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給与・待遇と制度

評価面談で何を話すか|記憶ではなく記録で話し合う

評価の基準の聞き方、目標の置き方、給与の伝え方、決まったことの残し方。年に数回しかない場を無駄にしないための準備を扱います。

VANNA Recruit 編集部公開:

この記事で分かること

  • 記憶で話すと、記録を持っている側の話が通る。月ごとに数字を残す
  • 目標は数と期限で置く。自分の努力だけで動かせるものにする
  • 決まったことはその日のうちに、日付とセットでメモする

評価面談、査定面談、目標設定の面談。呼び方は違っても、給与と役割を決める場であることは同じです。

準備せずに臨むと、相手の記憶だけで話が進みます。何を持っていくかで結果が変わります。

面談が無い店もある

制度として面談を設けていないサロンもあります。その場合、給与の見直しは店長の判断だけで決まります。

面談があるかどうかは、入店前に聞いてよい項目です。仕組みは賞与と昇給の仕組みにまとめています。

何のための場かを確認する

昇給を決める場なのか、目標を確認する場なのか、困りごとを聞く場なのか。目的が違えば、持っていくものも変わります。

「今回の面談は何を決める場ですか」と先に聞いておいてください。目的が分かれば、持っていく資料も絞れます。

記憶で話し合わない

半年前に何をしたかは、双方とも覚えていません。記録を持っている側の話が通ります。

月ごとに数字を残しておくことが、最も効く準備です。手帳でもスマートフォンのメモでも、形式は問いません。

何を記録するか

担当した人数、指名の数と割合、客単価、物販の実績、再来の率。自分の職種で数えられるものを3つ決めてください。

読み方はサロンの数字の見方にまとめています。

数字にならない働きも書く

新人の指導、在庫の管理、SNSの更新、クレームの一次対応。数字に出ないが誰かがやっている仕事です。

面談は、こうした仕事を可視化できる数少ない場です。誰かが見ていてくれる前提で待たず、自分から挙げてください。

評価の基準を聞く

何を満たせば次の等級になるか、何が評価されているか。基準が言葉で示されるかどうかで、その店の設計が分かります。

「頑張り次第」としか返ってこない場合、物差しが用意されていない可能性があります。

基準が無いときの聞き方

「直近で昇給した方は、何ができるようになった時点でしたか」。実例を聞くほうが、基準の説明より正確です。

質問の作り方は面接で自分から聞く質問にまとめています。

目標は数で置く

「もっと頑張る」は目標になりません。指名を月5人増やす、客単価を500円上げる。数と期限をセットにしてください。

達成の判定ができない目標は、次の面談でも同じ話を繰り返すことになります。判定できる形にするだけで、話が前に進みます。

自分で決められる目標にする

来店数のように、自分の努力だけでは動かないものを目標に置かないでください。

再来の案内を毎回行う、カルテを当日中に書く。行動で置くほうが、続きます。結果は行動の後からついてきます。

面談の前に時間をもらう

営業の合間に立ち話で済まされると、準備した資料を出す間がありません。「30分いただけますか」と先に伝えてください。

時間を取ってもらえない場合、その店では面談が形だけになっている可能性があります。

一方的に聞くだけの場にしない

評価を告げられて終わる形になりがちですが、こちらから話してよい場です。実績、困っていること、次にやりたいこと。

黙っていると、次の1年も同じ扱いが続きます。

給与の話は数字で出す

いくら上げてほしいかを、根拠とともに伝えてください。実績の数字と、担当している範囲がその根拠になります。

伝え方は給与の交渉をするときにまとめています。

相場を知っておく

自分の水準が業界のどのあたりかを知らずに交渉すると、話がかみ合いません。

求人票の給与欄を10件見るだけでも、目安はつかめます。同じ地域・同じ職種で揃えて見るのがこつです。読み方は求人票の給与欄の読み方にまとめています。

上がらない理由を聞く

