場合

何もできない状態で行くことになりますが、それで構いません。見られているのは、指示の聞き方と動き方です。

未経験歓迎の求人であれば、できないことは前提です。考え方は未経験から美容業界に入るにまとめています。

求人票に書かれている場合

「体験入店あり」と明記している店は、受け入れの体制を持っています。条件も整理されていることが多くなります。

こだわり条件から探すで候補を絞ったうえで、体験の可否を個別に問い合わせてください。

名前と立場をどう扱うか

その日だけ店に入る立場なので、お客さまにどう紹介されるかを確認してください。スタッフとして扱われるのか、見学者として扱われるのかで、任される範囲が変わります。

名札を付ける場合、そこに何と書かれるかも聞いておいてください。お客さまに誤解を与えない形にする必要があります。

個人情報に触れる場合

予約表やカルテを見る場面があります。その日限りの立場で顧客情報に触れることになるため、取り扱いの決まりを確認してください。

写真を撮る、内容を持ち出すといった行為は、当然できません。

複数の店に行く

1店だけだと比べる基準がありません。可能であれば2店以上行ってください。

同じ項目を見て回ると、違いがはっきりします。1店目では気にならなかった点が、2店目と比べて初めて問題として見えることがあります。

今日からできること

まず、行きたい店を1件決めて、体験入店ができるか問い合わせてください。次に、時間・内容・賃金・交通費の4つを文字で確認します。

そのうえで、当日に聞く質問を3つ用意してください。行くだけでは、分かることが半分になります。

応募・面接の記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

見学と体験入店は何が違いますか。

見学は営業中の様子を見せてもらうだけで、業務は行いません。体験入店はシャンプーや施術の補助など、実際に手を動かします。この違いが賃金の扱いに直結します。

体験入店は無給が普通ですか。

店の指揮命令のもとで業務を行った場合、それは労働にあたり、賃金が支払われるべきものです。「体験だから無給」と説明された場合は、何をするのかを具体的に確認してください。

行く前に何を確認すればよいですか。

何時から何時までか、何をするのか、賃金はいくらか、交通費は出るか。この4つです。当日に聞くとその場の空気で言い出しにくくなるため、応募のやり取りの中で文字にして確認してください。

けがをしたらどうなりますか。

業務中のけがは労災保険の対象になり得ますが、雇用関係が曖昧だと手続きで揉めることがあります。保険の扱いを事前に確認してください。

実際のお客さまに施術することもありますか。

ある場合、それは明確に業務です。賃金と、万一のときの責任の所在を必ず確認してください。ウィッグやモデルへの施術とは意味が変わります。

何日くらい行くものですか。

半日から1日が一般的です。数日にわたる場合は実質的に短期の勤務と変わらないため、雇用の形と賃金を明確にする必要があります。

当日は何を見ればよいですか。

働いている人の表情とスタッフ同士のやり取り、そして施術を終えたスタッフの様子です。疲れきっている店は1日の件数が多すぎる可能性があります。

質問する時間はありますか。

終わったあとに聞ける時間があるかを事前に確認してください。1日の平均担当人数、直近1年の入退社、デビューまでの年数。この3つを数字で答えられるかを見てください。

行ったら応募しないといけませんか。

義務はありません。合わないと感じたらその日のうちに判断して構いません。ただし、断る場合も必ず連絡してください。

体験入店を受け付けていない店もありますか。

営業への影響を避けるため、見学のみとしている店があります。それ自体は問題ではありません。その場合は客として一度行くと、技術の水準と接客が分かります。