美容師の給料の仕組み|固定給・歩合・面貸しの計算方法と手取りの違い
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
試用期間中も労働契約は成立しています。給与・社会保険・有給の起算日の扱いと、本採用を見送られたときの相談先をまとめます。
VANNA Recruit 編集部公開:更新:
試用期間という言葉には、誤解が多くあります。「この期間はいつでも辞めさせられる」「条件が違っても仕方ない」。
どちらも正確ではありません。仕組みを知っておいてください。
入職後の一定期間を、適性を判断する期間として設けるものです。3か月とする店が多いものの、長さは店によって違います。
期間の長さは労働条件の明示に含まれるため、書面で確認してください。
試用期間中でも、雇用契約は成立しています。「お試し」ではありません。
そのため、労働時間や休憩、最低賃金の決まりは、この期間にも適用されます。
規定に定めがあれば延長される場合がありますが、無制限に延ばせるものではありません。
延長の可能性と条件が書面にあるかを確認してください。
試用期間中の給与が本採用後と違う設定になっていることがあります。「試用期間中は時給」という形もあります。
いくらか、いつから本採用の額になるかを、入る前に確認してください。読み方は給与明細の読み方にまとめています。
試用期間であっても、地域の最低賃金を下回ることはできません。月給制の場合も、労働時間で割れば時給が出ます。
自分の場合がどうかを、一度計算してみてください。
加入の条件を満たしていれば、試用期間中でも加入します。「本採用まで入れない」という説明があれば、根拠を確認してください。
仕組みは美容師の社会保険にまとめています。
年次有給休暇は、入職した日から数えます。試用期間の終了日からではありません。
付与のタイミングを確認してください。仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。
試用期間中でも、辞めさせるには相応の理由が必要とされています。通常の解雇よりは広く認められると解されていますが、自由にできるわけではありません。
理由を確認して構いません。納得できない場合は、労働基準監督署や労働局の窓口で相談できます。
出退勤の時刻、担当した業務、受けた指導の内容。試用期間中こそ、記録が必要です。
「できていない」と言われたときに、何をどれだけやったかを示せます。
試用期間中でも、辞める手続きは通常と同じです。就業規則に定められた期間の前に申し出てください。
手順は退職の進め方、進まない場合は辞めさせてもらえないときにまとめています。
条件が説明と大きく違う、あるいは体調に影響が出ている。この2つに当てはまるなら、早い判断は妥当です。
一方で、慣れないことによるつらさであれば、3か月は様子を見てください。最初の時期は誰でもつらいものです。進み方は入職から3か月の過ごし方にまとめています。
まず、労働条件通知書と実態を突き合わせてください。給与、勤務時間、休日、担当する業務。
違いがあれば、早い段階で指摘してください。時間が経つほど、言い出しにくくなります。読む場所は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。
営業前の準備や営業後の練習が労働時間に含まれていない場合、試用期間中であっても未払いです。
進め方はサービス残業と未払い賃金にまとめています。
「本採用の判断は何を見て決めますか」と聞いて構いません。基準が分かれば、そこに集中できます。
答えられない店は、基準を持っていない可能性があります。
3か月の終わりに初めて評価を聞くと、直す時間がありません。1か月の時点で「いま気になる点はありますか」と聞いてください。
早く聞けば、早く直せます。
できないことが前提なので、技術ではなく取り組み方が見られます。指示の聞き方、記録の取り方、時間の守り方。
考え方は未経験から美容業界に入るにまとめています。未経験歓迎の求人では、そこが前提です。
即戦力として見られるため、判断は早くなります。前の店のやり方を持ち込まず、まずこの店の手順を覚えてください。
考え方は経験者採用で評価されることにまとめています。
試用期間の有無と長さ、その間の条件。書かれていない求人もあります。
書かれていない場合、面接で確認してください。読み方は求人票の読み方にまとめています。
試用期間の長さ、その間の給与、本採用の判断基準、延長の可能性。
聞きにくいと感じるかもしれませんが、入ってから知るほうが困ります。試用期間に関する定めは就業規則に書かれていることもあるため、「就業規則を見せていただけますか」と聞いて構いません。
社会保険完備の求人や研修制度が充実した求人は、制度が整理されている可能性が高くなります。
ただし表記だけでは分からないため、面接で個別に確認してください。探し方は求人の探し方にまとめています。
試用期間中に辞めた場合も、職歴として書いてください。社会保険の記録から分かることがあります。
書き方は履歴書の書き方、説明のしかたは転職回数が多いときにまとめています。
設けていない店もあり、それ自体は問題ではありません。ただし、その場合でも入職直後は判断される期間だと考えてください。
試用期間と研修期間は、必ずしも同じものではありません。どちらの意味で使っているかを確認してください。
研修中の給与や、その期間の扱いが違うことがあります。
試用期間中は、評価される側の立場です。何をどれだけやったかを自分で残しておいてください。
初日に揃えるものは入職初日までに揃えるものにまとめています。
まず、自分の労働条件通知書で試用期間の長さと条件を確認してください。次に、出退勤の時刻を記録し始めます。
