美容師の給料の仕組み|固定給・歩合・面貸しの計算方法と手取りの違い
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
時間外・深夜・休日の3つの割増、固定残業代の超過分、手当が計算に含まれるかどうかを扱います。
VANNA Recruit 編集部公開:更新:
残業代が出ているのかどうか、明細を見ても分からない。そういう人が多くいます。
明細の読み方は給与明細の読み方にまとめており、ここでは割増賃金と手当の仕組みだけを扱います。
法定の労働時間を超えて働いた分には、通常の賃金に割増を加えて支払うことが定められています。「サービス残業」という扱いは、制度としてありません。
割増の率は法律で定められています。深夜や休日には、さらに別の率が定められています。金額ではなく時間の枠(1日8時間・週40時間・休憩・休日)は働かせてよい時間の枠にまとめています。
時間外、深夜、休日。それぞれ別の割増です。重なった場合は、合算して計算されます。
夜遅くまで営業する店では、深夜の割増が関わる場合があります。
深夜として扱われる時間帯は法律で定められています。終業がその時刻を超える店では、確認してください。
営業時間が長い業態ほど、ここが効いてきます。実態は美容師の労働時間と休日の実態にまとめています。
一定の時間分の残業代を、あらかじめ月給に含める方式です。「月給28万円(固定残業代4万円・30時間分を含む)」という書き方になります。
この場合、基本給は24万円です。30時間の残業をして28万円になります。
固定残業代の対象時間を超えた分は、追加で支払う必要があります。「もう残業代は入っているから」という説明は、超過分については成り立ちません。
読み分け方は求人票の読み方にまとめています。
固定残業代を採用する場合、基本給の額、固定残業代の額と何時間分か、超えた場合は追加で支払う旨。この3点を明示することが求められています。
求人票にこの3点が揃っていない場合、面接で確認してください。
固定残業代の分だけ、基本給は低くなります。昇給や賞与は基本給を基準に計算されることが多いため、長い目では差が出ます。
同じ月給でも、内訳で価値が変わります。
開店前の掃除や準備、閉店後の片付け。これらが労働時間として扱われているかを確認してください。
指揮命令のもとで行う作業は、労働時間として扱われるのが原則です。1日の流れはサロンの1日の流れにまとめています。
営業後の練習が事実上必須であれば、労働時間にあたる可能性があります。名称が「自主練習」でも、実態で判断されます。
判断の仕方は営業後の練習と勉強会にまとめています。
役職手当、技術手当、指名手当、皆勤手当、住宅手当。店によって設けられているものが違います。
何がいくらかを、明細で確認してください。
割増賃金を計算する基礎には、含めるものと含めないものがあります。家族手当や通勤手当など、一定のものは除外される扱いが定められています。
自分の明細でどう扱われているかを確認してください。
休むと減る設計になっている場合があります。有給を取ったことを理由に減らす運用は、問題になり得ます。
仕組みは有給休暇の取り方にまとめています。
通勤手当には、税金がかからない範囲が定められています。上限を超えた分は自己負担です。
読み方は交通費と通勤手当にまとめています。
出勤と退勤の時刻を、自分でも記録してください。店の記録と食い違うことがあります。
後から請求する場面になったとき、この記録が材料になります。
働いた分の賃金が支払われていない場合、請求できます。時効の期間が定められています。
手順は給与が支払われないときにまとめています。労働基準監督署で相談できます。
役職が付いていても、それだけで割増の対象から外れるわけではありません。実態で判断されます。
店長になったときは、この点を確認してください。仕事の中身は店長・マネージャーへの道にまとめています。
雇用されていない働き方では、労働基準法の割増賃金の定めは原則として適用されません。何時間働いても、報酬は契約で決まります。
比較は雇用形態の比較にまとめています。
契約が業務委託でも、出勤時刻が決められている、仕事の進め方に指示があるといった要素がある場合、労働者として扱われることがあります。
労働局に相談できます。確認の観点は面貸し・シェアサロンで働くにまとめています。
所定の時間を超えた分の扱いを確認してください。契約した時間と、実際に働いた時間が違う場合があります。
考え方はパート・アルバイトで働くときにまとめています。
残業ほぼなしの求人の記載があっても、実際の退勤時刻は面接で聞いてください。表記と運用が一致しているとは限りません。
完全週休二日制の求人とあわせて、拘束時間の全体を見てください。
始業と終業の時刻、休憩時間、割増賃金の計算方法。労働条件を明示した書面に記載されます。
読む場所は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。
シフト制であっても、法定の労働時間を超えれば割増の対象です。「シフトだから残業代は出ない」という説明は成り立ちません。
希望の出し方はシフトの希望をどう伝えるかにまとめています。
期間内で労働時間を調整する制度を採用している店があります。この場合、割増の計算方法が変わります。
採用しているかどうかを、労働条件を明示した書面で確認してください。
割増の率、対象、除外の扱い。いずれも変わることがあります。この記事は考え方を示すものです。
自分の場合は、厚生労働省の案内か労働基準監督署で確認してください。
まず、直近1か月の出勤と退勤の時刻を書き出してください。次に、明細の残業代の欄と照らします。
そのうえで、固定残業代が含まれているか、何時間分かを確認してください。ここが分かると、実際の時給が出ます。
