美容師の給料の仕組み|固定給・歩合・面貸しの計算方法と手取りの違い
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
パート・契約社員と正社員の待遇差。何が不合理と扱われるか、説明を求める権利、項目を1つに絞って聞く方法を扱います。
VANNA Recruit 編集部公開:
同じ店で、同じ施術を担当している。それなのに正社員には出る手当が、自分には出ない。
パートや契約社員として働いていると、こうした場面に出会うことがあります。差があること自体が違法とは限りませんが、説明を求める仕組みは用意されています。
パートタイムや有期契約で働く人と、正社員との間に、不合理な待遇の差を設けてはならないとされています。パートタイム・有期雇用労働法に定められた考え方です。
すべての差が禁じられているわけではありません。問われるのは、その差に理由があるかどうかです。同じ仕事をしているのに説明のつかない差がある、という状態を問題にしています。
基本給、賞与、各種手当、教育訓練、福利厚生。ひとまとめの「待遇」ではなく、項目ごとに見ます。
同じ性質の手当であれば、雇用形態が違うことだけを理由に支給しない、という扱いは説明が難しくなります。
職務の内容、職務の内容や配置の変更の範囲、その他の事情。この3つに照らして、差が不合理かどうかが判断されます。
「正社員だから」「パートだから」という区分そのものは、理由になりません。名前ではなく中身で見る、という考え方です。
自分の待遇について、正社員との違いの内容と理由の説明を、事業主に求めることができます。事業主には説明する義務があります。
求めたことを理由に不利益な扱いをすることは、認められていません。聞くこと自体が守られている、という点を知っておいてください。
聞いたことで評価を下げる、シフトを減らすといった扱いは、法律上認められていません。
聞きにくく感じる場面ですが、制度として用意されている手続きです。
「この手当が私に支給されない理由を教えてください」。項目を1つに絞って聞くほうが、答えも具体的になります。
複数まとめて聞くと、「役割が違うので」という一般的な説明で終わりがちです。1つずつ確かめるほうが結果的に早く進みます。
口頭の説明だけでは、あとから確認できません。可能であれば、書面かメールで残る形にしてもらってください。
やり取りの日付も一緒に残しておいてください。あとから作れない記録なので、その日のうちに書いておくのが確実です。
通勤にかかる費用は、雇用形態によって変わるものではありません。支給されない、あるいは上限が違う場合は、理由を確認する価値があります。
扱いは交通費と通勤手当にまとめています。
パートでも有給休暇は付与されます。所定労働日数に応じて日数が決まるだけで、権利そのものは変わりません。
「パートには無い」という説明は誤りです。仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。
雇用形態の名前ではなく、週の所定労働時間や勤務日数などの条件で加入の可否が決まります。
仕組みは美容師の社会保険にまとめています。加入できる職場は社会保険完備の求人から絞り込めます。
研修や講習を正社員だけに限る扱いも、職務の内容が同じであれば説明が必要になります。
技術を身につける機会は、収入と同じくらい将来に効きます。研修制度が充実した求人の記載を確認してください。
賞与は法律上の義務ではありません。ただし正社員にだけ支給しているのであれば、その理由が問われます。
賞与の見方は賞与と昇給の仕組みにまとめています。
「精勤手当」「皆勤手当」「食事手当」。名前が同じでも、支給の目的は職場によって違います。逆に名前が違っても、同じ目的の手当であれば同じ性質のものとして見られます。
自分に支給されない手当があるなら、その手当が何のために出ているのかを聞いてください。
退職金、慶弔休暇、慶弔見舞金。こうした制度を正社員だけに限る扱いも、職務の内容によっては説明が必要になります。
退職後の備えは美容師の退職金と将来の備えにまとめています。
美容の現場では、雇用形態が違っても同じ施術を担当していることがよくあります。担当する業務が同じなら、差の説明はより難しくなります。
自分が何を担当しているかを、開店から閉店までの流れに沿って書き出しておいてください。説明を求めるときの土台になります。
売上の管理、スタッフの指導、発注、クレームの一次対応。正社員がこれらを担っているなら、職務の内容に差があると説明されることがあります。
その説明が実態に合っているかどうかは、自分がいちばんよく分かっています。実際には自分も同じ業務を担っているなら、その事実を伝えてください。
配置の変更の範囲は、差の理由として挙げられる要素のひとつです。店舗異動がある正社員と、1店舗で働くパートでは、扱いが変わることがあります。
異動の考え方は社内での異動と配置換えにまとめています。
事業主の説明を受けても納得できない場合、都道府県労働局の窓口へ相談できます。費用はかかりません。
窓口の使い分けは労働相談の窓口をどう使うかにまとめています。
労働局には、当事者の間に入って解決を図る仕組みがあります。裁判より短い期間で終わることが多く、負担も軽くなります。
利用できるかどうかは、窓口で相談してください。相手が応じなければ成立しない手続きなので、そこも含めて説明を受けてください。
差があるかどうかより、いまの職場で続けられるかどうかが先です。差の説明に納得できても、条件が生活に合わなければ意味がありません。
整理は辞めるか続けるかにまとめています。
入ってから聞くより、入る前に聞くほうが早く終わります。「正社員との待遇の違いはどこにありますか」は、面接で聞いてよい質問です。
聞き方は面接で自分から聞く質問にまとめています。
差を解消する道として、登用の制度がある職場もあります。制度の有無ではなく、直近2年の実績を数で聞いてください。