そのうえで、本採用の判断基準を店に聞いてください。基準が分かれば、何をすればよいかが決まります。
給与・待遇と制度の記事一覧もあわせて読めます。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
席料の形式、材料費の負担、集客の責任範囲。契約前に必ず書面で確かめたい項目を挙げます。
社会保険、収入の安定性、働く時間の自由度。3つの働き方を同じ軸で並べて比較します。
「美容師は社会保険がない」は正確ではありません。加入が分かれる理由と、手取り・将来の年金への影響を整理します。
書面のどこを、どの順で読むか。賃金・休日・試用期間・退職の項目ごとに、食い違いを入る前に見つける手順をまとめます。
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総支給額と手取りの差の中身を読み解きます。固定残業代、歩合の根拠、社会保険料、住民税の始まる時期を整理します。
給付はすぐには始まりません。加入の確認、離職票の扱い、待機と給付制限、辞める前に必要な貯金の計算を整理します。
「賞与あり」「昇給あり」は金額の約束ではありません。実績の聞き方、基本給との関係、支給日在籍の規定を整理します。
週の時間で社会保険の扱いが変わります。扶養の範囲、有給の付与、シフトの決まり方など、日数を減らして働くときの確認点を整理します。
シザー、ジェル、毛材、制服。自己負担の範囲は職種と店で変わります。年間でいくらかかるかを出して、求人を比べる方法を整理します。
薬剤によるかぶれ、道具による傷、預かり品の損害。雇用と業務委託で責任の所在が変わります。備え方と初動を整理します。
営業後の練習、開店前の準備、固定残業代の超過分。請求できるかは記録があるかで決まります。手順と相談先を整理します。
賃貸、住宅ローン、保育園の申し込み。求められる書類の種類と、揃えておくべきものを整理します。
健康保険の3つの選択肢、年金の切り替え、住民税の扱い。期限を過ぎると選べなくなるものがあります。
健康診断は事業者の義務です。「福利厚生充実」の中身が法定のものだけということもあります。見分け方を整理します。
月給を所定労働時間で割ると、下回っている場合があります。計算の手順と、算入しない手当を整理します。
業務が原因かどうかで制度が変わります。健康保険の傷病手当金、国民健康保険との違い、有給や休職の使い方を扱います。
何を書けばいいのか分からないまま出している人へ。控除証明書、転職した年の源泉徴収票、確定申告が必要になる場合を扱います。
上限、対象になる経路、非課税の限度。車やバイクの扱い、パートの日額支給、引っ越したときの届出を扱います。
最後の給与の支払日、有給の残り、返すもの、受け取る4つの書類。社会保険と住民税の切り替えまで扱います。
時間外・深夜・休日の3つの割増、固定残業代の超過分、手当が計算に含まれるかどうかを扱います。
自己負担の額、課税の扱い、退去の条件、初期費用。家賃が変わると手取りの意味も変わります。
協会けんぽ・健康保険組合・国民健康保険・国民健康保険組合。傷病手当金の有無と保険料の決まり方を扱います。
契約期間・更新の判断基準・更新上限・無期転換。契約する前に読む場所と、更新されないと告げられたときの手順を扱います。
パート・契約社員と正社員の待遇差。何が不合理と扱われるか、説明を求める権利、項目を1つに絞って聞く方法を扱います。
評価の基準の聞き方、目標の置き方、給与の伝え方、決まったことの残し方。年に数回しかない場を無駄にしないための準備を扱います。
1日8時間・週40時間の原則、36協定、時間外の上限、休憩と休日の最低線。金額ではなく時間の枠を扱います。
面貸し・業務委託には雇用の保護が及びません。そのかわり取引を適正にするための定めがあります。何を求められるかを整理します。
施術のトラブル、自分のけが、働けない期間。雇用と業務委託で誰が備えているかが変わります。確認する順序を扱います。
本採用の前に適性を判断するために設けられる期間です。長さに法律上の決まりはなく職場ごとに定めますが、美容の現場では1か月から6か月程度が多くなります。
労働契約はすでに成立しています。「まだ正式ではない」という状態ではないため、労働基準法などの保護は試用期間中も適用されます。
本採用後より低く設定されること自体は認められています。ただし、その額と期間が明示されている必要があります。あわせて最低賃金を下回っていないかも確認してください。
延長する場合、そのことが就業規則などに定められている必要があります。無条件に何度でも延ばせるものではないため、理由と根拠を確認してください。
加入の条件を満たしていれば試用期間中でも加入します。「試用期間が終わってから」という説明は、条件を満たしている場合には適切ではありません。
雇い入れの日、つまり試用期間の開始日です。本採用の日からではありません。そこから6か月続けて勤務し所定労働日の8割以上出勤すると発生します。
試用期間中は通常の解雇より広い範囲で判断が認められると解されていますが、自由に拒否できるわけではありません。客観的に合理的な理由があり、社会通念上相当と認められる必要があります。
聞いて構いません。書面での説明を求めることもできます。納得できない場合は都道府県労働局の相談窓口に無料で相談できます。
辞められます。ただし就業規則に申し出の時期が定められている場合、それに従うのが円滑です。「試用期間中だからすぐ辞めてよい」というものではありません。
初日に「どういう点を見られますか」と聞いてください。基準が分かればそこに集中できます。期間の半ばで「いま、どう見えていますか」と確認の機会を作ると、修正が間に合います。