給与・待遇と制度の記事一覧もあわせて読めます。
条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。
同じ「月給30万円」でも中身は大きく違います。固定給・歩合給・面貸しの計算のしかたと、手取りへの影響を比べます。
席料の形式、材料費の負担、集客の責任範囲。契約前に必ず書面で確かめたい項目を挙げます。
社会保険、収入の安定性、働く時間の自由度。3つの働き方を同じ軸で並べて比較します。
「美容師は社会保険がない」は正確ではありません。加入が分かれる理由と、手取り・将来の年金への影響を整理します。
書面のどこを、どの順で読むか。賃金・休日・試用期間・退職の項目ごとに、食い違いを入る前に見つける手順をまとめます。
発生の条件、アルバイトへの付与、年5日の取得義務、退職時の扱い。制度と、実際に取るための伝え方を整理します。
試用期間中も労働契約は成立しています。給与・社会保険・有給の起算日の扱いと、本採用を見送られたときの相談先をまとめます。
産前産後休業と育児休業の前提、給付と保険料免除の仕組み、そして実績のある職場を選ぶ意味を整理します。
開業届、確定申告、経費、国民健康保険と国民年金。雇用されている状態から移るときに、自分の担当になる手続きを整理します。
年金の2つの層、退職金制度の有無、個人で積み立てる方法。働けなくなったときの備えまで含めて整理します。
総支給額と手取りの差の中身を読み解きます。固定残業代、歩合の根拠、社会保険料、住民税の始まる時期を整理します。
給付はすぐには始まりません。加入の確認、離職票の扱い、待機と給付制限、辞める前に必要な貯金の計算を整理します。
「賞与あり」「昇給あり」は金額の約束ではありません。実績の聞き方、基本給との関係、支給日在籍の規定を整理します。
週の時間で社会保険の扱いが変わります。扶養の範囲、有給の付与、シフトの決まり方など、日数を減らして働くときの確認点を整理します。
シザー、ジェル、毛材、制服。自己負担の範囲は職種と店で変わります。年間でいくらかかるかを出して、求人を比べる方法を整理します。
薬剤によるかぶれ、道具による傷、預かり品の損害。雇用と業務委託で責任の所在が変わります。備え方と初動を整理します。
営業後の練習、開店前の準備、固定残業代の超過分。請求できるかは記録があるかで決まります。手順と相談先を整理します。
賃貸、住宅ローン、保育園の申し込み。求められる書類の種類と、揃えておくべきものを整理します。
健康保険の3つの選択肢、年金の切り替え、住民税の扱い。期限を過ぎると選べなくなるものがあります。
健康診断は事業者の義務です。「福利厚生充実」の中身が法定のものだけということもあります。見分け方を整理します。
月給を所定労働時間で割ると、下回っている場合があります。計算の手順と、算入しない手当を整理します。
業務が原因かどうかで制度が変わります。健康保険の傷病手当金、国民健康保険との違い、有給や休職の使い方を扱います。
何を書けばいいのか分からないまま出している人へ。控除証明書、転職した年の源泉徴収票、確定申告が必要になる場合を扱います。
上限、対象になる経路、非課税の限度。車やバイクの扱い、パートの日額支給、引っ越したときの届出を扱います。
最後の給与の支払日、有給の残り、返すもの、受け取る4つの書類。社会保険と住民税の切り替えまで扱います。
自己負担の額、課税の扱い、退去の条件、初期費用。家賃が変わると手取りの意味も変わります。
協会けんぽ・健康保険組合・国民健康保険・国民健康保険組合。傷病手当金の有無と保険料の決まり方を扱います。
契約期間・更新の判断基準・更新上限・無期転換。契約する前に読む場所と、更新されないと告げられたときの手順を扱います。
パート・契約社員と正社員の待遇差。何が不合理と扱われるか、説明を求める権利、項目を1つに絞って聞く方法を扱います。
評価の基準の聞き方、目標の置き方、給与の伝え方、決まったことの残し方。年に数回しかない場を無駄にしないための準備を扱います。
1日8時間・週40時間の原則、36協定、時間外の上限、休憩と休日の最低線。金額ではなく時間の枠を扱います。
面貸し・業務委託には雇用の保護が及びません。そのかわり取引を適正にするための定めがあります。何を求められるかを整理します。
施術のトラブル、自分のけが、働けない期間。雇用と業務委託で誰が備えているかが変わります。確認する順序を扱います。
法定の労働時間を超えて働いた分には、通常の賃金に割増を加えて支払うことが定められています。時間外、深夜、休日でそれぞれ別の割増があり、重なった場合は合算されます。
「月給28万円(固定残業代4万円・30時間分を含む)」なら基本給は24万円です。30時間を超えた分は、追加で支払う必要があります。
基本給の額、固定残業代の額と何時間分か、超えた場合は追加で支払う旨。この3点の明示が求められています。揃っていない場合は面接で確認してください。
指揮命令のもとで行う作業は、労働時間として扱われるのが原則です。開店前の掃除や閉店後の片付けが含まれているかを確認してください。
営業後の練習が事実上必須であれば、労働時間にあたる可能性があります。名称が「自主練習」でも、実態で判断されます。
計算の基礎には含めるものと含めないものがあります。家族手当や通勤手当など、一定のものは除外される扱いが定められています。
有給を取ったことを理由に減らす運用は、問題になり得ます。有給の取得を理由とする不利益な取り扱いは認められていません。
役職が付いていても、それだけで割増の対象から外れるわけではありません。実態で判断されます。
雇用されていない働き方では、割増賃金の定めは原則として適用されません。ただし実態が雇用に近ければ、労働者として扱われることがあります。