据え置きになった場合、その理由を聞いてください。「業績が厳しい」なのか「基準に届いていない」なのかで、次にやることが変わります。

理由が説明されない職場では、来年も同じ結果になります。理由を聞くことは、次の1年の設計をすることでもあります。

決まったことを書き留める

面談で合意した内容は、その日のうちにメモしてください。日付、相手、決まったこと。

半年後に「そんな話はしていない」となったとき、記録がある側が強くなります。あとから作れない記録です。

条件の変更は書面で

役職や給与が変わるなら、書面で受け取ってください。口頭の約束だけでは確認できません。

読む場所は雇用契約書と労働条件通知書の確認にまとめています。

不満をぶつける場にしない

面談は交渉の場であって、感情を出す場ではありません。事実と数字で話すほうが、通ります。

職場の関係そのものが苦しい場合は、別の対処が要ります。整理は職場の人間関係にまとめています。

待遇差について聞ける

雇用形態が違うことによる待遇の差については、その内容と理由の説明を求めることができます。

考え方は正社員との待遇の差にまとめています。

働き方の相談もこの場でできる

シフトを減らしたい、通院の時間を確保したい、担当する件数を調整したい。年に数回しかない、まとまって話せる機会です。

体調に関わる相談は持病や障害がありながら働くにまとめています。

次の段階を確認する

いまの立場の次に何があるか。店長候補なのか、教育担当なのか、専門を深める道なのか。

進み方は店長になるまでの道のり専門を作るという選択にまとめています。

歩合中心の店では意味が違う

売上に対する割合で給与が決まる店では、面談で決めるのは歩合の率と、その率が上がる条件です。基本給の額ではありません。

率の見方は美容師の給料の仕組みにまとめています。

面談の記録は転職でも使える

数字と実績を残しておくと、職務経歴書がそのまま書けます。年数ではなく件数で示せる材料になります。

書き方は美容業界の履歴書・職務経歴書の書き方にまとめています。

3回続けて変わらなければ

基準を満たしても給与が動かない、理由も示されない。それが3回続くなら、その店では上がらないという情報です。

判断は辞めるか続けるかにまとめています。昇給ありの求人賞与ありの求人と比べてみてください。

今日からできること

まず、先月の担当人数と指名の数を数えてください。数えていなければ、今月から数え始めます。

そのうえで、次の面談で聞くことを3つ書き出してください。評価の基準、上がる条件、次の段階。この3つで足ります。

給与・待遇と制度の記事一覧もあわせて読めます。

条件を確かめながら、実際の求人を見てみましょう。

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よくある質問

何を持っていけばよいですか。

担当した人数、指名の数と割合、客単価、物販の実績、再来の率。自分の職種で数えられるものを3つ決めて、月ごとに記録しておいてください。

数字に出ない仕事はどう扱いますか。

新人の指導、在庫の管理、SNSの更新、クレームの一次対応。面談は、こうした仕事を可視化できる数少ない場です。自分から挙げてください。

評価の基準が示されません。

「直近で昇給した方は、何ができるようになった時点でしたか」と実例を聞いてください。「頑張り次第」としか返ってこない場合、物差しが用意されていない可能性があります。

目標はどう決めればよいですか。

数と期限をセットにしてください。また、来店数のように自分の努力だけでは動かないものではなく、再来の案内を毎回行うといった行動で置くほうが続きます。

給与の話をしてもよいですか。

いくら上げてほしいかを、実績の数字と担当している範囲を根拠に伝えてください。感情ではなく事実と数字で話すほうが通ります。

据え置きになりました。

理由を聞いてください。「業績が厳しい」なのか「基準に届いていない」なのかで、次にやることが変わります。理由が説明されない職場では、来年も同じ結果になります。

決まったことはどう残しますか。

その日のうちに、日付・相手・決まったことをメモしてください。役職や給与が変わるなら、書面で受け取ってください。