契約の扱いは契約社員として働くにまとめています。
対象となる待遇の範囲も、説明義務の内容も、改正で変わります。この記事は考え方を示すものです。
自分の場合は、就業規則と労働条件通知書、そして労働局の窓口で確認してください。
まず、自分が担当している業務を書き出してください。次に、正社員との差が気になる待遇を1つに絞ります。
そのうえで、その項目について理由の説明を求めてください。項目を絞るだけで、返ってくる答えが変わります。
アルバイト・パートの求人や契約社員の求人から、条件を比べられます。給与・待遇と制度の記事一覧もあわせて読めます。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
席料の形式、材料費の負担、集客の責任範囲。契約前に必ず書面で確かめたい項目を挙げます。
社会保険、収入の安定性、働く時間の自由度。3つの働き方を同じ軸で並べて比較します。
「美容師は社会保険がない」は正確ではありません。加入が分かれる理由と、手取り・将来の年金への影響を整理します。
書面のどこを、どの順で読むか。賃金・休日・試用期間・退職の項目ごとに、食い違いを入る前に見つける手順をまとめます。
発生の条件、アルバイトへの付与、年5日の取得義務、退職時の扱い。制度と、実際に取るための伝え方を整理します。
試用期間中も労働契約は成立しています。給与・社会保険・有給の起算日の扱いと、本採用を見送られたときの相談先をまとめます。
産前産後休業と育児休業の前提、給付と保険料免除の仕組み、そして実績のある職場を選ぶ意味を整理します。
開業届、確定申告、経費、国民健康保険と国民年金。雇用されている状態から移るときに、自分の担当になる手続きを整理します。
年金の2つの層、退職金制度の有無、個人で積み立てる方法。働けなくなったときの備えまで含めて整理します。
総支給額と手取りの差の中身を読み解きます。固定残業代、歩合の根拠、社会保険料、住民税の始まる時期を整理します。
給付はすぐには始まりません。加入の確認、離職票の扱い、待機と給付制限、辞める前に必要な貯金の計算を整理します。
「賞与あり」「昇給あり」は金額の約束ではありません。実績の聞き方、基本給との関係、支給日在籍の規定を整理します。
週の時間で社会保険の扱いが変わります。扶養の範囲、有給の付与、シフトの決まり方など、日数を減らして働くときの確認点を整理します。
シザー、ジェル、毛材、制服。自己負担の範囲は職種と店で変わります。年間でいくらかかるかを出して、求人を比べる方法を整理します。
薬剤によるかぶれ、道具による傷、預かり品の損害。雇用と業務委託で責任の所在が変わります。備え方と初動を整理します。
営業後の練習、開店前の準備、固定残業代の超過分。請求できるかは記録があるかで決まります。手順と相談先を整理します。
賃貸、住宅ローン、保育園の申し込み。求められる書類の種類と、揃えておくべきものを整理します。
健康保険の3つの選択肢、年金の切り替え、住民税の扱い。期限を過ぎると選べなくなるものがあります。
健康診断は事業者の義務です。「福利厚生充実」の中身が法定のものだけということもあります。見分け方を整理します。
月給を所定労働時間で割ると、下回っている場合があります。計算の手順と、算入しない手当を整理します。
業務が原因かどうかで制度が変わります。健康保険の傷病手当金、国民健康保険との違い、有給や休職の使い方を扱います。
何を書けばいいのか分からないまま出している人へ。控除証明書、転職した年の源泉徴収票、確定申告が必要になる場合を扱います。
上限、対象になる経路、非課税の限度。車やバイクの扱い、パートの日額支給、引っ越したときの届出を扱います。
最後の給与の支払日、有給の残り、返すもの、受け取る4つの書類。社会保険と住民税の切り替えまで扱います。
時間外・深夜・休日の3つの割増、固定残業代の超過分、手当が計算に含まれるかどうかを扱います。
自己負担の額、課税の扱い、退去の条件、初期費用。家賃が変わると手取りの意味も変わります。
協会けんぽ・健康保険組合・国民健康保険・国民健康保険組合。傷病手当金の有無と保険料の決まり方を扱います。
契約期間・更新の判断基準・更新上限・無期転換。契約する前に読む場所と、更新されないと告げられたときの手順を扱います。
評価の基準の聞き方、目標の置き方、給与の伝え方、決まったことの残し方。年に数回しかない場を無駄にしないための準備を扱います。
1日8時間・週40時間の原則、36協定、時間外の上限、休憩と休日の最低線。金額ではなく時間の枠を扱います。
面貸し・業務委託には雇用の保護が及びません。そのかわり取引を適正にするための定めがあります。何を求められるかを整理します。
施術のトラブル、自分のけが、働けない期間。雇用と業務委託で誰が備えているかが変わります。確認する順序を扱います。
差があること自体が違法とは限りません。問われるのは、その差に理由があるかどうかです。職務の内容、職務の内容や配置の変更の範囲、その他の事情に照らして判断されます。
求めることができます。事業主には説明する義務があり、求めたことを理由に不利益な扱いをすることは認められていません。
「この手当が私に支給されない理由を教えてください」と、項目を1つに絞って聞いてください。まとめて聞くと一般的な説明で終わりがちです。
誤りです。パートでも有給休暇は付与されます。所定労働日数に応じて日数が決まるだけで、権利そのものは変わりません。
通勤にかかる費用は雇用形態によって変わるものではありません。支給されない、あるいは上限が違う場合は、理由を確認する価値があります。
都道府県労働局の窓口へ相談できます。費用はかかりません。当事者の間に入って解決を図る助言・指導やあっせんの仕組みもあります。
聞いて構いません。「正社員との待遇の違いはどこにありますか」は、入る前に確認しておくほうが早く終わります。